オマーン・マスカット1泊2日旅まとめ。【オマーン🇴🇲旅行】

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2025年5月、ドバイ行きの5万円以下のチケットを予約して、アラブ首長国連邦(UAE)を訪れることが決定しました。

UAEから比較的簡単に行くことができる隣国のオマーン・マスカットも訪れることになりました。

皆さんはオマーンという国の名前を一度は耳にしたことがあるかもしれません。

でも実際に、オマーンという国はどのような国なのかということを知っている人は少ないはずです。

実は、中東諸国の中でも有数の治安の良さを誇り、親日度も高い国なのです。

1970年の開国までは保守的な鎖国政策をとってきたオマーンですが、現在では積極的な開国政策を展開する国としても知られています。

中東でのオマーンの立ち位置としては、アラブ諸国の仲裁役として中立の立場から平和維持に努めています。

積極的な開国政策の一方では、官庁に勤める職員は民族衣装の着用が義務化されているなど、意外と保守的な側面も見ることができました。

まさにアラブの慣習を残しながらも、近代国家へと発展を遂げているオマーンは、アラブの原風景に触れる観光をするにはもっとも適した国のひとつなのです。

オマーン旅のきっかけは、ドバイやアブダビまで行くのですから、せっかくなので少し足を伸ばして、オマーンを訪れてみたいと思い、格安航空券を探し始めたことです。

航空券探しの途中、ドバイまたはアブダビから格安で移動できる中東の安全な国(クウェート、バーレーン、カタール)がいくつかあり、一気に5つの国を全て回ることも考えましたが、費用があまりにも高くなるので今回は断念しました。

結果的には、UAEからも距離的に近く、UAEと同じレベルで治安の良い国で航空券も安いオマーンに行くことが決定したというわけです。

今回は1泊2日でのオマーンの首都マスカット旅についてまとめましたので、ご覧ください。

旅のスケジュール

ドバイとアブダビ旅のスケジュール合間の2日間で、オマーンの首都マスカットを旅しました。

マスカット自体は観光地が数多くあるわけではないので、2日〜3日もあれば十分に市内を観光できると思います。

郊外の街のバハラやニズワなどが旅行者から人気ですが、これらの観光地+マスカットを見学するのであれば最低3日間以上の日程がほしいところです。

今回の旅では私自身も、世界遺産でもあるバハラ城塞やニズワの街も訪れることを考えましたが、2日間では限界があり諦めたという経緯があります。

オマーンは天然資源の産出国でもあり、ガソリンを使用した車社会なので基本的な移動手段はバス、タクシーになります。

鉄道や地下鉄などはありません。

日本に比べて比較的安価でタクシーにも乗車することができるので、基本的な移動手段としてはタクシーを利用することになります。

ただし注意をしなければならないのが、ぼったくりが多く、流しのタクシーだと最初はかなりの高値を吹っかけられるということです。

オマーンのタクシーの相場がわからない場合は、現地の配車アプリであるOtaxiがおすすめです。

自動で料金を算出してくれるので、ぼったくられる可能性がかなり低くなります。

どうしても流しのタクシーしか利用できないということであれば、値段交渉は必須なので、Otaxiの値段を基準にして交渉すると良いと思います。

今回の旅では、タクシーよりもさらに価格の安いバスを利用したいと思い、移動手段としてはバスをメインで利用しました。

距離にもよりますが、マスカットの主要な観光地では1回の乗車で0.2OMR〜0.5OMRで乗車をすることができるので、かなり安く移動をすることができました。

どうしても待ち時間が長時間になりがちなので、40℃を超える気温の中ではかなり体力的にも厳しいことは事前に覚悟をしなければなりません。

値段は安いもののバスにはデメリットもあるので、総合的には日本に比べて値段の安いタクシーを利用するのが最も良いのではないかと思います。

日付AMPM宿泊地
5月15日(木)成田 → 上海上海泊
5月16日(金)上海観光上海 → ドバイドバイ泊
5月17日(土)ドバイ観光ドバイ観光ドバイ泊
5月18日(日)ドバイ観光ドバイ観光ドバイ泊
5月19日(月)ドバイ → アブダビ → マスカットマスカット観光マスカット泊
5月20日(火)マスカット観光マスカット → アブダビアブダビ泊
5月21日(水)アブダビ観光アブダビ → ドバイ → 機内泊
5月22日(木)ドバイ → 上海
上海 → 成田

