中国の北京をトランジットで経由してカンボジアを旅行して、最終日にも再びトランジットで北京に戻ってきた。
最終日のトランジットは11時間ほどの時間の余裕があり、北京市内の他の観光地を巡るか、北京の郊外にある万里の長城を目指すか悩んだ末に、一生に一度は行ってみたいと思っていた万里の長城に行くことに決めた。
事前に地球の歩き方で調べてみると万里の長城のうち、「八達嶺長城(Badaling Great Wall)」という場所が最もメジャーな観光地で、交通手段の便もよく、多くの観光客が訪れているという。
地球の歩き方では八達嶺長城はあまりにも大混雑なので、「慕田峪長城(Great Wall At Mutianyu)」という場所が観光客も少なくおすすめということだったが、初めての訪問でもあるので一番メジャーな八達嶺長城を見ておきたいと思い、今回の弾丸旅行を決行した。
空港と市内を結ぶ「北京地下鉄首都機場線」&「北京地下鉄」に乗車
カンボジアのプノンペンを出発して、北京の首都国際空港に戻ってきたのは最終日の早朝の時間帯である。
プノンペンで連日30℃以上の気温の中で生活していたが、中国の北京の気温は氷点下5℃である。
真夏から一瞬にして真冬の環境に放り込まれたので気温差で風邪を引いてしまいそうであるが、予防のために防寒対策も万全に準備をしてきた。
プノンペン空港では着替えなどもできていなかったので、早朝7:00台の北京首都空港到着後に着替えや身支度を整えて、北京首都国際空港から万里の長城 「八達嶺長城(Badaling Great Wall)」へと向かうことにした。

北京の街中のトイレとは違い、北京首都国際空港のトイレは非常に清潔だったので、着替えなどもしやすかった。
万里の長城内のトイレは多くの人が訪れているということもあり、入るのを躊躇うほどに汚かったので、その差は大違いであった。

初日の天安門広場訪問時と同様に、北京地下鉄首都機場線で北京市内の中心部へと向かう。
北京市内の他の路線とは運賃体系が異なり、一律で25元(日本円換算で510円、2025年2月の換算レート)なので日本の鉄道に比べれば比較的安いのではないだろうか。

手荷物検査を受けた後、クレジットカードでのタッチ決済で改札を通過して改札内へと入っていく。
クレジットカード利用時にメールが届く設定には私はしているのだが、タッチ決済で改札に入るとタッチ時に一旦25元が決済され、降車時にマイナス25元をした後に再度25元が決済される仕組みとなっていた。

おそらくだが、前受金(デポジット)として、改札入札時に料金を一旦収受しておくことで支払い忘れがないように対策をしているものと思われる。

それほど待つこともなく列車も到着するので、到着したら日本の電車と同様に車内に乗り込む。

車内も揺れが非常に少なく、途中で寝てしまうほど快適な走りだった。
ただし列車の座席の向きとは逆向きに走行をしているので、酔う方は注意をしないといけない。
北京首都国際空港の第3ターミナルと第2ターミナル駅に停車をした後に、列車が戻る形で北京市内へと移動する形になっているので、後ろ向きでの走行がどうしても発生してしまうようである。
電車好きの方はよくご存知だと思うが、北京首都国際空港の第3ターミナルと第2ターミナル駅のそれぞれがスイッチバックする線路の構造となっている。
スイッチバック・・・列車の進行方向から反対方向へと鋭角的に進行方向を転換する鉄道路線または運転行為

列車の右側座席に座っていたのだが、座席の向きとは逆側に進んでいるので、太陽が上る東側の空を右側の車窓から見ることができた。

大気汚染の影響なのかは分からないが、モヤがかかっており太陽を肉眼でも見ることができる。

早朝の北京の幻想的な朝日を列車の中で見ながら北京市内へと進んでいく。

北京市内中心部に近づくにつれて徐々にビルの数が増えてくる。

高層マンションや高速道路も見えてきた。

列車はリニアモーターカーを採用しており、長く乗っていたいほど静かで快適だったが、乗り換え駅が近づいてきた。

初日の天安門広場訪問時は北京地下鉄首都機場線で終着駅の北新橋駅まで向かったが、今回はその一つ手前の駅である「東直門駅」という駅で降車する。
東直門駅からは北京市内を環状運転する北京地下鉄2号線に乗車して、万里の長城「八達嶺長城」へと向かうバスが出発する「積水潭駅」で降車する。
北京地下鉄2号線は市内の最も中心を環状に運行しており、東京でいう山手線、大阪でいう大阪環状線みたいな路線をイメージしてもらえると分かりやすいのではないかと思う。

