香港随一の観光名所「ビクトリアピーク(太平山頂)」から香港100万ドルの夜景探訪。【香港🇭🇰旅行#10】

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2階建て路面電車「香港トラム(Hong Kong Tramways)」を乗り回した後は、香港随一の絶景スポットであり、100万ドルの夜景を見ることができる「ビクトリア・ピーク(Victoria Peak , 太平山頂)」へと向かう。

今回の香港旅行の一番の目的が、「ビクトリア・ピーク(Victoria Peak)」からの夜景を鑑賞するためと言っても過言ではないほど、訪れることを楽しみにしていた場所である。

多くの人が「香港といえば」一番最初にイメージするのもビクトリア・ピークなのではないかと思うし、例に漏れず私も一生に一度はビクトリアピークからの絶景を見てみたいと思っていた

今回の旅行では晴天にも恵まれ、素晴らしい香港100万ドルの夜景を見ることができたので、その様子を旅行記としてまとめていきたいと思う。

中環のトラム駅〜山頂までを10分で結ぶ「ピーク・トラム」に乗車

ビクトリア・ピークに行くには、「ピーク・トラム(The Peak Tram , 山顶缆车)」に乗って行くのが一般的であり、ピーク・トラムの乗り場まではMTRの中環駅(セントラル駅)から歩いて10分程度で向かうことができる。

私の場合は、MTR中環駅から香港トラムで東側のエリアに移動をしていたので、ピーク・トラム乗り場に最も近い香港トラムの駅で降車して徒歩で向かうことにしたのだが、後から振り返ればMTR中環駅からピーク・トラム乗り場まで十分近いのでわざわざ香港トラムに乗り東側へ移動し、そこから徒歩で乗り場まで向かう必要はなかったと思う。

MTR中環駅のK出口〜ピーク・トラム乗り場まで直接徒歩で移動するのが一番早いので、最短距離は下記のGoogleマップの通りとなるだろう。

無事にピーク・トラムの乗り場に到着すると、まだ日没前にも関わらず大行列となっており、あまりの観光客の多さに山頂まで行くのにどの程度時間がかかるのか?と困惑してしまったのだが、意外行列が進むスピードは早く、30分ほどでピーク・トラムに乗ることができた

これでも、16:30頃の乗車かつ日没までまだ時間があったのでピークタイムではなかったのかもしれない。

土日の日没の時間帯は1〜2時間の混雑があると事前に確認をしていたのでさすがにそこまでの行列でなくて安堵した。

日没後の夜景だけではなく、昼間の景色も見たいのであれば15:00〜16:30頃にピークトラムに乗り、頂上に向かうことで両方楽しむことができるのではないかと思う。(実際に私が訪問したのは11月だったが、別の時期であれば日没の時刻は変わるので事前確認をしておいた方が良い。)

ピーク・トラム乗り場では既に購入していた香港の交通系ICカード「オクトパスカード(八達通)」を使って乗車することができたので、通常のピーク・トラムのチケット購入の待ち時間を減らすことができたのも待ち時間削減に大きく影響した

ピーク・トラムを利用する際には、オクトパスカードを事前購入するか、事前予約サイトで購入をしておくと、チケット購入の待ち時間を削減できるのでお勧めである。

ピーク・トラムのチケット料金は大人が往復で88HKD(日本円換算で1,700円程度、2025年2月の換算レート)となっており、香港の物価を考えればそこまで高くもないのかもしれない。

厄介なのは、やはり混雑のようで、通常時は7:30〜23:00の間で15分〜20分間隔で運行されているが、週末などの混雑時には10分間隔で運行されているようだ。

さらに、ピーク・トラムは2022年に新しい車両に変わり、実際に乗ってみて中も広々としておりかなり快適だった。

ここからはピーク・トラムの山頂駅まで約10分ほどかけて登っていき、途中駅もあるのだが原則としては全列車が通過するようになっている。

座席が満席でやむを得ず立ち乗りとなってしまったことでより感じたことだが、坂を登る時に想像以上に傾き、後ろに転げ落ちそうになるほどだったので、よく手すりに掴まっていないとかなり危ない

実際に最高傾斜は27もあり、車窓からの景色では香港のビルが傾いて見えるほどなのである。

急斜面を一気に駆け上がって行くピーク・トラムは、これまで私が乗車したことのあるトラムの中で一番傾斜がきつかったと思う。

海抜396mの頂上まで約10分という時間で登って行くわけだから、そのぐらいの傾斜になるのも理解できる。

ピーク・トラムに乗車する際には、できれば進行方向の右側に座れると良く、右側からしか香港市街を望むことができない

景色を見るために右側に座ると良い!という事前情報を持っている観光客も多くおり、右側の席は一瞬で埋まりやすいので、確保するには素早く乗車時にピーク・トラムに乗り込む必要があると思う。

