シドニー観光最後の日の日没が近づいてきました。
明日はベトナムのホーチミン経由で日本に帰国するのみです。
最終日はギリギリまで、シドニーの街歩きを楽しんでいきましょう。
まだこの時には、日本に帰国する前に最大の乗り越えなくてはならない山が来ることなど知る由もありせんでした。
大きなハプニングについては、後編で紹介するので、ぜひ読んでみてください。
最終日のシドニー市内散歩
世界遺産のハイドパークバラックスの観光を終えて、サーキュラーキーの方向に南北に伸びるマックォーリーストリートを北上して歩いていくことにしました。
今回の旅で、回ろうと思っていたほぼ全ての場所を制覇していますが、最後はせっかくなのでシドニーの美しい夜景を見ることができるスポットにでも向かいたいと思います。
シドニーの夜景といえば、やっぱりポートジャクソン湾こと、シドニー湾の眺めでしょう。
最後くらいは、シドニー湾までの道中、地下鉄やライトレールを使わず、興味の赴くままにシティを散歩してみましたので、その様子をご紹介します。
400万冊以上の蔵書を誇る「NSW州立図書館」
ハイドパークバラックスを出発して、マックォーリーストリートを北上したところにあるのが、ニューサウスウェールズ州立図書館(State Library of New South Wales)」です。
シドニーが位置しているのは、6つの州と2つのその他の地域があるオーストラリアのうち、ニューサウスウェールズ(NSW)という州なのです。
シドニーの街を歩いていると、看板、地下鉄、レストランなど様々なところに、NSWという文字を見かけますが、州の名前を表しているのです。
そんなニューサウスウェールズ州を代表する図書館が、「NSW州立図書館」というわけです。

中へ入るのはもちろん公立の図書館なので無料です。
でも問題は営業時間で、月曜日〜金曜日までの9:00〜17:00までした。
現在の時刻は、17:40を過ぎたところなので、すでに閉館時間を迎えています。
せっかく正面まで来たのだから、ぜひ館中を見てみたかったですね・・・

館内に入れなかった後悔から、建物の写真を撮り忘れてしまっていますが、外観はまるでイギリスの大英博物館のような形をしています。
もちろん大英博物館の規模に比べたら小さいですが、それでもけっこうインパクトはありますよ。
シドニーには、オーストラリアの最大都市なので、オーストラリア一○○な○○というものが多いのですが、ここNSW州立図書館はオーストラリア最大の図書館なのだそうです。
蔵書だけで400万冊、そのほか展示品などを合わせると600万もの資料があるといいます。
とでもじゃないですが、1日ではちらっとでも目を通すのは難しい蔵書数ですよね。
オーストラリア始まりの地「ロックス地区」への再訪
NSW州立図書館からさらにマックォーリーストリートを北上するとサーキュラーキーに到着します。
今回のオーストラリア旅でサーキュラーキーについては何度も訪れていますが、やっぱりここがシドニーを代表する場所だと思います。
一度歩いた道はつまらないので、サーキュラーキー近くの高層ビル群が立ち並ぶオフィス街へと進入。
ちょうど今日は金曜日なので、仕事を終えたサラリーマンが続々とオフィスから出てくる頃です。
オーストラリアにも華金という文化はあるのでしょうか?
この日はまだ年始の期間でもあるので、まだ年末年始休みのサラリーマンも多いのかも?

思っていたほど、オフィス街には人を見かけなかったので、まだ多くの人が休みなのかもしれません。
サーキュラーキー沿いを歩き、遠い過去のように思えますが、数日前に訪れたロックス地区へとやってきました。
色々な場所を巡っていると、1日1日の密度が濃く、毎日が新鮮な体験なので、数日前のことでも遠い過去のような感じるものです。

