最高気温44℃の環境で「ウルル(エアーズロック)」を一周ドライブ。【オーストラリア🇦🇺旅行#16】

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エアーズロック空港からエアーズロックリゾートを経て、ウルル・夕日観察地区(Uluru Car Sunset Viewing Area)に到着した私はこの場所を起点として、ウルル一周をすることにした。

ウルルの周りは一周道路「サーキットドライブ(Circuit Drive)」が整備されているので、レンタカーを借りてさえいれば自由にドライブをすることができるようになっている。

見る角度にもよって形が変化するウルルの観光をさまざまな方角から楽しみたいと思う。

ウルル一周道路を「サーキットドライブ」を走行

「ウルル・夕日観察地区」でウルル観光

ウルル・夕日観察地区は別名でサンセット・ビューイングエリアと呼ばれており、観光雑誌の表紙にもなる日没時に赤く燃えたウルルを見られることで有名なエリアである。

12月は南半球は夏に当たるため、日没も19:35頃とかなり遅い時間帯になっている。

まだ日没の時間帯からは程遠いが、ウルルからも程よい距離にあり、昼間でも絶好のウルル観光スポットとなるので、最初はこの場所からウルル見学をしてみることにした。

駐車場付近には赤土の砂の大地が広がっており、白い靴を履いていると一瞬で赤色に染まってしまうほどの状況なので、ウルル観光をする時には白色の靴は絶対に避けないといけないと感じた。

私は黒い靴を履いていたわけだが、赤く染まってしまうことは避けられず、レンタカーに乗車する際にもしっかりと払い落としてから乗車をしないと、レンタカーを汚してしまい後に清掃費用を請求されることになってしまうだろう。

とは言っても、赤色の土はなかなか落としにくいので注意が必要である。

サンセットビューイングエリアからのウルルは本当に絶景であり、息を呑むほどの神秘を感じることができる。

周囲9.4km、海抜863m(地上からの高さは348m)と、小高い山の大きさに匹敵するほどで、世界最大級の一枚岩となっている。

ウルルはあくまでも世界最大級の一枚岩と書いた通りで、実は世界最大の一枚岩ではない。

世界最大の一枚岩は、オーストラリアの西オーストラリア州にある「マウント・オーガスタス(Mount Augustus)」であるという。

ウルル自体に登山することもできたわけだが、2019年10月26日から先住民のアボリジナルピープルに配慮して禁止されているので、訪れても登山することができないようになっている。

そもそもなぜこれほどまでの一枚岩がオーストラリア大陸の中心に誕生をしたのだろうか?という疑問が浮かぶ。

調べてみた限りでは、約9億年前という途方もない過去において、古大陸の高山の麓にあった扇状地の下流に堆積した砂岩層がもとになっているという。

この砂岩層は地殻変動によって一度は海に沈んだものの、5億5000万年前の地殻変動で再び地上へ隆起をしたのち、何度か地殻変動を繰り返して、地表に出ている砂岩層の柔らかい部分が風による侵食を受けたという。

さらには50万年前の乾燥化で侵食が進んで固い岩盤のみが残り、現在の形になったと言われている。

まさに地球が生み出した、自然界の神秘の産物というべき、一枚岩であるということが分かる。

実際に私たちの目で見ることができている部分は全体の5%程度であり、残りの95%程度は地中に隠れているというから、その規模の大きさには驚かされる。

そして、この世界最大級の一枚岩が発見されたのは1872年とまだ想像以上に最近のことである。

発見当時の南オーストラリア長官のヘンリー・エアーという人物名にちなんで、「エアーズロック」という名前が付けられたわけだが、西洋人が発見する前には先住民のアボリジナルピープルの重要な聖地であり、先住民が呼び続けた名前である「ウルル」という名前に現在は正式名称を変更したという経緯がる。

現在は隣接するカタジュタ(オルガ山)とともにウルル・カタジュタ国立公園に認定されており、オーストラリア政府がアボリジニ・コミュニティから借り受ける方法で維持管理をしているそうだ。