首都機場線以外の北京地下鉄でもクレジットカード以外に、現金やAlipayやWeChat Payでも自動券売機で乗車券を購入できるようになっている。

地下鉄の車内には日本では絶対に見ないような禁止マークがあって面白かった。
左から順に、追いかけっこ禁止、物乞いの禁止、携帯電話使用時の大きな声での会話禁止である。
日本の地下鉄では常識的に考えて禁止事項であるが、中国の地下鉄では明文化して記載をしているところが注目ポイントではないだろうか。
下記の行為を行なってしまっていた事例が過去にあり、明文化するようになったのではないかと思う。
シンガポールの地下鉄ではドリアン持ち込み禁止というルールがあったが、各国の地下鉄ルールを比べてみると、案外、その国の制度や雰囲気を知ることができるのかもしれない。

万里の長城「八達嶺長城」へと向かうバスが出発する「積水潭駅」に到着した。

地球の歩き方で予習をしていた通り、「積水潭駅」のB2出口から出ると、万里の長城「八達嶺長城」へと向かうバス停が出てくるらしい。

案内板に従い、万里の長城「八達嶺長城」へと向かう877バスの乗り場に向かい歩いていく。

地上に出てきて、877バスのバス停を探すために歩き回っていたところ、万里の長城行きのバス停を発見して、「ここではなかったかな?877という文字も書いてないし違うのかな?」と迷っていたところ、「このバスは万里の長城に行きますよ」と声をかけてくる人がいた。
本来なら877バスという看板が無かったので付いて行くべきでは無かったのだが、中国語が全く分からない、バスの時刻表がない、トランジットの時間もあるので早めに万里の長城に行きたい、という様々な事情がありぼったくりではないかと疑いながらも付いていってしまった。

英語での会話は通じず、中国語しか通じない状況の中で相手が何を言っているのかほとんど分からない。
877バスに乗車をしたかったのだが、877バスかどうか確信が持てなかったので、困惑をしていたところ、「もうバスが出発するから早くしてくれ」というジェスチャーがあり、バスを見てみると大勢の観光客がすでに出発を待機していた。
877バスであれば12元(日本円換算で250円、2025年2月の換算レート)ということを事前に把握していたので、金額を確認したく聞いてみると50元(日本円で1,030円、2025年2月の換算レート)ということで実に4倍の金額となっている。
なぜここまで高いのか?と聞きたかったのだが、英語も通じないので、どうしようもなく、最悪700円の違いなら時間優先で乗ってしまっても良いかということでこのバスに渋々乗ることにした。

なぜこのバスの金額が高かったのかは後ほど分かったのだが、私が乗せられたバスは万里の長城を往復するツアーバスだったようで往復の料金+バスガイドも付いての4倍の値段設定ということだった。
ぼったくりではないが、半ば強引にバスに乗れと言われたのでぼったくられたと感じていたのだが、万里の長城に到着後もチケットの購入など様々な場面でガイドにフォローをしてもらったので、結果的には良かったのではないかと思う。
帰りバスの時間ではトランジットに間に合わないので、帰りは877バスに乗車して早めに空港に戻ることができるか心配だったが、帰りのバスに乗らなくとも問題ないということだった。

多くの観光客が訪れる「万里の長城 八達嶺長城」を観光
北京市内の「積水潭駅」から「万里の長城 八達嶺長城」までのバスでの旅路
乗車時間は1時間30分ほどだっただろうか、意味のわからない中国語のガイドを延々と聞きながら万里の長城へと向かっていると、進行方向の右手に「万里の長城 八達嶺長城」の姿が見えてきた。
ガイドの声があまりにも大きいせいで耳が痛くなるほどだったが、大音量にも負けず、この日は機内泊でほとんど寝られていなかったので、到着までは完全に爆睡をすることができた。
バスには明らかに外国人は乗車しておらず、他全員が中国人だった。
今回のバスはツアーなのでバス乗車時には事前の点呼もあり、ガイドさんが中国語で「○○××、○○××」と確認していると私の番が回ってきて、「このバスに乗車している外国人の方?」と点呼をしたようで、乗車している中国人が一斉にこちらを見たのがなんだか居心地が悪かった。
中国語が全くわからない日本人が中国語のガイドバスに乗せられており、他全員が中国人なのだから、そうなってしまうのも無理はないだろう。

