シンフォニー・オブ・ライツを特等席である「尖沙咀プロムナード(Tsim Sha Tsui Promenade)」で、光と音の祭典「シンフォニー・オブ・ライツ(A Symphony of Lights , 幻彩詠香江)」を見終わり、余韻に浸りながらも九龍半島の夜の街を歩いてみることにした。
既に時刻は20:15になるところだが、まだ夕食を食べていないし、香港の夜の観光スポットも見てまわりたいという思いがあったので、街を歩いてみることになったというわけである。
深夜便で香港に到着して1日中寝ることなく観光を続けているが、観光に夢中になっている間に眠気は限界突破してしまい、むしろ眠気を感じなくなっていた。
今回、散歩をしてきた香港の下町「旺角(モンコック)エリア」は香港のメインストリート「ネイザンロード(Nathan Road , 彌敦道)」を北側に移動した場所で、尖沙咀からも北に数kmほど移動をしたエリアにある。
「旺角(モンコック)エリア」は中国本土からの移住者が多く集まり、人口密度は香港一と言われるほどのエリアで、ネオンサインがひしめいていたり、雑居ビルが多く立ち並ぶ横には商店街が立ち並んでいるなど、まさにカオスという言葉がふさわしいほどのエリアである。
「旺角エリア」で携帯の充電が残り1%となり充電できる店探し
この日の昼間には、尖沙咀エリアのネイザンロード周辺を歩いてきたが、今回散歩をするのは尖沙咀からも北に数kmほど移動をしたエリアである香港の下町「旺角(モンコック)エリア」である。
多くの人々が集まるエリアで尖沙咀よりも物価が安いので旅行者が多いのはもちろんのこと、若者文化の発信地、会社帰りのサラリーマンやOLが集まる場所、24時間眠らない街など様々な呼び名がついており、カオスなエリアでもある。
街の様子を色々と見てみたかったので、行き先も考えず街中をぶらぶらしていたが、この日は深夜便で香港に到着後1日中観光していたのでスマホの充電が限界になってしまった。
普段旅行用のモバイルバッテリーも持ち合わせているが、そちらも容量が無くなってしまうほど使い果たしてしまっていた。
旅行者にとってはスマホの充電がなくなることが命取りと言っても過言ではなく、スマホが使えないと、写真も撮れず、地図も見ることができず、UBERタクシー利用の際などかなり不便になってしまう。
仕方なく充電できるスペースを探したが、近くのスターバックスなどにも充電スポットはなく右往左往していたのだが、「マクドナルド 旺角MPM店」にて充電スポットがあるかを確認したところどうやらありそうだということが分かった。
しかし、充電ソケットが破損しているようで、何度コンセントに刺しても使えなかったため、別のテーブルで挑戦したが、それでもダメで、仕方なく店員さんに確認したところ、ここのテーブルなら使えるよ!と案内してもらい、無事にスマートフォンの充電をすることができた。
テーブルによって使える、使えないがあるのかい!と心の中で思いながら、充電させてもらうことにしたが、優しいスタッフのおかげで充電することができてありがたかった。
充電中は時間がかかるので、マックカフェで一杯、休憩をさせていただいた。

なかなかこのような状況に陥ることは珍しいだろうが、「旺角(モンコック)」の街で携帯の充電やUSBコンセントありのテーブルを使いたいとなった場合には、「マクドナルド 旺角MPM店」を利用することをおすすめしたい。
「旺角エリア」にあるネオンサイン街「砵蘭街」を訪問
無事にスマートフォンの充電も回復して、再び「旺角(モンコック)エリア」を散歩することにした。
香港といえば、道路にのしかかるように突き出たネオンサインが有名なのをご存知の方も多いのではないかと思うが、そのネオンサインが数多くあったのが今回訪れている「旺角(モンコック)エリア」なのである。
しかし、ネオンサインの数は徐々に減っており、現在ではほとんど見られなくなってしまったという。
ここで、香港の街でのネオンサインの盛衰の歴史を一度振り返っておきたいと思う。
ネオンサインの最初は1950年代に遡り、日本の高度経済成長期にあたる1960年代〜1980年代にかけて香港でも経済の急成長に伴い競い合うようにその数も増加をしていき、1980年代〜1990年代にかけてネオンサイン黄金期を迎えた。
当時は香港の街中の商業施設や飲食店街、娯楽施設、サービス施設など何から何に至るまでネオンサインを出して、高く目立つ位置に設置をしようと各店舗が躍起に取り組んでいたそうだが、2010年代に入り建築基準法などの影響で高さ制限や大きさな制限が設けられて、さらには落下事故なども多発したことから衰退の一歩を辿っていったそうだ。
2020年代になり黄金期の9割のネオンサインが撤去されてしまい、香港=ネオンサインの街という印象は過去の産物にもなってしまった訳である。
一方で、現在でも一部ネオンサインを見ることができるのが、南北に走るネイザンロードの西側にある「砵蘭街(ポッランガイ)」という場所で、マッサージ店やレストラン、風俗街のネオンサインが道路一面に立ち並んでいるエリアだったが、現在ではほとんど見られなくなってしまったものの一部でネオンサインを見ることができた。