旅費・ホテル代・交通費など

今回の1泊2日でのオマーン・マスカット旅の費用は、25,632円となりました。

食事の費用や細かい移動費については除いての金額になるので、全て合わせた総計の金額だと3万円超になると思います。

マスカットの街中に至る所でクレジットカードを使うことができましたが、今回の旅でメインの移動手段として利用したバスは乗車時の現金払いが必要でした。

マスカット空港に到着したときに、途中で現金を使うこともあろうかと思ったので、日本円で3,000円両替をしました。

両替のレートは悪いので、できればレートの安いクレジットカードを使いたいのですが、バスが現金払いしかできない以上、両替をしなければなりませんでした。

空港での両替レートは、3,000円=4.5オマーンリアル(OMR)でした。

両替カウンターのスタッフからはこの金額では絶対に足りなくなると言われましたが、あまり多くの金額を両替したくなかったので、基本的にはクレジットカード払いができるOtaxiで移動すると言って、なんとかその場を切り抜けました。

親切心で言ってくれたのか、セールストークなのか真偽はわからないですが、少しでも無駄な両替手数料を払うことはしたくないわけです。

2025年5月現在の正規の請求レート(クレジットカードの請求レート)は1オマーンリアル(OMR)=375円です。

空港のカウンターでの両替レートは、4.5オマーンリアル(OMR)=3,000円ですから、1オマーンリアル(OMR)=666円となります。

正規の値段よりか倍近い金額を手数料込みで取られていることが分かります。

3,000円両替をすれば、1,300円近くは両替手数料で取られていることになるわけです。

さて、現地では私はバスメインでマスカット市内の移動を繰り返しました。

バスは現金でしか払うことができないものの、値段はかなり安い金額で移動をすることができます。

一例にはなりますが、今回のバス移動でかかった料金一覧を載せておこうと思います。

  • マスカット空港(A1ターミナル)〜ルイバスステーションまで0.5OMR
  • ルイバスステーション〜アルファラジュホテル(ルイ地区)まで0.3OMR
  • アルファラジュホテル(ルイ地区)〜マトラフォートまで0.3OMR
  • アルファラジュホテル(ルイ地区)〜ルイバスステーションまで0.3OMR
  • ルイバスステーション〜スルタンカブースグランドモスクまで0.5OMR
  • スルタンカブースグランドモスク〜ルイバスステーションまで0.5OMR
  • ルイバスステーション〜アルファラジュホテル(ルイ地区)まで0.2OMR
  • ルイバスステーション〜マスカット空港(A1ターミナル)まで0.5OMR

※換算レートは、2025年5月現在、1オマーンリアル(OMR)=375円です。

バスの路線が少ない場所や、すばやく移動をしたい場合にはタクシーの方が良い場合もあり、今回の旅の中では数回タクシーも利用しました。

前述の通り、流しのタクシーだとぼったくられる可能性が高いので、基本的にはOtaxiで配車しました。

実際にOtaxiでかかった費用の一覧も載せておきます。

  • マトラフォート〜アルファラジュホテル(ルイ地区)まで1.1OMR
  • アルファラジュホテル(ルイ地区)〜オールドマスカット地区まで1.54OMR

※換算レートは、2025年5月現在、1オマーンリアル(OMR)=375円です。

マスカット市内を歩いていると、日本人は一目で旅行客と分かるからか、何度も流しのタクシーの勧誘を受けることになります。

その数1泊2日の滞在で数十回以上で、しつこいぐらいに車のクラクションを鳴らされて、タクシーに乗っていかないか?と声をかけられます。

直接話しかけられた場合でも、バスで移動するからタクシーは必要と伝えたり、Otaxiを待っているから今は必要ないと伝えたり、手持ちの現金が少ないから流しのタクシーには乗れないと伝えたりして、なんとか乗車することを避けていました。

マスカット観光2日前の最終日、フライト時間までに空港に戻らなければならず、時間には余裕があったのですが、40℃近い炎天下の中バスを待てどもやってこなかったので、仕方なくOtaxiを利用することにしました。

ホテルに荷物を置いていたので、荷物をピックアップしたかったので、ホテル経由での値段をOtaxiで調べたところ、現在地(オールドマスカット地区)〜ホテル(ルイ地区)〜バスステーション(ルイ地区)まででおよそ2.1オマーンリアル(日本円で780円、2025年5月の換算レート)でした。

ちょうどそのタイミングで横を通りかかった流しのタクシーから何度も勧誘されたので、本当は答える予定はなかったのですが、最後に経験として価格交渉をしてみようと思い、同じルートだといくらになるか?と聞いてみました。

会話の流れは以下の感じになりました。

ドライバー:そのルートだと途中ホテルにも経由するから5オマーンリアル(1,875円)だな。

私:いくらなんでもそれは高すぎではないですか?そもそも現金をそんなに持ってないので、Otaxiを利用することにします。

ドライバー:それなら3オマーンリアル(1,125円)でどうだ?

