「SOHOエリア」周辺のアートデザインの拠点「PMQ」と歴史遺産を活用した施設「大館」観光。【香港🇭🇰旅行#16】

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香港島上環エリアにある香港最古の道教寺院「文武廟(Man Mo Temple)」の観光の後は徒歩で移動して、上環と中環の狭間に当たるエリアである「SOHO(ソーホーエリア」周辺を観光することにした。

SOHOエリア世界のグルメスポットとして有名だが、近年は最新のスポットも誕生しているので注目されているエリアでもある。

今回はSOHOエリア周辺の注目観光スポットアートが施されたストリートアートの中心地をメインに観光をしてきたので、その様子を旅行記として紹介したい。

香港で話題の新スポット「PMQ(元創方)」を観光

香港最古の道教寺院「文武廟(Man Mo Temple)」を出発して向かったのが、警察官舎だった建物を全面改装して香港を代表するアートやデザインのハブ施設として2014年にオープンした「PMQ(元創方)」という施設である。

私自身はアートやデザインに造詣が深いわけでは無いので、元々PMQを訪れる予定は無かったのだが、帰国フライトまでまだ時間があったので観光するということにしたわけである。

建物は2棟あり、それぞれが面している道路にちなんで「ハリウッド(Hollywood)」「ストーントン(Staunton)」と名付けられており、館内には飲食店やデザイナーズショップ、雑貨屋などが140店舗も入居しているという。

「PMQ」という名称は、「Police Married Quarters」の頭文字から来ており、日本語に訳すと既婚者向けの警察官舎となる。

既婚者向けの警察官舎を全面改装して蘇らせた施設がPMQというわけである。

元々警察官舎として使われていたということもあり、部屋の外観もほとんど同じ作りとなっており、外観だけを見ればホテルだったと言われても気がつかないのではないかと思う。

外観はまるで警察官舎のままなのだが、実際に部屋の中に入ってみると、レストランやカフェ、アトリエなど様々な店舗が営業していることが分かる

実はPMQの前身は警察官舎だが、その前の歴史もあり、警察官舎の前身は1889年に建造された中央書院という学校で、中央書院が移転したために改築された1951年〜2000年まで警察官舎として使用されてきた歴史があるのである。

さらには敷地内で重要遺跡が発掘されたことで建物自体が保存されて、PMQへと改装されるに至ったということである。

そのように聞いてからよくよく観察すると、警察官舎やホテルではなく、むしろ学校の建物に似ていると言った方がいいのではないかと思えてきた。

館外へと出てみると特徴的なアートが展示された遊歩道と芝生広場が広がっており、ベンチに座りながら鑑賞と休憩をすることができた。

私が訪れた際には大混雑をしているわけではなく、ほどほどの人出だったので、落ち着いて休憩をしながら鑑賞ができて、観光の一休みができたというわけである。

展示物やショップにはアート関連のものがたくさんあり、アート好きやおしゃれ好きの方にとっては、香港島で是非行くべきスポットのひとつである。

刑務所がリニューアルされた新スポット「大館」を訪問

SOHOエリアから少し東側にあるのが、2016年にオープンした「大館(ダーイグン)」である。

秋田県にある大館市ではもちろんなく香港にある大館であることは間違えないようにしたい

大館19世紀半ば〜20世紀初頭にかけてのイギリス統治時代に建造された警察や裁判、刑務所関連の施設をなんと10年もかけて改装した施設なのである。

館内には警察署エリアや裁判所エリア、監獄エリアと様々な建築物があり、すべて合わせて16棟の既存歴史的建造物と2棟のアートスポットから構成される複合施設となっている。

正直、あまりに建物が多すぎるので、時間をかけないとすべて見て回るのは難しいと思っていた方が良い。

今でこそ複合施設として多くの観光客で賑わっているものの、刑務所があった当時は香港中心部の中環エリアに規模の大きい刑務所があったわけだからかなり驚きだった。

初見では元々警察関連の施設だったと分からないほど洗練されたスポットとなっているので、一見の価値は間違いなくある場所であった。

大館にも大きなクリスマスツリーが飾られており、これから香港の街もクリスマスムード一色となっていくのだろうという想像ができた。

実は、香港の歴史とともに大館の歴史はあると言っても過言ではないほどの歴史が大館にはあるのである。

1840年代に香港を占領下に置いたイギリスは、香港での司法制度の設立に伴い、大館の土地に裁判、警察、刑務所関連の施設を設置したのである。

1850年代以降には中国国内(当時は清)の宗教内乱である太平天国の乱により多くの中国人が香港へと逃れており、それらの難民により治安が悪化したことで刑務所の増改築が行われたそうだ。