座ることができなかった場合は、立ったままでも進行方向の右側を見ることができるが、他の観光客も多いので、なかなか人の映らない写真を撮るのが難しかった。

今回私は右側の座席には座ることができなかったが、立ち乗りだったのでできるだけ右側の窓際に移動し、やっとの思いで香港市街を窓から望むことができた

元々ビクトリア・ピークにはイギリス統治下の時代に高級住宅街がありピーク・トラムは高級住宅に住むイギリスの住民が山の上にある住宅と市街地を往復するために作られたケールブルカーだったといい、1888年に開通した香港で最初の公共交通機関でもあり、140年近い歴史がある

また、ピーク・トラムは香港大学の研究で坂を登る際に幻影が見えるというのである。

この現象が起こることを知らなかったので、私が見ている限りでは高層ビルが落下するようには見えなかったのだが、運良く右側の座席に座ることができた方は試してみると良いだろう。

香港大学による研究によると、ピーク・トラムの乗客は次のような壮大な幻影を体験することになります。坂を上るとき、トラムの右手に広がる高層建築がザ・ピークに向かって落下するように見えます。こうしたピーク・トラムの幻影は、視界の傾き加減やトラム内の乗客の体の傾きによる、主観的平衡感覚の変化によって起こります。

引用:「ピーク・トラム公式サイト ピーク・トラム 130年以上を超える歴史を感じて」

「ビクトリア・ピーク」から香港100万ドルの夜景を眺める

ピークトラムの中環駅出発後およそ10分程度「ピークタワー(The Peak Tower , 凌霄閣)」に直結しているピークトラムの山頂駅に到着した。

ピークタワーは中華鍋のような特徴的な形をしており、下層階にはレストランやショッピングセンターなどがあり、最上階にあたる海抜428mの展望台「スカイテラス428(Sky Terrace 428 , 摩天台428)」こそが、香港100万ドルの絶景を望むことができる場所となっている。

ピークタワーの中に建物の全景を表す写真があったので撮影をしてきたものが下の写真となるが、下の写真のような鳥瞰図を自分で撮影することはできなかった。

そもそも、ピークタワーの頂上にある展望台「スカイテラス428」が香港で最も高い場所なので、その高さよりか上からの写真はドローンを飛行させない限り撮影は難しいのではないだろうか。

大人は75HKD(日本円換算で1,500円程度、2025年2月の換算レート)の入場料を支払えば、スカイテラス428の展望台にエレベーターで移動できるようになっている。

実際に入場料を払い、エレベーターでピークタワーの頂上にある展望台「スカイテラス428」に移動して上からの景色を眺めてみたが絶景が広がっており、マジックアワーになりつつある時間帯なので、少し赤みがかっていた

ちょうどこの時点で時刻は17:10となっていた。

この景色を見ることができただけでも、香港にきた甲斐があったと思わせる絶景である。

日没は17:40前後なので、日没に伴う景色の変化を楽しみながら30分以上この撮影地点で待機することにした

日没と共に観光客の数も続々と増えてきており、展望台の最前列からの景色を見たかったので、いわば場所どりをした形である。

東京と比べると上に高い”のっぽビル”が林立しており、狭い都市圏にびっしりと高層ビル群が立ち並ぶ香港の狭さが分かるのではないかと思う。

写真の撮影地点が香港島で下には国際金融都市香港の高層ビルが林立しており、ビクトリア・ハーバーを挟んだ九龍半島側には午前中まで観光をしていた尖沙咀エリアがある

写真右上にうっすらと見える細長く続く平地があるが、1998年まで運用されていた香港の旧空港で「啓徳空港(Kai Tak Airport)」の滑走路である。

啓徳空港といえば香港の街の中心部にあり、ビル群スレスレを急カーブしながら航空機が着陸するシーンを思い浮かべる方もいるのではないかと思うが、「伝説の香港カーブ」と呼ばれるカーブをして着陸しなければならない世界一着陸が危険な空港という異名もあった空港である。

香港の立地として、山と海に囲まれたエリアに大規模な都市圏が形成されていることが一目でわかるのではないだろうか。

日が落ちて行くにつれて徐々に観光客の数も増えてきており夜になるのを皆が待機しているように見えた。

時刻は17:50となり、さらにあたりが暗くなり、ネオンサインが目立つようになってきた

既に日没の時間は過ぎているので、もう少しで100万ドルの夜景を見ることができるだろう。

時刻は18:00を過ぎて、さらに一段と暗くなりビルの部屋に灯る灯りやネオンサインが際立って見えるような時間帯になってきた。

アートをキーワードどしてビクトリアハーバー沿いに誕生した「西九文化区(West Kowloon Cultural District , 西九文化區)」にある2021年のオープン以降、香港の新名所になりつつあるアジア初の視覚文化ミュージアム「M+」の巨大LEDスクリーンが写真左側に見える。