バスの車窓からも徐々に「万里の長城 八達嶺長城」の姿が大きくなり、到着が近づいてきていることが分かる。

外の外気の温度が低く、バス車内が暖かいので、窓ガラスは曇ってしまっており、外の景色が見づらいのが非常に残念なのだが、長く連なる八達嶺長城の姿がよく見える。

ツアーバスではあったものの、時間のロスも少なく目的の八達嶺長城まで連れてきてもらったので、やっと安心することができた。

「万里の長城 八達嶺長城」の「女坂」に到着
こちらが今回半ば強引にお世話になったツアーバスである。

乗車していた中国人の多くも、中国の他の地方から北京に観光をしにきていたのではないか?と、私の勝手な推測ながら思った。

バスを降車した後、チケット売り場に向けてツアー一行で歩いていく。

駐車場には観光バスと思われる多くのバスが列をなしていた。

案内板を見てみると私がいた場所は写真右上の赤い星印となっているところのようである。

北側にあるのが「女坂」、南側にあるのが「男坂」となっており、比較的傾斜が緩やかな「女坂」の方向へと今回は向かうことになる。
「女坂」の頂上まではロープウェイがあるので、こちらに乗車して頂上へと向かうことにした。

女坂ロープウェイに乗車
ロープウェイの乗車の際にチケットの購入が必要になるのだが、チケット購入のあまりの行列でかなりの時間をロスすることになってしまった。
「万里の長城 八達嶺長城に入場するための入場券」+「女坂ロープウェイの乗車券」がロープウェイ乗車時に必要になるので、それぞれを購入しておかなければならない。
天安門広場などと異なり、事前の予約などは2025年1月の訪問時には必要なかったので、その点は比較的訪問しやすいのかもしれない。

「八達嶺索道(Badaling Cableway)」と書かれた建物を目印にロープウェイの乗り場へと進む。

この日は大混雑だったので、建物正面から大きく迂回して、建物内に入る行列に並ぶ必要があった。

建物内に入れたは良いものの、やはり建物内も大混雑であった。
ツアーの他の中国人たちは既にロープウェイに乗り込んでいたものの、チケットの購入方法がわからずスマートフォンで調べていたのを見つけたのか、バスガイドが私のところにやってきて、チケット購入のサポートをしてくれた。
正直、ぼったくりをされたと思っていたが、助けてもらったのでかなりありがたかった。
と思っていたのだがよくよく考えてみると徒歩でも登ることのできる万里の長城を、ロープウェイにわざわざ乗ることになっていたこと自体がぼったくりに近いと言っても過言ではないのかもしれない。
今回のツアーでどの程度私が損をしたかについては本記事の終盤にて記載しています。
実際に、女坂ロープウェイのチケットは往復で140元(日本円で約2,900円、2025年2月の換算レート)という値段設定だったわけだが、正直言って高すぎた。

ロープウェイに加えて、ツアーバスの車内でTrip.comから予約をしていた八達嶺長城に入場するための入場券の購入にも750円かかっており、万里の長城に行くための乗り物代+入場券代で4,000円弱も要したということになる。
チケットの購入後も館内の行列に並び、ロープウェイの乗り場へと向かっていく。
中国の旧正月である春節まで残り一週間という時期でもあり、春節の装飾がたくさん飾られていた。

並び始めから30分以上が経過してようやくロープウェイ乗り場まで到着することができた。

中国語と英語で若干書いてある内容が異なる気がするのだが、中国語では制限人数1台につき8人、老人優先と書いてあり、英語ではロープウェイごとに乗車、老人優先と書いてある。

