100年に1度の豪雨直後に「キュランダスカイレール」乗車&世界最古の熱帯雨林や「バロン滝」見学。【オーストラリア🇦🇺旅行#6】

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グレートバリアリーフでの素晴らしい景色を見た後は、再びUberタクシーを利用してケアンズのもう一つの世界遺産である「キュランダ村(Kuranda)」に移動することにした。

1988年に世界遺産「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」に登録されており、その登録範囲の中にある「バロン渓谷国立公園」の熱帯雨林の上を結ぶ「キュランダスカイレール(Skyrail Rainforest Cableway)」でキュランダ村まで移動することになっている。

ケアンズ観光の際には、スカイレールと同様にケアンズとキュランダ村とを結ぶ「キュランダ高原列車(Kuranda Scenic Railway)」が有名であるが、直前に100年に1度の豪雨が発生しており、キュランダ高原列車は残念ながら運休となってしまっていた。

キュランダ高原列車はテレビ朝日の番組である「世界の車窓から」のオープニングに使われているので、これを目当てにケアンズを訪れる日本人も多いのではないかと思う。

ケアンズ〜キュランダを結ぶ「キュランダスカイレール」に乗車

ケアンズ側の始発駅「スミスフィールド駅」より出発

ケアンズ国際空港内のセスナ機の離発着事務所からキュランダスカイレールのケアンズ側の始発駅である「スミスフィールド駅(Smithfield Terminal)」まではUberタクシーで10分ほどで移動することができた。

スミスフィールド駅からはロープウェイであるキュランダスカイレールに乗車して、キュランダ村まで移送をしていく。

途中には、レッドピーク駅バロンフォールズ駅があり、途中下車をすることでさまざまな景色が観れると事前に地球の歩き方で予習をしていたので、もちろん私も降車して景色を見てくる予定である。

Uberタクシーでスミスフィールド駅の正面に降ろしてもらい、駅の構内へと入っていく。

事前予約もできるようだが、私は予約をしていなかったので当日にチケットを購入した。

アプリをダウンロードすれば、英語に限らず日本語や中国語などでも解説が聞けるようなので、どうしても解説が聞きたいという方はダウンロードして聞いてみるのも良いかもしれない。

キュランダスカイレールのチケットは当日でも無事に購入できたわけだが、驚くべきはその値段で大人1人当たり往復で107AUD(日本円換算で約10,000円、2025年3月の換算レート)である。

スカイレールは全長7.5km、片道所要時間45分と開業当初は世界最長のロープウェイだったわけだが、それにしても往復1万円とはかなり強気の値段設定なのではないだろうか。

そうは言ってもせっかくキュランダ観光をするためにオーストラリアに来ているわけであるので、払わずに乗らないという選択肢は取ることができず、乗車することにした。

そもそも価格が高い上に、円安という二重負担を強いられておりかなり損した気分にもなった。

高額な料金を払ってまでスカイレールに乗車する訳だがら、満足いくまで観光を楽しもうと思う。

正午過ぎの入場ということもあってか、スカイレールの行列はできておらず、スムーズに係員に案内されて乗車することができた。

熱帯雨林の緑色をモチーフにしているのか、スタッフのシャツも緑色に統一されている。

私が乗車するのは普通のゴンドラなのだが、10台に1台はゴンドラの床がガラス張りになったダイヤモンドビューゴンドラというものがあるようで、34AUD(日本円換算で3,100円、2025年3月の換算レート)を追加すれば乗車できるという。