それに伴い、警察官官舎や警察の本部機能なども移されたことで、法治制度の中心地となり、香港人たちが愛称として「大館」という言葉を使うようになったということである。

大館には歴史文化を学ぶ機会やアート、グルメ、買い物などほとんどすべての娯楽が揃っており、長時間楽しむことができる施設となっていたのだが、私にとっては全てを見て回るほどの時間は無く、要所のみを少しだけ見て回って帰ることにした。

「SOHOエリア」に数多くある「ストリートアート」を見学

先ほどまで訪れていた複合施設の「大館」を中心に香港では近年アートブームとなっており、SOHOエリアや中環エリアの至る所にストリートアートが装飾されている。

特に日本で有名なのは、元SMAPの香取慎吾のストリートアートが香港に登場したことだと思う。

香取慎吾は日本でも個展を開くほどのアーティストとしても活躍しており、以前の投稿で紹介した「ミッド・レベル・エスカレーター(Mid-Levels Escalator , 中環至半山自動扶手電梯)」の壁に香取慎吾のストリートアートが展示されているのである。

SNS映えすることは間違いなしのスポットなので一見の価値はあると思う。

そんな私が今回見ることができたのは、「ピールストリート(Peel Street , 卑利街)」にあるこちらのストリートアートである。

ストリートアートは写真右側の壁に大きく描かれている。

古い高層ビルが立ち並ぶ香港の街に、突如としてカラフルなデザインをした建物が数多く立ち並ぶのがこちらのストリートである。

ストリートアートがあるSOHOエリアの至る所で、多くの観光客がかアートを背景に記念写真を撮影していたことが印象的だった。

「大館」から徒歩圏内に様々なストリートアートがあるので、ストリートアートを目的として色々と巡ってみるのも面白いのではないかと思う。

「大館」敷地内にもストリートアートが装飾されている壁があり「右を見て」「左を見て」というなんとも特徴的なストリートアートだった。

それぞれの向きに顔を向けて記念写真を撮影するのが一般的なのだろうと思った。

他にも紹介しきれないほどストリートアートがあるのだが、今回の旅行ではストリートアートを目的にしていなかったので時間の都合上回ることができたスポットが限られてしまったのが残念だった。

正直、次回香港に行く機会があれば、ストリートアートを見るためだけの時間を予定に入れても良いのではないか?と思ってしまうほど面白い装飾がたくさんあった。

最後の香港の街の散歩

これにて今回の全ての香港の観光地巡りは終了したので、SOHOエリアから香港駅まで徒歩で移動して、2日前と同様にエアポートエクスプレスで香港国際空港へと向かうことにした。

ストリートアートのあるSOHOエリア大館から香港駅までは徒歩で10分程度で移動できる距離なので、観光がしやすいことは間違いない。

花崗岩の板が敷かれた歩行者専用の坂道「石板街(Stone Slab Street)」を香港駅に向けて階段を下っていくと多くの人で賑わう中環の中心部が見えてきた。

香港の街並みともこれでお別れするわけだから、2泊3日という短い滞在にもかかわらずなんだか名残惜しい気持ちとなった。

香港駅周辺まで降りてくると、JPモルガンなどの世界的な金融機関が立ち並ぶ国際金融都市の顔としての姿を最後に見ることができた。

エリアによってこんなにも香港の街の様子は変わるわけだから、街歩きが楽しいのは間違いないだろう。

時刻は17:15となり日没まで数時間となった香港の街並みを後にする。

今回の香港旅行は、深夜便で香港に到着し、初日は徹夜で香港を観光し、2日目は香港からマカオに移動しマカオ観光、最終日はマカオから香港に移動して半日香港を見て回るという怒涛の旅行だった。

かなり忙しい旅だったが、香港の要所は概ね観光することができたと思う。

次回#17では、香港エクスプレス航空で香港国際空港から羽田空港に帰国します。

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