希少価値の高い世界複合遺産「カタジュタ(オルガ山)」ドライブ。【オーストラリア🇦🇺旅行#17】

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ウルル一周を終えた後は、ウルルのサンセットまでまだ時間があるので、ウルルの西約45kmの位置にある「カタジュタ(Kata Tjuta), オルガ山(Mount Olgas)」を訪れることにした。

カタジュタは世界文化遺産と世界自然遺産の双方の意味を併せ持つ「世界複合遺産」として登録されており、世界中の世界遺産でも複合遺産として登録をされいている場所は極めて少ないという。

今回は歴史あるカタジュタにもドライブを足を伸ばしてきたのでその様子を旅行印として紹介したい。

世界遺産「カタジュタ(オルガ山)」ドライブ

「カタジュタ砂丘展望エリア」を訪問

ウルルを出発して西側へとドライブを続けると進行方向右手にカタジュタが見えてきた。

さらに車を走らせ、ウルルから約30分の場所にあるのが、遠くにカタジュタ全景を眺めることができる「カタジュタ砂丘展望エリア(Kata Tjuta Dune Viewing Area)」である。

ウルルからカタジュタへと向かう一本道の途中にあり、レンタカーを借りた多くの観光客が訪れる場所になると思うが、私もその一人で、元々は立ち寄る予定はなかった場所である。

こちらの展望台からはオーストラリアの広大な赤土の砂漠とともにカタジュタを眺めることができるとあり、多くの観光客にとって人気の場所であるというのだ。

気温は先ほどまでと変わらず44℃で炎天下の中、脱水症状とハエに気をつけながらも徒歩で展望台まで歩いてきた。

駐車場に車を停めた後は赤土の遊歩道を歩いて展望台へと向かう。

駐車場の近くには急病時に備えて緊急連絡ができる緊急ラジオが備えられている。

酷暑の中歩くということはそれだけ危険なことであることがわかる。

およそ5分ほど歩くと駐車場から歩いてきた道を振り返ることのできる少し小高い展望台に到着した。

写真奥には私が借りている青色のレンタカーの姿を見ることができる。

40℃を超える環境下の中では、数分歩くだけでも息が切れて、体から水分が抜けていく感覚がある。

展望台から北側を覗いてみると、カタジュタの全景を見ることができる。

ウルルと異なり、いくつもの岩が一帯に連なっている。

砂漠地帯で高い木が生えていないからこそ、遠くからでもカタジュタの姿を見ることができる。

赤土に生える緑もそこまで多くなく、この景色からも周辺の自然環境の厳しさを知ることができる。

赤土を踏めば、靴についた赤色の成分がなかなか落ちず大変で、私は1週間後の日本への帰国時にも完全に赤く染まった部分の色を落とすことはできなかった。

その程度赤土には染色性があるので、できるだけ赤土の色が目立つ靴を履くのは避けるべきだろう。

日本では絶対に見ることのできない景色が広がっており、その光景には感動してしまう。

展望台自体は屋根付きの日陰になっているのだが、あまりの暑さに体が限界を迎えて、滞在できる時間には限りがある。

記念写真を撮影して、再び車に戻ることにした。

ウルルやカタジュタで数時間観光をしているだけでも、かなりの日焼けをしていると感じるので、日焼け止め対策は徹底しておかないといけないだろう。

この段階ではあまりの暑さに半袖を着用していたものの、後にかなり重症な日焼けに悩まされることになるので、暑さを我慢してでも長袖を着用しておけば良かったと後悔している。

カタジュタの他の展望台はカタジュタに近づいてしまうために全景を見ることができないが、遠く離れたこちらの展望台はいほどの端から端まで眺めることができるのでおすすめである。

私のように真夏の日中に訪れることが避けた方が良く、早朝や夏以外に観光するのがベストだろう。

続いてのドライブ先は、カタジュタの西端にあたるエリアとなる。

ちょうど写真でズームをしたあたりに車を走らせていく。

最後にカタジュタを目に焼き付けて、駐車場へと炎天下の遊歩道を歩いていく。

「カタジュタサンセット展望エリア」を訪問

カタジュタ砂丘展望エリアを後にして向かったのが、カタジュタの西側にある「カタジュタサンセット展望エリア(Kata Tjuta Sunset View Area)」である。

砂丘展望エリアからは車で15分弱の距離なので、比較的移動がしやすい位置にあると思う。

この展望エリアからはウルルと同様に日没時に赤く染まったカタジュタを見ることができるということで有名だが、私が訪れた日は雲がかかってしまっており、望みは薄そうである。