中国のロープウェイというと少し心配になる方もいるのかもしれないが、見るからに新しいロープウェイが使用されており過度な心配は不要だと思う。

相乗りにはなるが、ロープウェイの中へと乗車していく。

相席となったのは、他全員が中国人だった。

ロープウェイからは景色は壮観である。

あっという間に女坂の頂上へと到着してしまった。

ロープウェイを降りると程なくして八達嶺長城の北八楼に向けて登ることができる。

万里の長城 八達嶺長城の女坂「北八楼」周辺散歩
やっと万里の長城の景色が見えてきた。
ただし、あまりの人の多さに前にほとんど進むことができず、群衆雪崩が起きてしまうのではないかというほどに混雑している。
男坂に比べて比較的傾斜が緩やかと言われる女坂でも、実際に登ってみるとかなりの傾斜があると感じた。

人の数に圧倒されながらも、北八楼を目指して一歩一歩上へと歩みを進めていく。

事前に混雑することは予習していたが、遥かに想像を超える混雑だったので、覚悟して登らないといけない。

工事中の足場が景色の邪魔にはなっているが、北六楼から北七楼にかけての景色を見ることができた。

万里の長城の後ろ側には、天につくように高く聳える山々が連なっている。

世界史の教科書で学生時代に学んだ万里の長城にいま来ているなんて信じられない。

万里の長城は人類史上最大の建築物で北方の騎馬遊牧民族の侵入を防ぐために紀元前7世紀ごろから当時分裂していた中国各地の国で作られていたというから驚きである。
2,200年前の秦の時代の始皇帝の時代に各国の皇帝を繋いで、現在の万里の長城に至る基礎を作ったのだそうだ。

さらには総延長6,000kmを超えており、日本に換算すれば北海道から沖縄を遥かに超える距離に連続して長城が築かれているということになる。

この日はモヤがかかってしまっており残念だが、奥の山々までうっすらと万里の長城が連なっていることが分かるのではないかと思う。

さらに階段を登りもっと高い位置から万里の長城を覗いてみることにした。

完全に中国人の中に私も紛れ込んでいるので、側から見ればほとんど日本人とは気づかれないほどの混雑である。

万里の長城が続く先まで人の集団も続いており、かなりの混雑であることが分かると思う。

人を掻き分けながら、女坂をやっと登りながら、景色を見ているのだから感慨深いものがあった。

北八楼に近づくにつれて、さらに人の数は増えてきて身動きが取れないほどになってきた。

下からもどんどん観光客が登ってくるので、どうしても上部に人だかりができてしまい密集する。

階段を登っては、一旦休憩しながら景色を見て、また階段を登っては景色を見てと何度も繰り返しながら女坂の上部へと登って行った。

11時間のトランジットで時間があるようにも見えるが、実際に万里の長城に滞在できる時間としては2〜3時間ほどしかないので、意外と余裕が無かった。

北八楼がようやく見えてきたが、観光客で埋め尽くされている。

北九楼の方角を覗いてみても、北七楼の方向より少ないものの、かなりの人がいることが分かる。

大勢の観光客とともに、転ばないように一歩一歩着実に坂を登っていく。

このあたりまで来ると一段と高い位置から北七楼付近の様子を見ることができるようになってきた。

空は青空でも大気汚染のせいなのだろうか、やはりモヤがかかっているのが分かる。

風が吹いてくれればモヤも吹き飛ぶのだろうが、残念ながら風は吹いてこない。

以前日本で竹田城の雲海を見たことがあるが、規模こそ違うものの近しい雰囲気を感じた。

この位置から見るとまるで天空の城のように見えなくもない。

実はこの写真を見ただけでも、どちらの方向から敵が攻めてくる可能性があるのか判別することができるというのである。

敵である北方の遊牧民族が攻めてくるのを防ぐために、敵側の壁は高く、銃弾を打ち込めるように壁に切れ目が空いているのが分かるのではないかと思う。
一方で内側の壁はかなり低くなっていることが分かる。

