ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのクラウドフォレストとフラワードームの観光を終えた後は、マリーナベイサンズの脇を散歩しながらMRTでホテルへと戻ることにした。
この日宿泊予定のホテル・ボスの近くにはアラブストリートがあるため、帰り際にアラブストリートで有名な日本食ラーメン店があり立ち寄ってきたのでその様子も紹介をしたいと思う。
夜の「マリーナ湾」沿いを散歩
フラワードームを後にして、マリーナベイサンズの方向へと歩いていくが、既に日没の間際となっており、あたりはだんだんと暗くなってきていた。
マリーナ湾沿いを歩いてみると夜空にマリーナベイサンズが煌々と輝いており、昼間のマリーナベイサンズよりも見応えがあった。
マリーナベイサンズはショッピングセンターやカジノが併設されたIR(統合型リゾート)施設であり、実際にカジノの中も見てこようと思い、館内のカジノ施設に行くことにした。

館内に入ると分かりやすいほど大きな文字で「マリナーベイサンズ カジノ シンガポール」と英語表記で記載があり、入口は非常に分かりやすかった。
カジノ施設なので、もちろん館内の撮影は禁止となっている。
大きな金額ではなく少額でカジノに挑戦しようと思い、外国人である私はパスポートを提示さえすればカジノに入場することができるので、エントランスの前まで入って行った。
エントランスでパスポートをチェックしているカジノの係員から、持ち合わせていたリュックはカジノ施設内に持ち込むことができないので、施設の外にあるロッカーに預けておくように促された。
リュックの中にはタブレットや撮影用の機材なども持っていたので、心配性である私はロッカーに付けている間に盗まれてしまったら大変だと思い、そこまでしてカジノをやるのであればわざわざ入る必要もないかと思い、カジノは断念することにした。
正直、カジノに行くかどうか迷っていたレベルだったので、荷物を預けてまでは入らなくても良いかなと思ってしまったわけである。

マリーナベイサンズの内部も昨日の夜にある程度は観光していたので、再び建物の外に出てマリーナ湾沿いの海辺を歩きながらMRTダウンタウン駅へと徒歩で向かうことにした。
MRTダウンタウン駅の周辺まで歩いてみると、今日の昼間に実際に見学をしたシェントンウェイにある三菱UFJ銀行が入居しているマリーナ・ワンという高層ビルを見ることができた。
世界の名だたる金融機関の高層ビルが立ち並ぶシェントンウェイエリアに煌々と輝く日本のメガバンクである三菱UFJ銀行のビルもあり、なんだか少し安心した気分にもなった。

そこからは再びMRTダウンタウン駅からMRTに乗車してホテルから程近いMRTブギス駅で降車することにした。
折角ホテルの近くにアラブストリートもあるので、昼間の様子だけではなく夜の景色も見ながら歩いてホテルに戻ろうということで、MRTブギス駅からは徒歩でアラブストリートの方向に移動してみた。
夜の「アラブストリート」にある北海道ラーメン「壱鵠堂」に入店
MRTブギス駅を降車し数分ほど歩くと、昨日も訪問したアラブストリートの「サルタン・モスク」が見えてくる。
昼間のアラブストリートとは異なり、夜のアラブストリートもまた独特の雰囲気を醸し出している。
特にライトアップされたサルタン・モスクが夜空に輝いていて本当に美しい。

今回はこちらのサルタン・モスクの目の前に位置する日本食ラーメン店「壱鵠堂(ICHIKOKUDO)」で北海道ラーメンを食べることにした。
壱鵠堂(ICHIKOKUDO)はそもそもシンガポール発祥で、2018年に第1号店がオープンしており、現在ではシンガポール国内に数店舗を構えているそうだ。
特徴的なのが、イスラム教を信仰する人々の多く住むエリアであるアラブストリートに店を構えている背景には、豚肉や酒類を食べることのできないムスリム(イスラム教の信者)でも食べることのできる「ハラル認証」ラーメンを提供しているというところである。
ハラル認証・・・戒律が厳しいイスラム教徒でも安心して食べることができるように、豚肉や酒類などを使わない料理のみに認められる認証であり、イスラム教の戒律に則って製造・調理された製品であることを示す。
食材制限がある中でも、豚肉ではなく鶏がらスープを使いムスリムでも食べられるラーメンを提供しているということもあり、ムスリムコミュニティの中で口コミで人気が広がっているようだ。
実際なぜ私がシンガポールに来てまで日本食を食べるのか?と思う方もいるかもしれないが、私の出身はラーメンの本場の街でもあるので幼少期からラーメンを食べ慣れており、海外旅行先でもラーメンを食べたくなってしまうほどのラーメン好きだからということの他に、興味本位でハラル認証を受けているラーメンを食べて見たいということが本音である。

それにしても有名な観光スポットでもあるサルタン・モスクの目の前の立地に日本のラーメン店があるわけで、なぜこの立地に出店したのだろうか?と初見では思ってしまうが、ハラル認証のラーメンを提供しているという背景が分かればこの場所に店を構えていることにも納得がいくだろう。

実際に店の中に入店してみたが、客層は様々でムスリムと思われる人々から観光客まで多種多様な人が入店してラーメンを食べていた。
目の前のサルタン・モスクを観光していた日本人は見かけたが、私が訪問したタイミングでは壱鵠堂(ICHIKOKUDO)でラーメンを食べている日本人は私だけだったと思う。

メニューを開き、私が注文したのはこちらの壱鵠堂ラーメン《元祖》である。
値段は10.9SGDで日本円に換算すると1,200円程度で日本のラーメンと比べると若干高めだが、手が出ないほどでは全くないのでこちらのラーメンを注文してみることにした。

私が注文したのは醤油ベースの味わいでしょっぱさ加減も絶妙なバランスに調整されていて本当に美味しく味わうことができた。
正直に言って日本で出店していても人気が出るような味付けで本当に美味しかった。
一杯では物足りず、もう一杯注文をしたかったが、食べ過ぎも良くなく値段もそれなりなので今回はやめておくことにした。

結論としては、シンガポールで日本のラーメン店と比べても美味しいと感じるラーメンを食べられるとは思っても見なかったので、今回貴重な経験をすることができた。
海外旅行の際には現地の名物料理を食べてみるのも良いが、日本食を食べてみるのもまた面白いのではないかと思う。
ここまで読んでいただきありがとうございました。続きは、#16をご覧ください。


