セントアンドリューズ大聖堂やシドニー市役所の見学を終えた後、続いて向かったのはシドニー市内中心部にある「ハイドパーク(Hyde Park)」という公園である。
この日は真夏の太陽の日差しがさんさんと降り注ぎ、日本では信じられないようほど紫外線が強力なので、長袖を着て紫外線対策をして外に出ていた。
少しでも肌を出そうものなら、真っ黒に日焼けしてしまうほどで、かなり大変だったことを覚えている。
シドニー中心部の公園「ハイドパーク」より街の四方を眺望
ハイドパークの方へと歩みを進めていくと、入り口付近に世界各国でお馴染みのオープントップバスを発見した。
最近本当に世界中のどこにもこう言ったバスが増えてきたと思う。
東京も例外ではなく、インバウンドがバスに乗って都内を観光している様子をよく見かける。

ハイドパークは、シドニー市内中心部にある公園で、ロンドンにあるハイドパークから名前を取って、ハイドパークと名付けられたという。
オーストラリアではイギリス統治時代もあったわけだから、当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。

広さは16haほどで、ロンドンのハイドパークほどの大きさではないが、実はオーストラリアの中で最も古い公園で、かなり人気がある公園なのだそうだ。
公園が設置されたのは1810年なので、日本でいうところの江戸時代後期にあたる頃だろう。

シドニー・タワー・アイ
公園内に入り、まず見えてきたのはシドニーの象徴でもある「シドニータワーアイ(Sydney Tower Eye)」である。

高さはおよそ305mなので、東京タワーの333mよりかは30mほど低くなっている。
今回、タワーには登らなかったわけだが、ハイドパークからでもはっきりと見ることができて良かった。

途中にある展望台から地上を眺めれば、絶景であることは間違い無いと思う。
でも物価の高いオーストラリアでできるだけ出費を減らしたいので、日本円に換算すると大人1人3,500円もかかるタワーには登れない。

タワーの存在はシドニーを訪れる前から知っていたが、下から見上げることができたので、それで満足だった。

ハイドパーク内を散歩
ハイドパーク内を散歩していると発見したのが、こちらのジャイアントチェスである。
一見重たそうに見えるが、プラスチック製なので簡単に動かすことができるようになっている。
ちょうど木々が生い茂る日陰になっていて、チェスを楽しむには最高の場所だろう。

真夏の日中ということもあって、公園内の人はまばらだった。
年始早々シドニーの人々は何をしているのだろうか。

公園の中央部には、モニュメントとともに噴水が設置されていた。
真夏の暑さの中では、噴水は涼を取る場所として最適であった。
この噴水は、「アーチボルドの噴水(Archibald Memorial Fountain)」と言って、噴水の建設資金を遺贈した編集者兼経営者JFアーチボルドにちなんで名付けられたという。

よく見ると、カメの口からも噴水が吹き出していて面白い。

噴水の中央から3方向に伸びる台座の上には、それぞれ形の異なる彫刻が飾られている。

これらの彫刻のデザインは、古代ギリシャやローマの芸術や文化を題材として、作られたという。

大都市シドニーの中心に緑の広がるエリアがあるわけだから、ちょっとここだけ異様な雰囲気。

シドニー・セント・メアリー大聖堂
ハイドパークから見て東側には、特徴的な大聖堂「シドニー・セント・メアリー大聖堂(St Mary’s Cathedral)」がある。
実は、こちらが正面ではなく、西側側面の様子を撮影した。

ハイドパークに隣接する位置にあるこちらの大聖堂だが、オーストラリアで最も古いカトリックの教会なのだという。
正面ではないのに、これほど立派な作りをしているのだから、早く正面からの様子を見てみたい。

太陽の光が逆光になり、綺麗に撮影をするのがなかなか難しい。

少し歩いて見る位置を変えてみた。
奥に見える二本の塔が立っているところが、正面である。

でも今日は、大聖堂の見学ではなく、オペラハウスやハーバーブリッジなどシドニーの最も代表的な場所を観光してみたいと思っていた。
正面からの大聖堂と内部の見学については、後日また来ることとして、楽しみをとっておくことにした。

後編でセントメアリー大聖堂については別途紹介するので、改めてご覧ください。
ニューサウスウェールズ州立美術館
ハイドパークから少し離れてちょっとだけ散歩をしてみることにした。
ハイドパークから北東に徒歩で数分のところにあるのが、「ニューサウスウェールズ州立美術館(Art Gallery of New South Wales)」ある。
名前の通り、シドニーが位置するニューサウスウェールズ州管轄の美術館であり、これとは別に少し離れたところにニューサウスウェールズ州立図書館もあるので、間違えないようにしたい。
州立美術館に至る道の途中にいたのは、何やら変わった鳥である。

鳥に詳しいわけではないので、正しいかどうかは分からないが、ibis(アイビス)というトキの仲間の鳥ではないのか?
アイビスは一見トキの仲間なので希少な鳥なのかと思いきや、ゴミなどを漁る鳥のようで、現地人の間ではゴミ鳥と呼ぶくらい汚いのだという。
見た目と行動が正反対なので、そのギャップに驚いてしまった。

そしてニューサウスウェールズ州立図書館の前へとやってきた。
建物自体はイギリスの大英博物館に似ていると感じたが、それ以上にインパクトがあったのが目の前に展示されている大きなクモである。
この大きなクモだが、日本でもあるところで目にしたことがある方も多いのではないだろうか?

実は、このクモは近代アートの巨匠であるルイーズ・ブルジョワの世界的に有名な作品「ママン」で、東京の六本木ヒルズにも飾られていることでも有名だろう。
私がシドニーを訪れた2024年1月時点では、ちょうど特別展示として、近代アートの巨匠「カンディンスキー展」と「ルイーズ・ブルジョワ展」が開催されていた。
そのため意図せずとして、シドニーでこの「ママン」を見ることができたわけである。

入場自体は無料だったようだが、オペラハウスヘ向かうために館内見学は今回はパスした。
またシドニー旅に来ることがあったらじっくりと観光してみたいと思う。
何せこの日は、シドニーを観光した後、午後にブルーマウンテンズ行きの電車に乗って、シドニーを離れないといけないからだ。