実際にネオンサインがある場所を探して色々と歩き回ったみたが、道路に突き出している看板が残っていたのは私が見る限りではこのエリア一体だけとなっていた。

今やストリート全体にネオンサインがあるわけではないが、ネオンサイン街の名残を見ることができただけでも良かった。

1980年代〜1990年代のネオンサイン最盛期を彷彿とさせるネオンサインが一部だけ煌々と輝いており、まるでその時代にタイムスリップをしたかのような気分になることができた。

現存しているネオンサインもそのうち撤去されてしまうと思うと、香港の昔の哀愁が消え失せてしまうようで悲しい気分にもなる。

私は今回の香港旅行が初めての香港訪問なのでネオンサイン全盛期の香港の街の様子は知らなかったが、写真では何度も見たことがあったので、哀愁を感じているという訳である。

今回見ることができた香港のネオンサインもいつまで残っているかは分からないが、もし今後再び香港に行くようなことがあればその時にも残っていてほしいものである。
屋外ファッションマーケット「女人街(通菜街)」を散歩
旺角エリアは同業種が集まる様々なストリートがあり、その中でもネイザンロードの東側にある一大屋台街である「女人街(Ladies’ Market)」と「通菜街(Tung Choi Street)」を散歩してきた。
通菜街(トンチョイガイ)の中に女人街(ノイヤンガイ)があるという形で、通菜街の北側にはペットや金魚の店が数多く立ち並んでいる。
今回私が訪れたのは女人街の方で、長さ1kmに渡って女性用の衣類や雑貨のお店が数多く立ち並ぶのがこのエリア一帯だが、男性でも楽しめるものもたくさんあるのである。
衣類や雑貨などはかなり安価な物が並んでいるので、値段交渉をしながら、お土産探しをすることができる。
私が訪れたタイミングでは既に夜の22:00を過ぎているにも関わらず活気があり、多くの観光客と思われる人々で溢れかえっていた。
賑わいは天気さえ良ければ24:00ごろまで続くそうなので、訪問するなら賑わい始める夕方から24:00の間に行くのがベストのようだ。

香港にいるのではなく、これまで自分が訪れた国の中ではまるで東南アジアにいるのではないかと感じるほどだった。

買い物に興味があれば良かったのだが、私は全く興味がなかったので、特に何かを購入することはせずストリートの雰囲気だけを見て、出てくることにした。
女人街という名前からして女性用の品物がたくさん陳列されていることは容易に想像がつくが、想像以上に男性用の品物も陳列してあるので、買い物が好きな方はぜひ行ってみると良いのではないかと思う。

最近ではスーツケースを販売している店が増えたようで、女人街の至る所にスーツケースの店を見かけるほど、スーツケースショップがたくさんあった。

実はまだこの時点で食事をしていなかったので、女人街の北側に位置する「通菜街(トンチョイガイ)」で食事をすることにした。
通菜街のレストラン「潮成園 手打魚蛋大王」に入店
たまたま通りがかっただけなのだが、旺角の「通菜街(トンチョイガイ)」に位置するレストラン「潮成園 手打魚蛋大王」というお店に入店した。
夜の22:30になるというのにまだ夕食を食べておらず、香港にせっかく来ているのだから香港らしいものを食べたいということで、こちらのお店に入店した。
日曜日はAM2:00、それ以外の日はAM3:00まで営業しており、麺料理をかなりの安価で提供してくれるので、コスパよく香港の料理を食べたい方にとっては良いかもしれない。
店の入り口には赤い看板があるのでGoogleマップで検索をしていけば、一目で入り口を見つけることができる。

私が注文をしたのは写真左の肉団子スープと、写真右のワンタン麺で、それぞれ25HKD(日本円換算で485円程度、2025年2月の換算レート)で香港の物価を考えればかなり安価だった。
お店の店主のおじさんも感じの良い方だったので、安心して店内に入り食事を済ませることができた。
肝心な味は、ワンタン麺はかなり美味しかったが、肉団子スープは私にはあまり合わなかった。
おそらくだが、日本人である私の舌に合う料理と、香港人の舌に合う料理には違いがあるのではないかと思う。

ここでも香港の相席文化を経験し、アクリル板のある4人掛けのテーブルに座っていたら、見知らぬ客がアクリル板を挟んだ正面に座ってきたので驚いてしまった。
全く知らない人と顔を見合わせる形で食事をするという日本では考えられないことだが、香港では普通の文化なので、意識してあまり気にすることのないようにした。

ホテル「ハーバーグランドカオルーン」までMTRで移動
食事を済ませ終わった時には、既に時刻も23:00に近い時間となっていたので、MTR旺角駅から乗車してホテル「ハーバーグランドカオルーン(Harbour Grand Kowloon)」の最寄駅であるMTR「黄埔駅」まで移動することにした。
MTRを乗り換えることなく7分程度で移動することができたのでかなり利便性が良かった。
以上で、香港の下町「旺角(モンコック)エリア」の観光は終了となります。
次回は#13では、宿泊ホテルの「ハーバーグランドカオルーン(Harbour Grand Kowloon)」について紹介をしたいと思います。


