ブルネイを象徴する通称オールドモスク「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」見学記【ブルネイ🇧🇳旅行#3】

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ブルネイの首都バンダルスリブガワンの中心部へとレンタカーで到着した私は、ブルネイ最大の観光名所でもあるモスクへと向かいます。

街の中でも一際目立つこのモスクは、日が沈む頃になると、礼拝を呼びかけるスピーカーから流れるイスラム教独特の音楽と共に、イスラム教国家としてのシンボルの様相を呈します。

まさに日本から遠く離れた異国へとやってきたのだと、そんな気分にさせてくれます。

モスクの正式名称は、スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(Sultan Omar Ali Saifuddien Mosque)です。

あまりにも長い名前のため、通称オールドモスクとも呼ばれています。

ブルネイの人々の誇り「オールドモスク」を歩く

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスクは、アジア太平洋地域でも屈指の観光名所として、ブルネイ国内外から信仰を集めるモスクでもあります。

およそ8割の人々がイスラム教を信仰をするブルネイの人々にとっては、間違いなく母国の誇りであり、ブルネイを象徴するモスクと言っても過言ではないでしょう。

このモスクの歴史は古く、前国王でもある第28代スルタン・オマール・アリ・サイフディン3世が在位中の1958年に設立をされました。

長い名前の由来はこういうことだったのですね。

オールドモスクの外観

まずは、オールドモスクの外観から。

美しいモスクを背景として、規模の小さい噴水がありました。

おそらくここは、記念撮影スポットになるでしょう。

こんな美しいモスクにも関わらず、周りに観光客がいないのもブルネイらしいですよね。

むしろこれくらい人がいない方が、ゆっくり落ち着いてモスク見学できるので、個人的には良いと思いましたね。

モスクの正面入り口へとやってきました。

門の前の扉は閉まっており、まだモスク内部の見学をすることができないようです。

地球の歩き方によるとモスクが開くのは、木金曜以外の8:30〜12:00、13:30〜15:00、16:30〜17:30の1日3回だけなのだそうです。

現在時刻は12:00で一旦閉場となるので、1時間30分後の開場を待つことにしましょう。

せっかくやってきたので、モスクの四方を歩いて一回りしてみることにしました。

モスクの高さは77m、幅26m、尖塔(ミナレット)の高さも50mあり、遠くから見ても街の中心に君臨するにふさわしい佇まいをしています。

さらには、16世紀の王室御座船と言われる船も、モスクの前の池に浮かんでいます。

総工費はおよそ5,000,000USD、日本円に換算すると約7億6千万円ほどになります。

ブルネイの国の豊かさ、恐るべきですね。

人があまり多くないにも関わらず、インフラの整備具合や、宗教施設への資金の掛け方を見ていると、とても小さな国ではなく先進国の雰囲気があります。

東南アジアを観光しているのに、オイルマネーによって潤う中東諸国を旅しているようです。

オールドモスクの近くにある公園には、フレームもありました。

モスクを中心に合わせると、まるで額縁に入った写真のような光景を見ることができます。

ドバイにもドバイフレームという巨大な観光名所があるけれども、ブルネイにもこのようなフレームがあるのですね。

UAEとオマーンの共通点としてオイルマネーによって潤った国ということが挙げられると思いますが、国が潤うとこういうものを作りたくなるのでしょうか。

フレームから少し離れて、モスクを中心に入れるようにして、ズームで写真を撮影すると、ピッタリ枠にはまったモスクを撮影することができました。

記念撮影スポットになるように、戦略的にフレームを設置しているようですね。

モスクの目の前に変わったオブジェを見つけました。

BWNとアルファベットがありますが、バンダルスリブガワンの地名のことでしょうか?