一生に一度は行ってみたいと思っていた場所であるから、記念に私も写真を撮影した。

人生でもう一度この場所を訪れることがあるかは分からないが、自分の目で一度でも見ることができたわけだから、これ以上の満足はないだろう。

その後も同じ場所からこの神秘の光景を眺め続けたわけだが、いつまで経っても見飽きることがないのがこの世界最大級の一枚岩である。

もう少し雲は晴れてくれたら嬉しいのだが、このままだと日没時の赤く燃える光景は見られないだろうかと思っていた。

ウルルの上部だけが曇っているものの、反対方向は青空が出ているので、この時点では日没時にどのような天気になるかは想像ができなかった。

もちろんウルル見学をしている最中も40℃以上の気温となっており、灼熱であることには変わりない。

せっかくなので、今回のウルル・カタジュタ観光をともにするレンタカーとも一緒に記念撮影をした。

外気温があまりにも暑いので、車の中で涼んで、外に出てウルル見学をしての繰り返しをすることで熱中症にならないように気をつけていた。

レンタカーほど便利なものはないので、私にとってはレンタカーでの観光一択だったのは間違いではなかった。

ツアーと比べて、運転のリスクさえあるものの、自由度がかなり増すのでこれ以上の乗り物はないだろう。

次の目的地へ移動するためにこの辺りで車の中へと入ることにした。

車の中からならエアコンで涼みながらウルルを見ることができた。

ウルルの西側〜北側をドライブ

サンセット・ビューイングエリアを出発したあとは、ウルル一周道路であるサーキットドライブを西から東へと走り、ウルルの東側まで移動してみることにした。

サンセットビューイングエリアを南下して一本道をウルル方向へと向かっていくと、突き当たるのが環状交差点(ラウンドアバウト)である。

環状交差点をさらにウルルの方向へと向かうと、ウルル一周道路「サーキットドライブ」の西側へと出ることができる。

道路正面には徐々に近づいてくるウルルの全景を望むことができる。

進行方向の真正面にウルルが見えるので運転に集中できなくなるので、制限速度通り時速60km程度で走行するのが最も安全である。

幸い後続車もおらず、ゆっくり走行しながらウルルを眺めることができた。

車の目の前に広がるのはまさに絶景と言ったところだろう。

ウルルの南西側正面に突き当たると、道路は北側へと進行方向を変える。

今度は進行方向の右側側面にウルルを見ることができるようになる。

ドライブをしながら常にウルルの側面を眺めることができるので、車で走行しているだけでも十分素晴らしい景色を見ることができる。

じっくり見たい場所があれば、車を路肩に停めて、ゆっくり見ることができるので自由度も高い。

私も何度か車を停めて、見る角度によって景色の変わるウルルを眺めていた。

ウルルの東側をドライブ

サンセット・ビューイングエリアはウルルの北西側にあったわけだが、今度はウルルの東側から眺めてみる。

見え方は先ほどまでと全然違い、丸みを帯びた形になっている。

東側からの形よりも、形が良く見えるのは西側からの景色なのだろう。

東側からウルル観光をする際には、駐車場が無いので路肩に停車をする必要があるが、車が猛スピードで走っていくので道路横断の際には注意が必要である。

北西側の景色はこんなにも青空が出ているわけだから、日没時まで晴れていてほしいと思う。

再び車に乗車して、続いてはウルルの南側のエリアへと向かっていく。

ウルルの南側をドライブ

ウルル一周道路沿いをドライブしながら、続いて向かったのがウルルの南側である。

ウルルの南側には地球の歩き方やさまざまなサイトに掲載をされている遊歩道である「クニヤウォーク(Kuniya Walk)」があり、その始点までドライブをしながらウルルの景色を見ていくことにする。

東側や北側、西側の光景とは異なり、南側からは突起が複数に分かれた岩肌を見ることができる。

見る角度によってこれほどまでに変化する岩は私のこれまでの人生でも見たことがない。

道路上をすれ違う車も時々遭遇する程度で、日中の暑い時間帯には観光客も動いていないのだろう。

外に出て観光をするとかなり暑いので、車の中から時々窓を開けて観光するぐらいがちょうど良い。

砂漠地帯といっても、木々や草木なども多少は生えており、降水が全くない地帯ではないということが分かると思う。

しかし、夏場の日中には40℃を超えるような環境の中で、ウルル周辺に居住していていくことはなかなか難しいのではないだろうか。

現在は冷房も完備されたエアーズロックリゾートという街があるもの、当然過去にはそういった街があったわけでもなく、先住民たちは過酷な環境下で生き延びきてきたのだろう。