私:Otaxiで調べると2オマーンリアル(750円)と出てくるのですよ。

ドライバー:その金額はちょっと安すぎるな。途中ホテルにも経由するのだから、3オマーンリアル(1,125円)でないと難しいよ。

私:(笑顔で)分かりました。それなら今回はOtaxiを利用するので、今回は遠慮しておきます。

ドライバー:しょうがいないな。それなら、2オマーンリアル(750円)で連れて言ってあげるよ。

見事に、流しのタクシーの金額交渉に成功しました。

それも、Otaxiよりも若干安い金額で連れて行ってくれることになりました。

そのドライバーとは車内で色々と会話をして、私がどこの国からやってきたのか?、逆に私の方からドライバーの出身地はどこなのか?など質問をし合って、結構盛り上がりました。

見た感じ30代くらいの優しそうなオマーン人男性だったので、話しやすさもありました。

実際に経験として、金額交渉もやってみるものだと思いました。

最終日に訪れたミラニフォートの入場料は、外国人と居住者で金額が違うようで、私は外国人になるので10オマーンリアル(3,750円)でした。

正直なところ、要塞に入場するだけで3,750円とは、あまりにも法外な値段だと思います。

チケットカウンターのスタッフもそれを理解していたのか、こちらから何も言わずとも金額は5.5オマーンリアル(2,062円)でと言われました。

この金額は、オマーンの居住者の金額です。

2,062円でも高いですが、チケットカウンターのスタッフが気を利かせてくれて、本来の値段よりか半額でミラニフォートに入場することができました。

今回のオマーン旅で要した費用をまとめましたので、ぜひ旅の参考にしてみてください。

用途詳細費用
飛行機(エティハド航空)アブダビ⇄マスカット17,040円
ホテルマスカット:アルファラジホテル(1泊)5,293円
入場料マトラ・フォート1,237円
入場料ミラニ・フォート2,062円
合計25,632円

※換算レートは、2025年5月時点となります。(1OMR=375円)

フライト

今回のオマーン旅では、アブダビから往復エティハド航空を利用しました。

エティハド航空はUAEのアブダビを拠点とする航空会社で、日本にもアブダビから直行便を運行している航空会社なので馴染みがあると思います。

元々UAEの航空会社であるエティハド航空とエミレーツ航空には是非一度搭乗してみたいと思っていたので、今回その夢が叶いました。

エティハド航空の印象としては、他の航空会社と比べて価格が安いものの、UAEの航空会社らしく洗練された内装で、金色を基調としたオイルマネーを連想させるロゴです。

エティハド航空は3大アライアンス(ワンワールド、スターアライアンス、スカイチーム)には加盟をしていませんが、スターアライアンスとは連携をしているようで、日本の航空会社だとANAのマイルを貯めることができます。

現地の空港で、エティハド航空搭乗の際にANAマイルを貯めてもらうようお願いをしましたが、エティハド航空のマイレージプログラムである「エティハドゲスト」以外は貯められないということを言われてしまいました。

実際にはそんなことはないなと思ったので、帰国後ANAマイレージプログラムの事後登録にて今回のフライトマイル加算をお願いしてみることにしました。

現在は申請中の状況なので、また結果が分かりましたら更新したいと思います。

実際にアブダビからマスカットまでの短時間のフライトではありましたが、機内も綺麗で、サービスも素晴らしかったので良い搭乗体験となりました。

平日の日中での搭乗ということもあってか、ビジネスパーソンの搭乗が多めで、女性の姿は少なかったです。

日本人の乗客もおり、皆スーツを着ていたので、おそらく商社や石油関連企業、官公庁関連のビジネスパーソンなのだと思います。

アラブ首長国連邦のまとめでも紹介をしましたが、基本的にはエティハド航空を利用する当日に限って、エティハド航空が運行するドバイ⇄アブダビ間の無料シャトルバスに乗車することができます。