時間があれば「M+」というビジュアルアート博物館に行ってみたかったが今回は諦めることにした。

「地球の歩き方 香港マカオ深圳’24’25」の最新号で表表紙にもなっているランドマークで、オープンから大きな注目を浴びていることが分かるのではないだろうか。

時刻は18:03となり、周囲の景色はほとんど真っ暗になってきた。

時刻は18:08となり、すっかり日が落ちて周囲も真っ暗になった

正直、これまでの人生でここまで素晴らしい夜景を見るのは初めてなのではないかと思った。

日本三大夜景の函館、神戸、長崎にも行ったことがあるが、それらの3つと比べても香港のビクトリアピークの夜景が特に素晴らしいと思った

この時間帯になると、展望台の周囲にはかなりの観光客が集まっていて、写真を撮るのもやっとの状態となっていた。

ビルのネオンサインの点灯色も時間によって色が異なるので、同じような写真でもそれぞれのビルで点灯しているライトの色彩が様々で街の印象が若干変わると思う。

18:10〜18:20にかけて完全に真っ暗になったビクトリアピークの夜景をずっと眺めていた。

大勢の観光客に囲まれながらも、最前列から夜景鑑賞ができていたので、暗くなる前にピークトラムで山頂まで登り日没前から日没後にかけての景色の変化を楽しむのがビクトリアピークの観光には一番良いのではないかと思ってしまうほど、素晴らしい景色の移り変わりを1時間程度で見ることができた

香港島はビクトリアハーバー沿いに東西に都市圏が形成されているので、端から端までを写真で写すのが難しいほどかなりの広角に夜景が広がっているという印象だった。

約1時間30分後の20:00から毎日開催されると音の祭典「シンフォニー・オブ・ライツ(A Symphony of Lights , 幻彩詠香江)」を見るためには、ビクトリアピークの観光を18:30には終えて下山する必要がある。

シンフォニーオブライツをビクトリアピークからでも見ることができるので、その場合はこの場所で時間まで待機していれば良いのだが、できるだけビクトリアハーバーに近いところで見学をしたかったので、午前中まで観光をしていた「尖沙咀プロムナード(Tsim Sha Tsui Promenade)に戻ることを決めていた。

尖沙咀プロムナードはシンフォニーオブライツを鑑賞する上でもベストスポットだと各旅行雑誌で言われているほどである。

1日中見ていたいほどの夜景だったが、そろそろ移動を始めることにする。

次にビクトリアピークに行くことができるのはいつになるのか分からないので、最後に100万ドルの夜景をしっかりと目に焼き付けて下山することにする。

名残惜しいビクトリアピークの夜景を後にしながら、今まで夜景を見ていた展望台「スカイテラス428」に直結しているピークトラムで下山しようとしたが、トラムの乗り場前に長蛇の列ができており、とんでもない混雑状況になっていた。

詳細な人数はわからないが、200人〜300人以上は並んでいたのではないかと思う。

想定にはなるが、私と同じような考えをしており、ビクトリアピークで夜景を見た後に、ビクトリアハーバーに近いところでシンフォニーオブライツを見ようと、ピークトラムで下山する観光客で溢れていたのだと思う。

下山時にある程度混雑することは想定をしていたものの、1時間以上並びやっとの思いで下山することができて、香港島中環の行きに通った道を戻り、MTR中環駅に徒歩で到着した。

シンフォニーオブライツの開催時間に間に合わせるためにかなりの急足でMTR中環駅まで歩いたのだが、途中の金融街の高層ビル群が綺麗に輝いていており、地上での景色も十分に綺麗だった。

MTR中環駅まで到着してしまえば、「尖沙咀プロムナード」最寄駅のMTR尖沙咀駅まで、ビクトリアハーバーの地下区間を通り、約6分程で移動できるのでかなり便利だった。

1時間30分前の18:30にビクトリアピークを出発していれば開始時間には余裕で間に合うかと思っていたものの、結局シンフォニーオブライツの観覧ベストスポットの「尖沙咀プロムナード」に到着したのはショーの開始時間3分前の19:57だった。

今回、日没が比較的早い11月だからこそビクトリアピークの夜景、ベストスポットからのシンフォニーオブライツを両方見ることができたが、夏の日没が遅い時期だとビクトリアピークの夜景とシンフォニーオブライツのショーを「尖沙咀プロムナード」で両方同じ日に見ることは難しいのではないかと思う。

次回#11では「尖沙咀プロムナード(Tsim Sha Tsui Promenade)で、と音の祭典「シンフォニー・オブ・ライツ(A Symphony of Lights , 幻彩詠香江)」を鑑賞します。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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