ワナカで休憩、観光を終えて、次はニュージーランド最高峰のアオラキ/マウント・クック(Aoraki / Mount Cook)へと向かいます。
ワナカを出発する現在時刻は、14:00を過ぎたところです。
なんとか日没前までには到着をして、景色を眺めたいと思っています。
ニュージーランド南島を観光する上で、ミルフォードサウンドと共に世界自然遺産「テ・ワヒポウナム−南西ニュージーランド」の一部に登録されているマウントクックを外すことはできません。
ワナカ 〜 マウントクック 2時間30分のドライブ
ワナカからマウントクックまでは、車でおよそ2時間半の距離です。
距離にして、200km超を一般道で走り抜けます。
200kmを2時間半で走るわけですから、時速80kmでGoogleマップは計算しています。
一般道を80km前提とは・・・と思いますが、ニュージーランドではこれが普通です。
ワナカを出発
ワナカの街を出発し、しばらく走ると見えてきたこちらの対面通行の鉄橋。
日本では見慣れない標識が立てられています。
でもこれは事前に予習をしていたので、問題はありません。
矢印の大きい方が優先通行になり、小さい矢印の方は道を譲らなければなりません。
私の進行方向は矢印が小さい側なので、対向車がやってきたら橋に入る前で停車して、道を譲る必要があります。

でも今回は、対向車が来ていなかったので、前の車に続いて進みます。
前の車は、まさかのTOYOTAです。
ニュージーランドでもトヨタ車はよく見かけるほどで、さすが世界のトヨタですね・・・

国道8A線を走っていると、一面視界が広がるエリアが見えてきました。
ポプラの木があるのも、なんともニュージーランドらしいです。

道路脇には、羊の大群がいます。
人口よりも羊の数が多いという「羊の国」ならではの光景ですよね。

その後も何度か羊の大群には出会うことがありました。
ドライブしながらじっくり羊を見たかったら、車を停めてゆっくり観察するのも良いです。
それができるのもドライブ旅ならではの魅力です。

国道8号線を北進しマウントクックへ
ワナカから国道6号線、国道8A号線を経て、いよいよマウントクックへとつながる国道8号線に入ります。
ニュージーランドの南島はどこを走っても、まるで映画の中にいるかのような光景が続きますが、その中でもこれから走るところはリンディス・パス(Lindis Pass)と呼ばれるところです。

冬の時期は雪がうっすらと残ることも多いようですが、この日は快晴に恵まれたので絶好のドライブ日和です。
でも、雪が残る景色もまた魅力なのだとか。

ただただ、周りに何もない山々をひたすら走っていきます。
前にキャンピングカーが走っており、それに付いていくようにして進みます。
時速は80kmほどでしょうか。

リンディス・パスは峠ですが、周りには木々の無い山々が広がっています。
生えているのは、イネ科の植物「タソック」だけです。
ニュージーランドの固有種で、ボサボサの見た目が特徴です。

山肌を覆い尽くすほどのタソックですが、葉が硬くて養分が少ないため、家畜や羊の餌にもならず、南島の大地にはこびっているそうです。
確かにどこを走っていても、あたり一面にタソックが広がっていました。

リンディス・パスを抜けて、国道8号線をしばらく走ると遥か彼方まで一直線の道路が見えてきました。
リンディパスとオマラマという街を結ぶ道路なので、オマラマ・リンディス・パス・ロード(Omarama lindis pass road)というところのようです。
どこまで走っても一直線なので、まるで進んでいる感覚がないのがこの道路の特徴です。

ところどころで車を停めて、景色を眺めている人もいるようです。
見た目からして、おそらくこの車には日本人が乗っていました。
ちょうどお盆休みの時期ですから、日本人観光客も多いですよね。

世界自然遺産「アオラキ/マウントクック」
標高3724mと、富士山の3776mとほとんど変わらない高さのニュージーランド最高峰が「アオラキ/マウントクック」です。
アオラキとは、先住民族マオリの言葉で「雲を突き抜ける山」という意味があります。
マウントクックとアオラキという言葉は同義で、通常は併記されています。
この山を中心として、3000mを超える山々が連なるサザンアルプス山脈は南半球のアルプスとも呼ばれており、年間降水量は4000mmにも達するほどの雨の多い地域でもあります。
今回は天気に恵まれた、アオラキ/マウントクックの道を走り抜けます。
プカキ湖展望台(Lake Pukaki Viewpoint)へ
オマラマの街を超えて、ひたすら走り続けるとようやくマウントクックが見えてきました。
ここからは、右手に見えるプカキ湖(Lake Pukaki)に沿って、マウントクック・ロード(Mount Cook Road)を走ります。