はるばるこの山々を切り拓いて長さ6,000kmにもわたる長城を建設したのだからとんでもないことだと思う。

写真奥側の壁の隙間から敵の侵入を確認し、攻撃をしていたのである。

高い山々でさえも乗り越えるのが大変だが、長城から常時監視されて、銃弾が撃ち込まれるようでは内側に入ることが相当に難しかったのだろう。

北八楼付近にようやく到着したが、完全に身動きが取れないほどの人の数になってしまった。

抜け出すにはどうしたら良いのだろうか?と考えても一歩も動くことができない。

人々が動く方向に押される感じで歩いて行かざるを得なかった。

さすがに人口の多い中国ならではの混雑ぶりなのではないだろうか。

写真からは見えないが、天安門広場と同様に中国国旗を手に持った観光客の姿も散見された。

北八楼に到着して、案内板を見ると右に進めば北九楼、左に進めばロープウェイ降車口の案内がある。

こちらが北九楼の方向の写真である。

うっすらとであるが途方の彼方まで続く万里の長城の様子を見ることができる。

北八楼では多くの人が記念写真を撮影しており、私も壁の最前面まで行き記念写真を撮影した。

来た道を戻るのではなく、ロープウェイの乗り場に向かう方向を目指して別の道を歩いていく。

帰りの道からもはっきりと万里の長城が見えるスポットがたくさんある。




観光客が多くいるメイン通りから外れると人の数もかなり減り落ち着いて観光ができるようになった。




こんなにも高い壁が連なっているのだから、壁を越えるのがどれほど大変だったか容易に想像がつく。





ロープウェイを降りた際に見た景色が近づいてきたので、そろそろロープウェイの乗り場も近いだろう。

モヤがかかった光景がむしろ幻想的にすら見えるようになってきた。




先ほどまで登ってきた長城がこちらなのだが、下から見るとかなり急勾配である。

名残惜しい気持ちもあるが、トランジットの時間もあるのでこのあたりで帰路へとつくことにする。

一生のうちにもう一度は必ず行きたいと思う。

女坂ロープウェイで下山
往復券を購入していた女坂ロープウェイ「八達嶺索道(Badaling Cableway)」を使用して、帰りも下山する。
帰りは行きほどは並んでおらず、10分も並ばずに下山を開始することができた。

ロープウェイ乗り場から見た、本旅行ラストの万里の長城の光景がこちらである。

ロープウェイに乗ってしまえば一瞬で地上に到着する。
上を見上げれば先ほどまで乗ってきたロープウェイが数多く運行されている様子を見ることができる。

877バス停まで移動
現時点で12:30となり、行きに乗車してきたツアーバスは14:00前後の八達嶺長城の出発なので、それに乗車しているとトランジット時刻に間に合わなくなってしまう。
勧誘さえ受けなければ行きも本来乗って行きたかった、北京市内と八達嶺長城を結ぶ最も一般的なバスである877バスで北京市内の中心部まで戻ることにした。
女坂ロープウェイの乗り場から877バス停までは徒歩にして2km離れているのでかなり歩かなければならなかった。
途中で見つけた案内板には中国語や英語、韓国語とともに日本語の表記もあって解説が非常に分かりやすかった。

観光客を2億人も受け入れているというから単純に計算すれば日本の総人口よりも多いことになる。

877バス停までは文字が消えてしまっているが、実際は2,000mと書いてあるのだろう。

877バス停がありそうな方向に向かって歩いていく。

こちらの青いバスが877バスのようにも見えたが、乗車できそうな雰囲気では無かったので、案内板に促されるままに877バスの乗り場へと歩いていく。

八達嶺長城と書かれた大きな看板と、さまざまな行き先を示す案内板があるが、877バスについての記載はどこにも無く、方向がわからなかったので近くにいた人に確認をして行き先を教えてもらう。

教えてもらった方向に向けて看板などはないが歩いていくことにした。

写真左側から歩いてきて、教えられた通り正面に向かって歩いていけば877バス停があるという。

中国語なのでほとんど読めないが、「I LOVE 万里の長城」と書いてあることだけはわかる。
ポストには中国郵政と書いてあり、日本の日本郵政とロゴや色は違うものの雰囲気はほとんど変わらないではないか。