そもそもの料金が高いので、わざわざ料金を追加してガラス張りのゴンドラに乗ろうという気にはならなかった。

スミスフィールド駅〜レッドピーク駅まで移動

スミスフィールド駅から最初の停車駅である「レッドピーク駅(Red Peak Station)」はおよそ15分で到着する。

外は30℃越えの真夏であるが、ゴンドラに乗車している窓から風も入り体感としてはそこまで暑くなかった。

真っ青な青空と生い茂る木々のコントラストがまるで絵画のような光景である。

先ほどまでいたスミスフィールド駅の方向を見てみると、ケアンズの田園風景とその先には珊瑚海に面するトリニティ湾が見えている。

ずっと先まで行けば、グレートバリアリーフも見えてくるのではないだろうか。

まだまだ上まで上がっていく訳だが、現時点でもほぼ快晴の青空を見ることができたことには感謝をしたい。

ゴンドラには相席になることもなく、貸切状態で乗車することができている。

しばらくすると標高が上がり、南太平洋の海が見えてきた。

まだグレートバリアリーフまでは見えてこないが、私が見ている方向には午前中にセスナ機で遊覧飛行をしたグリーン島なども見ることができるそうなのだ。

この辺りの田園風景を見ていると、なんとなく心が落ち着いた気持ちになる。

そして、今私がオーストラリアという異国に来ていることを一瞬忘れさせてくれる。

ゆったりとしているとあっという間に最初の停車駅であるレッドピーク駅に到着した。

最初の降車駅「レッドピーク駅」

各駅での見所を散策するために、各駅降車と決めている私だが、「レッドピーク駅」へと到着した。

レッドピーク駅で降車しない場合でも、キュランダ方面に向かう場合には乗り換えのために一度降車をする必要があるので注意をする必要があるが、スタッフが誘導してくれるので特に問題はない。

レッドピーク駅には熱帯雨林のボードウォーク(遊歩道)があるので、散策してみることにした。

世界最古の熱帯雨林で世界遺産にも登録されているエリアでもあり、木々がうっそうと生い茂っている。

ボードウォークが整備されているので、それに沿って歩いていけば再びレッドピーク駅に戻るため、特段迷うことはないので心配の必要はない。

大自然に触れながら一周10分程度のウォーキングが楽しめるようになっている。

木々が力強く生えている姿からは不思議とパワーを感じることができるのではないだろうか。

せっかくなので私が歩いている姿の写真も撮影してもらった。

少し先に歩いていくと、熱帯雨林の絶景を望めるちょっとした展望台に到着する。

実はレッドピーク駅がキュランダ観光で訪れるエリアの中で545mと最も標高が高い場所となっている。

地平線の先まで続く山々に広大な大自然のパワーを感じることができる。

天気も良く、最高のウォーキング日和だったのではないだろうか。

観光客で混雑も特にしておらず、ゆっくりと観光することができた。

ボードウォークを10分ほどで回り終えると、再びレッドピーク駅へと戻ってくる。

キュランダ方面と書かれた看板に従い、再びスカイレールに乗車して次の駅へと向かう。

レッドピーク駅〜バロンフォールズ駅まで移動

レッドピーク駅から2つ目の停車駅である「バロンフォールズ駅(Barron Falls Station)」まではおよそ20分程度で移動することができる。

熱帯雨林のユーカリの木々が生い茂る上空を颯爽とスカイレールで走り抜けていく。

あたり一面を覆い尽くす熱帯雨林の景色が本当に素晴らしい。

世界中に数多くあるロープウェイの中でも世界遺産の熱帯雨林の上を走り抜けるのは世界でもこのエリアだけの光景だという。

スカイレールの乗車時間が長くて、景色を見ながら休憩もできるのでちょうど良かった。

この辺りの区間が支柱の高さが75mと最も高いエリアなのだという。

実際には木々が生い茂っており、75mという高さほどに恐怖は感じない。

バロンフォールズ駅が近づくと、進行方向左手にバロン滝(Baron Falls)」が見えてきた。

この日は2023年12月29日だったわけだが、1週間半ほど前の12月18日にサイクロンによる100年に1度とも言われる大洪水が発生しており、川の水はかなり濁っていた。