今回の旅では、アブダビからオマーンのマスカット往復をエティハド航空に搭乗しましたので、時間的に都合の良かった往路のみエティハド航空の無料シャトルバスを利用しました。

無料バスにも関わらず、バスの車内は快適で、途中飲料水までもらうことができました。

エティハド航空を利用する方で、ドバイ⇄アブダビを移動する予定のある方は、是非利用をしてみてください。

今回のオマーン旅でのフライトをまとめてみましたので、ぜひ旅の参考にしてみてください。

方向日付航空会社便名フライト搭乗時間
往路5/19(月)エティハド航空(シャトルバス)EY5413UAE・ドバイエティハドシャトルバス乗降場発05:20→UAE・アブダビ着07:202時間
往路5/19(月)エティハド航空EY692UAE・アブダビ発09:15→オマーン・マスカット着10:301時間15分
復路5/20(火)エティハド航空EY695オマーン・マスカット発18:35→UAE・アブダビ着19:451時間10分

入国

2025年5月現在、日本国籍者であれば14日間までの観光などを目的とした短期滞在の場合はビザ(査証)は免除されています。

また、事前の入国カードのオンライン申請や、現地での紙での記載などの必要もありませんでした。

在オマーン日本国大使館のHPによると、「入国審査にあたっては、6か月以上の残存有効期間を有する旅券、復路航空券、ホテル予約確認書を所持している必要があります。」と記載されています。

実際のところは、オマーンの入国審査を受けてみて、パスポートの確認のみで、復路の航空券やホテルの予約確認書の提示を求められることはありませんでした。

1つのゲートにつき、2人の入国審査官が対応しており、他国の入国審査と比べて少し厳しい印象を受けましたが、3つほど簡単な質問をされた上で入国をすることができました。

具体的には、名前を言ってみて?、何日滞在するの?、どこの国から来たの?程度の質問でした。

実際にパスポートに押印された入国スタンプ(左上)の他に、もうひとつ「Visit Visa」というスタンプ(下)が押されていたので、到着時にアライバルビザが発行されているようです。

2025年5月19日の入国なので、有効期限は2025年6月1日となっていましたので、事前の情報の通り滞在可能期間は2週間です。

無事にオマーンに入国をすることができて良かったです。

マスカットの街の様子

今回の旅で訪れたのは、オマーンの首都「マスカット」です。

マスカットという名前には、「谷間にふわっと浮かび上がった、美しいもの」という意味があると言われています。

実際にマスカットを歩いてみると、マスカットの地形は岩に囲まれており、岩の谷間にいくつかの街が独立して存在するような形になっています。

大きく分けて、マスカットの街の核となるのは4つのエリア(ルイ、マトラ、オールド・マスカット、新市街)になるので、それぞれ紹介します。

ルイ地区

マスカット空港から西におよそ30km、バスで45分ほどの距離にあるのがマスカットの商業地であるルイ地区です。

聳え立つ岩肌を背に、多くの企業や銀行、日本車メーカーの販売店などがずらりと並んでいました。

実際に今回の旅の拠点にしたのもこのエリアで、私の宿泊したホテル「アルファラジュホテル(Al Falaj Hotel Mascat)」もルイ地区にありました。

日本人も多く利用するホテルのようで、清潔感もあり、過ごしやすいホテルでした。

イスラム圏のホテルだからこそ、メッカのカーバ神殿の方向を示すシールも天井に貼ってありました。

イスラム教徒はホテルの客室でも、シールの矢印の方向に向かって祈りを捧げるのでしょう。

ルイ地区には、ルイバスステーションというバスターミナルがあり、マスカット市内の多方面へ移動するためのバスの拠点となります。

マスカット空港からホテルへ移動する際にもこちらのバスターミナルへ一度移動をして、他のバスへ乗り継ぎをして移動することになります。

オマーンの有名観光地マトラ地区や、官庁街のオールドマスカット地区へマスカット空港からバス移動をする際にも必ず一度はルイバスステーションで降車をすることになります。