877バスの乗り場に向かって歩いているとなぜか途中に手荷物検査場があり、帰るだけなのに手荷物検査を受けければならず、なぜ帰り道に手荷物検査を受ける必要があるのだろうか?と当時は考えていたのだが、本記事を書きながら考えてみるとその理由が分かってしまった。
往復ともに格安の877バスを利用すれば、877バス停から徒歩で移動して、手荷物検査場を通り八達嶺長城の徒歩登山口から入ることになる。
それが今回はツアーバスに乗ることになってしまったので、手荷物検査を受けずとも反対側のゲートからバスで八達嶺長城に入ることができてしまったが、帰りだけは877バスを利用するためゲートを通過する必要が出てきたというわけである。
さらには、ツアーバスではロープウェイに乗車することを案内されたのだが、877バスに乗車をすればロープウェイに乗らず徒歩登山口の近くに案内をされるので、ロープウェイにわざわざ乗車することも無かっただろう。
877バスで往復共に移動をすれば往復24元(日本円換算で500円、2025年2月の換算レート)+万里の長城入場料750円のたったの合計1,250円で移動及び万里の長城観光を楽しめたというわけである。
実際には、行きのツアーバス代往復50元(日本円で1,030円、2025年2月の換算レート)だがトランジットに間に合わず片道利用+帰りの877バス代片道12元(日本円換算で250円、2025年2月の換算レート)+万里の長城入場料750円+女坂ロープウェイのチケットは往復で140元(日本円で約2,900円、2025年2月の換算レート)の合計4,930円もかけてしまった。
以上の通りで、ツアーバスは半強制的にロープウェイに乗ることになるので、ぼったくりに近いと言っても過言ではないのかもしれない。

877バスのの乗り場に向けて歩いている道中にはさまざまなモニュメントが設置されていた。

こちらが、八達嶺長城が重要文化財に登録されていることを示す看板だろう。

壁には万里の長城が描かれていた。

中国政府による国家の重点的な文化財として八達嶺長城が認定されていることを示す英語の表示板である。

再び万里の長城の一部を見ることができた。
女坂の長城から見た北九楼の方向をまっすぐ進むと、この辺りまで降りてくることができたのである。

ここまでくると877バス停を示す看板が出てきた。

少しだけ万里の長城の姿を望むことができる。

877バス停の看板に沿って歩いていく。

お土産物売り場のようなところへと入っていく。

電光掲示板には877バス停まで残り100mとの表示が出ている。

階段の両側にはずらりとお土産売り場が並んでいる。

お土産売り場を抜けるとようやく緑色のカラーの877バスが見えてきた。

行きも877バスに乗りたかったのだが、ある意味でぼったくられていたのは残念である。
877バスに乗っていれば行きもこちらのバス停に到着したのだろう。

肉まんが販売されていたので、10元(日本円換算で約210円、2025年2月の換算レート)で3つ購入して、877バスの中で味わうことにした。

877バスに乗車して北京市内へ戻る
877バスに乗車して、八達嶺長城から北京市内へと戻ることにする。

877バスの料金は片道12元(日本円換算で250円、2025年2月の換算レート)で1時間30分ほど、北京市内まで70kmを走るわけだから非常に安いのではないだろうか。

スタッフに案内されるがままにバスの中に乗り込んでいく。

緑色をした877バスが数多く並んでいた。

車内は通常のバスと同様の設備になっており、エアコンなどももちろん効いている。

運転も荒いということはなく、安全に北京市内まで運行してくれた。

移動中は観光の疲れからか私も含めて、ほとんどの乗客が寝てしまっていた。

空港と市内を結ぶ「北京地下鉄」&「北京地下鉄首都機場線」で帰還
バスの中での睡眠から目を覚ました頃にはすでに北京市内におり、もうすぐで到着というところであった。
バスから降りると目の前には北京地下鉄10号線の「北土城駅」があったので、こちらから地下鉄に乗車して北京首都国際空港へと戻ることにした。

次回北京を訪れたときには必ず北京の街をもっと歩いてみたいと思う。

北京地下鉄10号線の「北土城駅」から地下鉄に乗車する。

北京地下鉄10号線と首都機場線の交差地点である「三元橋駅」で乗り換えをすれば空港まで戻ることができる。

「三元橋駅」から首都機上線に乗車して、トランジット時間にも間に合う形で無事に空港に到着することができた。

11時間のトランジットで「北京首都国際空港」⇄2025年の「万里の長城 八達嶺長城」を弾丸観光してきたわけだが、時間に追われながらも観光することは可能だった。
もう少しゆっくり見たいということであれば、11時間程度のトランジットなら万里の長城に行かず、北京市内の他の観光地を見て回るのもありなのではないだろうか。
次回は、北京首都国際空港から羽田空港まで中国国際航空で帰国します。