ブルネイ国際空港の3レターコードがBWNなので、それと関係があるのかな。

行き先を示すカラフルな看板を発見しました。

黄色の看板に、スルタン・オマール・アリ・サイフディン・ペデストリアンブリッジという文字。

ペデストリアンブリッジ=歩行者専用橋があるみたいのなので見てみましょう。

こちら側から見たモスクの目の前は、池のようになっており、逆さまに浮かぶモスクが見れます。

むしろ正面の景色よりも、こちらの方が見応えがあって綺麗です。

先ほどまであんなに晴れていたのに、雲が厚くなってきてしまっているのが少し残念です。

残念ながらモスクへと至る橋の上を歩くことはできないようになっていました。

柵が設置されており、中へと入ることができなくなっていたのは残念です。

過去のブログや映像を見ていると、一般の来場者でも橋を渡ることができていたようなので。

突然のスコールによりモスク見学一時中断

世界の街歩きをしていると、その国の国旗というのはどこにでも掲げられていることが多いですが、ブルネイの国旗をここまで見かけていませんでした。

ブルネイの国旗はないかと探していたところ、オールドモスクの隣の政府機関の建物に国旗が掲げられていました。

あまり黄色の国旗を見かけることはないのですが、ブルネイの国王を象徴する色として黄色が使われています。

国旗が風に煽られていてはためているので分かるかと思いますが、急に風が強くなりました。

先ほどまで晴れていた空模様は一変。

ものの10分ほどであたりは真っ暗になりました。

奥の方から雨の轟音が聞こえてきたので、これは土砂降りになるぞということで、近くに停めていた車に一時避難をすることにしました。

でも残念ながら、あと一歩車に間に合わず、スコールに遭遇してしました。

傘をさしても、役に立たないほど雨が吹き込んできます。

なんとか車にたどり着いたけれども、時すでに遅し。

風と雨により、上半身以外はびしょ濡れです。

30秒ほど車にたどり着く時間が遅かっただけで、服を絞ると水が垂れてくるほどです。

日本でもゲリラ豪雨に遭遇することは年に何度かありますが、その中でも一番ひどい時ぐらいの雨だったと思います。

車の中で10分以上待機をしていましたが、雨が弱くなる気配がないので、一度オールドモスクの観光は諦めて、近くにある室内の観光名所ロイヤル・ガレリアへと向かうことにしました。

ロイヤル・ガレリアの観光記については、次編で紹介しているので読んでみてください。

それにしても、ものすごいスコールでした。

ワイパーを全速力で回しても全く外が見えないほどの雨だったので、ノロノロ運転で移動をせざるを得ませんでした。

オールドモスクの内部見学

1時間30分ほど室内の観光地でもあるロイヤル・ガレリアの観光をしている間に、スコールは過ぎ去り、雨は完全に止んでいました。

時刻は14:00、オールドモスクの開館時間中なので、再び車で2分ほど移動してオールドモスクへと戻り、待ちに待ったモスクの内部見学の時間になりました。

ヒジャブを着用した現地の女性たちの姿も見えて、まさにイスラム教国らしい絵になる構図。

モスクの正面側へと回り込み、スタッフに軽く挨拶をして中へと入ります。

私は非イスラムと分かっても、スタッフの方は歓迎ムード。

肌を出す服装は宗教上NGですので、長袖長ズボン着用が望ましいです。

入口の近くで黒い上着を無料で貸し出しているので、それを借りても問題ありません。

無事にモスク内部へと入ることができました。

非イスラムの私でも、モスクの内部に入らせてもらえるのはありがたいことですね。

モスクの内部は一級品がずらりと並んでいて、お見事の一言しかありません。

これだけの装飾、どれほどの費用が掛かっているんだ?という感じです。

オールドモスクは、イタリア人建築家の設計で、イタリアの大理石、英国のシャンデリア、中国の御影石、ベルギーやサウジアラビアの絨毯など豪華絢爛な装飾品を世界中から集めています。

ブルネイが「お金持ち国家」と言われる所以が分かったような気がします。

開館時間なので観光客は大勢いるのかと思いきや、私を含めて他2〜3組しかいません。

ほぼ独り占めの状態で、これほどのモスクを見られるのもブルネイの魅力かもしれません。

モスクの天井部も、吸い込まれそうになるような装飾の数々。

あまりの装飾品に、ずっと上を見上げていると首が痛くなってしまいます。

モスクを見学しただけでも、ブルネイの富には驚かされるばかりです。

オールドモスクの観光は、これにて終わりです。

ブルネイという国に住む人々の、イスラム教に対する宗教心を感じずにはいられませんでした。

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