本来はルイ地区を歩いて散歩をしてみたかったのですが、5月中旬ともなると40℃前後の高温で、数分外を歩くだけでも体力の消耗が激しいです。

街の風景は、バスやタクシーの車窓から見ることにして、外を歩くことは諦めました。

マトラ地区

ルイバスステーションから北東におよそ4km、バスで10分ほどの距離にあるのが数少ないマスカット随一の観光地であるマトラ地区です。

オマーン湾に面するカブース港の岸壁沿いに曲線状に街並みが連なる様子は本当に絶景です。

特にマトラの港であるカブース港を見下ろすことができるマトラ・フォートに登ると、マトラの美しい街並みを遠くまで眺めることができます。

日中の時間帯は厳しい暑さで上まで登るのも大変ですが、階段の途中には扇風機も設置してあるので涼みながら登ることができます。

大変な思いをして登ってみる絶景は、お見事のひとこと。

この景色を見ることができただけでも、オマーンに足を運んで良かったと思いました。

マトラフォートでは日本語での説明書きも書いてありました。

マトラフォートから徒歩数分の距離にあるのが、アラビア半島随一のマトラ・スークです。

スークとは、アラブの言葉で「市場」を表す言葉で、いわゆるマーケットとのことです。

ドバイやアブダビとは雰囲気の全く異なる、本来のアラブのスークの姿を見ることができるマトラ・スークはオマーンを訪れる観光客にとっても大人気のようで、現地のオマーン人に混じって欧米諸国からの多くの観光客がいました。

先にも後にも観光客で賑わっていたマスカットの観光地は、このスークだけでした。

マトラ地区は観光地化されているので、手頃な値段で食事ができるお店や、フレッシュなジュースを飲むことができるお店も点在しているので休憩には最適です。

夏の時期に訪れると、外を数分歩いているだけでも汗が止まらないほどの気温なので、お店に立ち寄って水分補給をしながら観光をした方が良いです。

オールド・マスカット地区

マトラ地区から南東におよそ3km、バスで8分の距離にあるのが官庁街オールド・マスカット地区です。

官庁街なので雰囲気はとても静かで、人が歩いている姿を全く見かけることがありませんでした。

日差しが強く日中の暑い時間帯は、室内に多くの人がおり、外に出ることがないのでしょう。

特にここオールド・マスカットに勤める官庁の職員は民族衣装の着用が義務となっているので、余計に暑い格好で外に出たくないのかもしれません。

官庁街ですが、少なからず観光スポットもあり、最初に訪れたのがミラニ・フォートです。

ポルトガル統治時代の砦で、ミラニ・フォートの東側にはジャラリ・フォートを望むことができました。

ミラニ・フォート、およびジャラリ・フォートの中には入ることができないという情報が地球のある浮き方には書かれていましたが、ミラニフォートに関しては現在一般公開されており、入場料は非常に高額ですが、中に入ることができました。

前述の通り、入場料は外国人の場合、10オマーンリアル(3,750円)と非常に高額なので、無理に入る必要はないかもしれません。

一方でミラニ・フォートからの景色は絶景で、街全体が白い建物で覆われているオールド・マスカット地区を一望できるほか、マスカットの象徴でもある岩の街を眺めることができるので、私個人としては入っても無駄ではなかったと思っています。

続いて向かったのが、宮殿アラム・パレス(アルアラム宮殿)です。

国王が滞在している時を除いて、普段は迎賓館として使われているそうです。

中に入ることはできませんでしたが、一見の価値はある建物でした。

最後に訪れたのが、国立博物館です。

オールド・マスカットでも有名な観光地のひとつですが、やはりここも入場料が高いです。

時間と予算の都合上、今回はエントランスと外観のみの見学に留めました。

新市街地区

マスカット空港からルイ地区までの間に、スルタンカブースストリート沿いにそって東西に広がるのが新市街地区です。

ショッピングセンターやホテル、スーパーマーケットなども多く立ち並び、マスカット空港に降り立ち、ルイ地区、マトラ地区、オールド・マスカット地区を訪れる場合は必ずここを通ることになります。

道路沿いには、オマーン最大にして最も美しいモスク「スルタン・カブース・グランド・モスク」があります。

イスラム圏のモスクは、非イスラムが立ち入ることができなことが多いのですが、このモスクはイスラム文化を広げる目的でも作られているので外国人でも見学することができます。