オーストラリア始まりの地ロックスはというと、多くの人で賑わっています・・・
さすがはシドニーでも大人気の観光地ですね。

数日前のロックスを訪れた際の記事は、こちらから読んでみてください。
スターバックス ロックス店(Starbucks The Rocks)に入店
先日目の前を通りがかった際に時間がなくて入ることができなかったスターバックスに来ました。
ロックス地区に調和した外観の「スターバックス ロックス店(Starbucks The Rocks)」です。
本記事の冒頭で、シドニーの行きたいところはほとんど回ることができたと言いましたが、実は最後にこのスターバックスに入店したいという思いを密かに抱いていました。
最終日にして、ようやくやってくることができました。

ロックスのメイン通り、ジョージストリートに面する正面は、ロックスの建物と同化をしていますが、後ろ側に回ってみるとどこにでもあるような外観になりました。
日本でも周囲の景観を壊さないようにするため、観光地では看板の色を黒に変えたコンビニエンスストアなどがあると思いますが、言ってしまえばあれと同じような感じなのだと思います。

店内に入店してみましたが、一等地にも関わらず、席には余裕があります。
そして、スタッフの多くは、日本人や韓国人などのアジア人が中心でした。
シドニーはカフェの激戦区でもあるので、スターバックス以外にも魅力的なカフェが多く点在しており、現地の人からするとスタバにこだわる必要もないのかもしれません。

注文をした商品は、写真左のストロベリー&クリームフラペチーノと写真右の塩キャラメルクリームコールドブリューという2つです。
スターバックスの商品に詳しいわけではないので分かりませんが、塩キャラメルクリームコールドブリューという商品は日本では売られていないのではないでしょうか?

双方ともに注文したサイズは、トール(TALL)サイズです。
ストロベリー&クリームフラペチーノはTALLサイズで7AUD(日本円で約700円)でした。
日本より高いですが、オーストラリアの物価を考えれば、比較的安めなのかもしれません。

カップの裏側にはメッセージや名前などを書いてもらえたりもします。
5月生まれなので、Mayと書いてもらいました・・・

数日前にも見たスターバックスの店舗の前からシティを見た風景です。
本当に一等地にスターバックスがあることがわかると思います。

色々と歩き回ったあとの体には、スタバのフラペチーノがいつもよりもさらに美味しく感じました。
海外旅の際に、毎回スターバックスに立ち寄ってしまう理由は、ここにあるのかもしれません。
それだけ、毎回の旅で歩いていて疲れ果てているということになりますが・・・
ロックスの知られざる名所「アーガイルカット」
ロックス地区はほとんど隈なく行きたいところは回ったかと思っていました。
観光し忘れているところがないか、スターバックスで休憩しながら、地球の歩き方やインターネットで調べていたところヒットしたのが「アーガイルカット(Argyle Cut)」です。
Googleマップで案内されるがままに、現地へと行ってみました。
ロックス地区にあるので、スタバからも徒歩数分で移動することができました。
到着して風景を見てみると、これがアーガイルカットだというのです。
見た限りでは、ただのトンネルでしかありません・・・

現在は上部にはハーバーブリッジの陸地部分となっていますが、このトンネルができた当時はまだハーバーブリッジすらありませんでした。
ハーバーブリッジが建設開始されたのが1923年ですから、それよりも前にこのトンネルはあったということになるわけです。
実はこのトンネルは、1843年に掘削が開始された歴史的なものなのです。
開拓当初は、イギリスからの流刑の島だったオーストラリア。
島流しされた囚人たちが、ノミとハンマーだけで10年の歳月をかけて貫通させたトンネルなのだそう。

今でも壁をよくみると、ノミで削ったあとが100年以上の歳月を超えて残っています。
当時、このトンネルを掘った囚人たちは、現在の世の中には誰もいないでしょう。
名もなき囚人たちが、岩山の多いロックス地区の利便改善のために、トンネルを作ったという背景はぜひ知っておくべきでしょう。
今ある風景は、すべて先人たちが積み上げた過去の歴史があってこそのものなのです。

映画「マトリックス」の撮影地として、アーガイルカットは一部界隈で有名なようなので、興味がある方はぜひ立ち寄ってみると面白いかもしれません。
旅をする前に、訪れる地の歴史や背景を知っておくと、旅がより彩りのあるものとなりますよ。