当時の状況については、引用記事にも掲載されているのでぜひ読んでみてください。引用:ケアンズで100年ぶりの大洪水 NICHIGO PRESS

当時のニュースは日本でも報じられているほどの被害があり、私のオーストラリア旅行の旅程もやむをえず変更をすることになったのだ。

洪水の影響もあってなのか、かなり迫力のあるバロン滝の様子を望むことができた。

茶色く濁った濁流が流れ落ちる様子は日本では洪水の時を除いてはほとんど見ることができない景色なのではないだろうか。

2つ目の停車駅「バロンフォールズ駅」で降車

ゴンドラ内からも見えていたバロン滝であるが、スカイレールの2つ目の停車駅である「バロンフォールズ駅」を降車して展望台から見学することができるようになっている。

ガラス張りの展望台で下が透けていて怖いのだが、オーストラリアでも落差2位の265mを誇るバロン滝の様子を間近で見ることができるようになっている。

滝の真横に近い位置なので、時期によってはこの展望台まで水しぶきが飛ぶのだという。

幸運なことにバロン滝が流れ落ちたところには、七色に光る虹を見ることができた。

滝の流れ落ちる轟音があたり一面に響き渡っており、自然の力強さをより一層感じることができる。

滝から流れ落ちる水の水圧で削られたのだろうか、切り立った岩が滝の中央部にある。

展望台からはカメラを落とさないように細心の注意を払いながら絶景を撮影し続けた。

濁流が流れる様子はまさに私の人生では見たことがない未知の体験という感じであった。

バロンフォールズ駅から徒歩で行ける展望台は他にもあり、駅から徒歩10分ほどで到着する展望台では先ほどの展望台とまた違った景色を望むことができる。

水流が二つに分かれながら、ものすごい水量の水が轟音を立てながら流れ落ちている。

バロンフォールズ駅に併設されている「熱帯雨林センター」を訪問

展望台から再びバロンフォールズ駅に戻る途中に見えてくるのが、駅併設の「熱帯雨林センター(CSIRO Rainforest Interpretation Centre)」である。

オーストラリアの科学研究組織「連邦科学技術機構(CSIRO)」が開発に携わっており、名前の冒頭にはCSIROという文字が入っているという。

熱帯雨林に関する様々な情報や歴史などを写真付きの解説ボードやインターネットを利用しながら学べる環境が整っている。

英語表記だけではなく、日本人観光客が多いと見えて、日本語での表記もあるので解説を理解しやすく大変助かった。

熱帯雨林を守る活動の一環として、スカイレール熱帯雨林記念財団が熱帯雨林に関する研究や教育の支援をしているようだ。

熱帯雨林についての知識はほとんど無かったものの、熱帯雨林センターを訪問して、歴史や現在の状況を学ぶことで知識が深まったことは間違いない。

バロンフォールズ駅〜キュランダ駅まで移動

スカイレールの終着駅である「キュランダ駅(Kuranda Terminal)」まではバロンフォールズ駅からはおよそ10分程度で到着する。

キュランダ駅への移動の最中にはゴンドラからバロン滝の上流にあたるバロン川の上空からの眺めを見ることができる。

私のこれまでの経験で言えば、東南アジアのベトナムで見たような茶色く濁った川が流れる光景を目の当たりにした。

バロン川には野生のワニがいるようなのだが、写真で見渡す限りでは見つけられなかった。

スカイレールの終着駅「キュランダ駅」に到着

各駅下車をしながらだったので1時間30分ほど経ってしまったが、ようやくスカイレールの終着駅「キュランダ駅」に到着した。

到着時には途中の写真撮影スポットで撮影をした写真がテレビ画面に映し出されており、有償にはなるもののお願いすれば1分ほどでプリントアウトをしてくれるそうなのだ。

ドローンの目線での撮影となるので、記念写真にはなるが、写真の購入は見送ることにした。

私が乗車した一つ後ろのゴンドラには誰も乗っていなかったが、無人でも記念撮影がされていた。

ここからはキュランダの街の中を散歩していくことになるので、次編で紹介したいと思います。

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