日没の時間にはならないが、日中でもカタジュタを間近で見ることのできる展望スポットでもあるので、周辺を散歩してみることにした。

ウルルのクニヤウォークにあった看板と同様に、熱中症に対する注意喚起の文言が書かれている。

脱水症状にならないよう水分補給をすることを忘れてはならない。

サンセットはウルルに戻って見学する予定のため、カタジュタでは見ることはできないが、昼間のカタジュタも人工的な構造物のような形をしており、見学をしていて楽しかった。

カタジュタの目の前に生えている木さえなければもっと綺麗なのにと思っていたが、さらにカタジュタに近づくためにドライブを続けていくと、遮るものが何もない場所に出ることができた。

正面にカタジュタが見えるベストスポット

カタジュタサンセット展望エリアからさらにカタジュタに近づく道路の途中にベストスポットを発見した。

これまでのどの展望エリアよりもカタジュタをよく見ることができたので、車を路肩に停めて、写真撮影をすることにした。

ウルルと違ってカタジュタは起伏が数多くあり、アートモニュメントのような形をしているところが特徴的で面白い。

カタジュタは巨大な岩の集合体で巨石群と呼ばれており、高さ546m、海抜1069mとウルルよりも高く、大小36の岩から構成されている。

カタジュタという呼び名は先住民の言葉で、たくさんの頭を意味する言葉なのだそうだ。

たくさんの頭を表す言葉と言われてみれば、まさにその通りで頭が複数集まっているように見える。

ウルル発見と同年の1872年に西洋人の探検家がカタジュタを発見した際に当時のスペイン王妃にちなんで「オルガ」と名付けたことから、カタジュタの別名はオルガ山とも呼ばれているという。

気になるのはウルルと同様にカタジュタの成り立ちであるが、ウルルと同様に古生代の堆積層が侵食されてできたそうなのだが、扇状地の上流にあったことで小石が砕けなかった場所が元になっているという。

実際にウルルの表面とカタジュタの表面を比較してみると、岩肌に違いがあることが分かる。

車の往来はほとんどなかったので、念のため注意をしながらも記念撮影をした。

元々先住民にとってに神聖な場所で、女性と子供は食料を得る時以外は、立ち入りが禁止されていたという、いわば男性の聖地だったのだという。

カタジュタに足を踏み入れることができる「風の谷」を訪問

カタジュタ観光の最も重要な場所で足を踏み入れることができるのが「風の谷(Valley of the Winds)」であり、カタジュタの西側で車で行くことができる終着点でもある。

私もウルルからカタジュタの風の谷を目指してドライブを続けていたので、今回のドライブの最終目的地となっていた。

風の谷駐車場というところに車を停めて、風の谷まで徒歩で移動をする必要があるのだが、1周約7kmのトレイルルートを歩かなければならないとあって、この日の酷暑では熱中症になってしまう。

ウルルでのサンセット見学の時間もあり、今回は風の谷までトレイルを楽しむことは難しかったわけだが、そもそも日中36℃以上となると予想される場合には11:00以降閉鎖されてしまうと聞いていたので、時間があったとしても気温によって行くことができなかった。

風の谷まで行くことは難しいにせよ、熱中症に警戒しながら行けるところまで行くのが私の旅のモットーでもあるので、風の谷駐車場の周辺を散歩してみることにした。

写真中央の道を真っ直ぐ進んでいくと風の谷に到着する。

少し目線を右方向に向けるとボコボコした岩肌を間近でみることができる。

この道を真っ直ぐ進むと風の谷に到着するわけだが、名前の通り風が通り抜けそうな谷が巨石群によって形成されている。

宮崎駿監督のアニメ「風の谷のナウシカ」の舞台にもなったと噂われているが、実際のところは名前が同じなだけで、そういった事実はないのだという。

偶然というのもすごいことだが、アニメの舞台として描写されるほどの景観が現実の世界で観れるというわけだから、いかに希少価値の高い場所なのかということが分かるだろう。

風の谷の方向へ真っ直ぐ進んでみる。

近づいてみると両側にそびえる岩山の姿に圧倒される。

この先をさらに進めば、風の谷に到着するわけだが、これ以上進むと熱中症の危険がある。

厚い雲に覆われていても、まだ気温は40℃を下回らない。

それにこの天気だと、ウルルのサンセットも絶望的であることには違いない。

一縷の望みがあるとすれば北側の空は一部分だけ青空が広がっているので、雲に隙間が空いて太陽が顔を出すことである。

カタジュタ観光を終えた私は、雲から太陽が顔を覗かせることを祈ってウルルサンセット展望エリアへと向かうことにした。

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