ただし、見学できるのは、金曜日を除くAM8:00〜11:00までと制限があるので、訪れるなら早起きしてこの時間帯に訪れるべきだと思います。

私も早起きして、モスクの内部を見学してきました。

朝から強い日差しが照りつける中での酷暑なので、見学するだけでも一苦労ですが、モスク内部は冷房がガンガンに効いているのでむしろ寒いぐらいです。

モスクには有料の音声ガイドがあるのですが、日本語は残念ながら対応していませんでした。

モスク観光を終えて、ホテルまで戻ろうとバス停まで歩いて移動中、ここでもタクシーの勧誘を何度も受けました。

実際に現地でたまたま遭遇した日本人在住者から話を聞いたのですが、外国人に会うならこのモスクと言われるくらい外国人観光客が集まるところなので、タクシー需要も多く、待ち伏せしているタクシードライバーが多いのだそうです。

治安

オマーン・マスカットの治安は、中東とは思えないほど良かったです。

世界でも治安が良い都市ランキングで上位にランクインするほどの治安の良さがあります。

観光地であれば、夜間のひとり歩きをしても、危険に遭遇することは少ないです。

タクシーの勧誘だけは非常にしつこい部分があるので、その点は一人でいるときは注意が必要です。

現地のオマーン人も日本人を含め外国人に対しては好意的で、歓迎ムードでした。

バスの運転手なども、行き先に困っていればすぐに手を差し伸べてくれますし、特に日本人は珍しいのか、中国人や韓国人と間違われることが多いものの、日本人と分かると、日本に対する好意をわざわざ言葉で伝えてくれるほどです。

外務省の危険情報レベルも、UAEやカタールと同じく、出されていません。

オマーンの周辺国は名前を聞いただけでも危険な状況だと分かる国ばかりですが、オマーンな平穏な状況を保っている中東では数少ない平和な国です。

隣国イエメンは危険レベル4の退避勧告が出ているエリアです。

同じような地域にあるにも関わらず、ここまで治安状況が異なるというのは残念なことです。

現実はそう簡単なことではないですが、いつか全ての中東諸国が危険レベル0を示す白色で染められることを願ってやみません。

画像出典:外務省HP

一点治安とは趣旨が少し異なりますが、海外旅行で必要な連絡手段であるLINEなどいくつかの通信アプリをオマーンでは使うことができません。

政府の規制によって制限されているようで、LINEの他、WhatsApp、FaceTimeも使うことができませんでした。

空港やホテルのWi-Fiなどに繋いだ際にも、同様に使うことができませんでした。

LINEなどの通信アプリを使うには、VPNを使うか、制限にかからないeSIMなどを利用するなど事前に対策をしておく必要がありました。

私の場合は、KKdayで予約をしたオマーンeSIMを使って、LINEを使いチャット、日本との音声通話をすることができました。

まとめ

2日間という短い間でしたが、オマーンの首都マスカットを旅してみて感じたことは、現地のオマーン人の人の温かさとアラブ世界の原風景への没入感です。

ルイバスステーションで迷っていたところ、そのバスに乗れば良いか丁寧に教えてくれたバスの運転手。

マトラのスークで、はるばる日本からオマーンまでやってきたことを伝えたところ、わざわざ握手までしてくれたパキスタン人。

オールドマスカットからルイバスステーションまで、タクシーで送ってくれる途中に日本に興味を持って色々と話しかけてくれたタクシードライバー。

ひとつ一つがみな旅の思い出であり、現地の人々の温かさを感じた瞬間でもありました。

7,000km以上も離れている異国からやってきた日本人である私が珍しかったのかもしれません。

また、マスカット観光の最後にルイバスステーションからマスカット空港までのバスで偶然遭遇した大阪出身の日本人のおじさんとの会話も良い思い出です。

マスカット在住のようで、バスの車窓からマスカットの街並みの解説をしてくれました。

遠く離れた異国を旅していた私にとっては、まさかの日本人との遭遇でしたが、色々教えてもらってマスカットについての理解が深まりました。

ちょうど一時帰国をして大阪・関西万博のオマーン館を訪れると言っていましたが、私もこれから訪れてみたいと思います。

知られざる親日国でもあるオマーンの魅力を理解するには短すぎる2日間でしたが、訪れる人を後悔させない景色が広がっている国でした。

現地を走っている車の大半が日本車で、現代の日本では見かけないような1時代前の日本車が多く走る光景は、写真や映像でしかみたことのない昭和時代を彷彿とさせるものでした。

さらには、2011年の東日本大震災の時には、米国、台湾、タイに次いで、4位に相当する義捐金を送ってくれた国なのだそうです。

オマーン旅をしていて、もう一度必ずオマーンを訪れてみたいと思った国のひとつになりました。

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