先住民の暮らしぶりは分からないが、少なくとも夏のウルル周辺は日中はかなりの高温で、朝晩は冷えるという環境下に耐えなければならなかったのだろう。

車の中でウルルや先住民の歴史をインターネットで振り返りながら、現地についての知識を深めた。

車の中の外気温を示す温度計は、43℃を指している。

この気温では外で数分活動をするだけでも人体にとって危険な温度であることは間違いない。

エアコンを全開でも車の中が全く冷えないほどの気温だったが、再び次の目的地へと足を進めることにする。

ウルルの間近に道路が敷かれているので、車の中からでも至近距離でウルルを眺めることができるのが大きな魅力である。

出発する前には、記念写真として私の写真も撮影をしておいた。

ウルルハイキングのスタート地点「クニヤウォーク」の始点を歩く

ウルル周辺の遊歩道としておすすめとされるのが、「クニヤウォーク(Kuniya Walk)」という往復約1kmの遊歩道である。

ウルルの南側に位置する遊歩道で真夏の酷暑の時間帯を外せば、クニヤウォークをハイキングするのも良いのではないだろうか。

アップダウンがほとんどない場所なので、通常のスニーカーやウォーキングシューズなどでも普通にハイキングを楽しむことができるようになっている。

私は訪れた12月は真夏で外に出ること自体がそもそも危険な気温だったので、ハイキングはしなかったのだが、真夏でも早朝の時間帯であれば比較的温度も高くなく、快適なハイキングができるという。

外気温を示す車の温度計は44℃となり、先ほどよりも気温が上昇してしまった。

入り口付近には「ウルルを歩く際の安全は自己責任で守ろう。命を危険にさらさないで。」と書かれた看板が設置されており、気温上昇時のハイキングを避けるよう促されている。

基本的にはAM11:00を超えると熱中症関連の病気のリスクが高まることからハイキングを控えるととともに、36℃を超えた場合には慎重な判断をするようにと書かれている。

今回は真夏の日中15:50で、気温44℃であるためハイキングは命の危険があるので絶対に行ってはいけない。

緊急時のラジオも設置されており、熱中症などの病気を発症した際には緊急通報ができるようになっていた。

英語に加えて、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語、中国語とさまざまな言語で書かれているので、外国人でも緊急時には安心して使うことができるのではないだろうか。

危険な温度であることには変わりないため、車には10分ほど戻ることと水分補給を条件に、クニヤウォークの始点周辺のみを散歩してみることにした。

写真中央の道がクニヤウォークで、まっすぐ進むと見えてくるのが先住民アボリジナルピープルにとっての神聖な水たまり「カピムティジュル(Kapi Mutitjulu)」があるという。

先に進んでその辺りまで歩いてみたいところだったが、気温44℃では限界があるので今回は諦めることにした。

さらにこのあたりでは、水分を求めて人間に体当たりをしてくるハエが数多くおり、ハエよけネットを被っていないとまともに観光することができないだろう。

車から少し出るだけでも数十匹のハエが身体中に体当たりをしてくるので、痛みを感じるほどである。

特に顔周辺に体当たりをしてくるハエが多くいるので、ハエよけネットを持っていない場合には覚悟をしないといけない。

ハエに気を取られながらも、散歩できるところまで散歩してみる。

危険な気温でもあるので、数分に一度は必ず水分補給をするように気をつけなければならない。

ウルルの岩肌をじっくりと観察することができるので、暑さとハエさえいなければ最高だろう。

撮影のために一度ハエ除けネットを外して記念撮影をしてみた。

ネットを外した途端に、次々と顔に向かって飛び込んでくるので痛みを感じるほどである。

あまりの暑さに数分外にいただけでも体力の消耗が激しく、予定通り10分ほどで車に戻ることにした。

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