なんとか日没前のギリギリのタイミングに間に合って良かったです。
このあたりは元々昼間のうちに走ってみたいと思っていた区間なので・・・

プカキ湖展望台(Lake Pukaki Viewpoint)に到着しました。
ここからは、プカキ湖とアオラキ/マウントクックを両方見ることができます。

日本にこんな綺麗な湖あったかなと思うほどです。
日本一透明度の高い湖である北海道の摩周湖にも行きましたが、それを超える感じがします。

そしてプカキ湖の奥には、天を突く山々が聳え立ちます。

プカキ湖よりもさらに東側には、世界一の星空が見えるテカポ湖のエリアがあります。
今日の宿泊地は、湖の向こう側ということです。

アオラキ/マウントクックのトレッキング時間はありませんので、今回はドライブのみに留めます。
もう1日時間があれば、マウントクックに1日滞在して見てみたかったですね。

あの山のてっぺんが、高さ3724mの頂点です。

プカキ湖沿いに走るマウントクックロードと呼ばれる、ワインディングロードを走ります。

風もあり、身震いするような寒さですが、ドライブ旅なら寒さの心配もいりません。

絶景を見たいところだけ車を降りて、移動中は暖房の効いた車内で景色を見れます。

これほどの景色を見ることができるのも、ニュージーランドならではでしょう。

もう日没時刻は近づいており、東側の斜面は日陰になってしまっていますが、マウントクックの麓のまちアオラキ/マウントクックビレッジまでのドライブを楽しみたいと思います。

車が3台走っている道を、反対方向に向かってこれから進んでいきます。
ビレッジの宿泊者以外はもう完全に帰りの時間になってしまっていますが・・・

プカキ湖はまだ明るいですが、高い山の日陰になってしまうと意外と真っ暗です。

それでは、プカキ湖展望台に別れを告げて、再びドライブを始めましょう。

マウントクック・ロードを走る
マウントクック・ロードをさらに走っていきます。
途中にはいくつか展望スポットがあり車を停められるので、休み休み移動します。

マウントクックまで一直線の伸びる道路に矢印が書かれているこの場所は、SNSなどで目にする記念撮影スポットです。

車が来ていないタイミングを狙って、道路の中央部から記念撮影をします。

車通りも少なくないので、車の音が聞こえたらすぐに脇道で待機をします。
今回のニュージーランド旅の相棒でもあるレンタカーとマウントクックです。

やってきた車は、キャンピングカーです。

ニュージーランドはどこを走っていても、キャンピングカーが多いです。
キャンピングカーでの、ニュージーランド縦断もやってみたくなりますね。

一直線なので車の速度はかなり速く、100km以上は出ているのではないでしょうか。
安全には気をつけたいところです。

さて車が過ぎ去ったところで、もう一度記念撮影です。

ドローンとかで空撮をしたら、もっと綺麗な写真が撮れそうです。

まあでもこの景色が見れただけでも満足かな。

真っ暗になる前に、さらに奥へと進みましょう。

山脈の上だけ太陽に照らされて、幻想的な光景を見ることができます。

山が近くなってきたので、ゴールはもうすぐそこでしょう。

一度立ち止まって、レンタカーと一緒に記念撮影です。
赤い車だからか、良い写真が撮れますね。

ドライブ旅がここまで楽しいと思った旅は今回が初めてです。
これまでも、さまざまなところをドライブしましたが、No.1はおそらくここです。

どこを見ても、大自然の迫力に圧倒されます。

アオラキ/マウント・クック・ビレッジを一周ドライブ
ワナカから、休憩と運転を繰り返すことおよそ3時間半。
アオラキ/マウントクックの観光拠点、アオラキ/マウント・クック・ビレッジに到着です。
この小さな街には、ビジターセンターやレストラン、宿泊施設などが揃っています。

マウントクックロードの終着点にあるこの街は、車でぐるりと一周できるようになっています。
構造自体は、オーストラリアのエアーズロックリゾート(ユララ)と似ています。

宿泊の予定はありませんが、ぐるっと一周して街の雰囲気はだけは掴めました。
トレッキングや翌日の登山に備える観光客が多いせいか、夕方になると街はひっそりと静まり返っています。
宿泊施設の中で、翌日に備えて休憩している人が多いのでしょう。

アオラキ/マウントクックからの帰路
ビレッジに宿泊をする予定がなければ、これまで走ってきた道を再び戻る必要があります。
マウントクックロードは、このビレッジを最後に行き止まりになっているからです。
さらに奥に進むには、歩行者専用のウォーキングロードを歩くことになります。
日没寸前のこの時間帯に山に入るのは、もちろんやめておきます。

来た道を戻ることおよそ1時間弱でようやくプカキ湖展望台まで戻ってきました。
あたり一面が夕闇に包まれた光景も幻想的でした。
このあとは闇夜の中、車のライトのみを頼りに、本日の宿泊地であるテカポ湖まで行きます。

テカポ湖周辺は、星空保護区でもあり、世界一綺麗な星空が見れる場所としても知られています。
次編では、テカポ湖周辺での滞在記をご紹介したいと思います。


