香港島の北側を東西に結ぶ2階建ての路面電車「香港トラム」に初乗車。【香港🇭🇰旅行#9】

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「ミッド・レベル・エスカレーター」を観光し終えた後は、夜景鑑賞のために「ビクトリアピーク(Victoria Peak)」へと向かう予定だったのだが、香港島を東西に渡って走る「香港トラム(Hong Kong Tramways)」に乗って移動をしたので、今回はその旅行記をまとめたいと思う。

香港島の北側を東西に結ぶ2階建て路面電車「香港トラム」に初乗車

香港島の北側をビクトリアハーバー沿いに東西方向に運行されているのが、1904年に開業した2階建て路面電車「香港トラム(Hong Kong Tramways)」である。

世界でも2階建ての路面電車はかなり珍しくイギリスのブラックプール市エジプトのアレキサンドリア市にしか残っていないのだという。

実際に現地に行ってみるとよく分かるが、全ての車両が2階建のトラムで運行されており、これは世界でも唯一なのだそうだ。

【画像引用:HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION

運賃は一律で決められており、大人は3HKD(日本円換算で60円程度、2025年2月の換算レート)で乗ることができるので香港島を観光する場合の目的地によっては、MTRよりも便利な交通手段だ。

ただし移動速度はそんなに速くないので、どちらかというと周囲の景色を見たり香港の街の様子を感じたりすることをメインとして乗ってみるのが良いだろう。

200mから500m毎に各駅停車をするのでスピードもそこまで出すことができず、遠くまで移動するのであれば香港トラムはあまりおすすめしない。

「ミッド・レベル・エスカレーター」から移動した私は、中環駅の西側の駅である上環駅から東方向に向けてトラムで移動することにした。

横幅が狭く、上に高い作りになっているので、“のっぽ”な路面電車とも言えるだろう。

香港トラムには実際に乗車してみたが、2階席に座ってみると景色を一望できて面白い

小さい子供たちが電車の一番前の席に座って運転席の窓ごしに前面展望を望むのと一緒で、私も興味本意で長い間2階席の最前列で景色を見ていた

進行方向は東側を向いておりこのままトラムに乗車していれば中環駅に到着する。

普段道路のど真ん中を高い位置から見ることはないので、2階席から見る香港の街並みは新鮮だった。

香港バスの装飾もカラフルだが、香港トラムの装飾も様々な色があり、カラフルな車体が香港の街中を走っているのでかなり目立つとともに、車体いっぱいに描かれた広告が見ものだった。

乗車方法も至って簡単で前後のドアから乗車し、案内放送はないので自ら地図を見ながら降車ポイントを探して、降車時に現金または香港の交通系ICカード「オクトパスカード(八達通)」でお金を払う仕組みとなっている。

オクトパスカードや現金以外にも、私が訪れた際にはクレジットカードのタッチ決済も利用できるようになっていた。

どこまで行っても3HKD(約60円)という料金設定なので、料金がどんどん加算されていく心配もなく、ぼんやり香港の街を2階席から眺めながらずっと乗っていても良いくらい気持ちがよかった

こちらの写真は香港トラムの中環駅周辺で撮影をしたもので、観光客の他にビジネスマンや学生など様々な人が移動の足として使用していることが分かる。

路面電車の外壁は多種多様な広告が掲載されており、中には日本経済新聞のラッピング車両まで走っていたのだが、動画で撮影していたため写真に収めることはできなかった

また、トラム同士がすれ違うタイミングがかなり見もので、ギリギリのところをすれ違うので隣の列車に座っている乗客とも目が合うほどである。

日が暮れる前には「ビクトリアピーク(Victoria Peak)」に向かう予定だったので、中環〜湾仔の間の区間で香港トラムを降車した。

2階建てのトラムとバスが数多く折り重なって街を走っているところも香港の街の特徴のような光景で、トラム降車の少し前のタイミングでその様子を見ることができた

東洋と西洋が混じり合った独特の雰囲気がある香港の街歩きは本当に楽しく、香港に一度足を踏み入れるとその魅力に取り憑かれる人が多いと思う。

最終日の「香港トラム」再乗車記

時系列は前後してしまうのだが、初回の香港トラム乗車から2日後の2023年11月25日にもトラムに再乗車することになった。

香港トラムの乗り心地の良さを初日の覚えたせいもあってか、最終日にももう一度長い区間を乗車してみたいと思うようになり、香港トラムに1時間ほど乗車してきた。

香港島の中心街から少し東側のエリアである「北角(North Point)」周辺から西側へ向けて乗車していたので、初日に比べれば中環などの香港島市街地中心部から外れたエリアでもあるので、乗客の数も少なく2階席からの前面展望台に集中することができた

【画像引用:HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION

ご覧の通り、私が座ってる反対側の座席にも人がおらず、独占状態で街並みを楽しむことができた

香港島中心市街地の中環や湾仔エリアからは少し離れているということもあり、再開発の進んだ新しいビルではなく昔の香港らしいビルがずらりと並んでいる

ベランダがなく室外機が外壁に設置されて道路側に飛び出ているビルが立ち並ぶ光景こそ「香港らしく」、今回の旅行で求めていた写真を撮影することができた。

この付近には北角の支線があり、市場の軒先をトラムが通り過ぎていく様子を見ることができるようなのだそうだ。

また、次回香港を訪問するようなことがあれば改めてトラムで走破してみたいと思う。

結果的に最終日は1時間ほどトラムに乗車していたが、長い間2階席に座っていると車の排気ガスを多く吸い込むことにもなるので、景色を楽しむことができるというメリットとは別に、デメリットももちろんある。

冒頭にも記載した通り、長距離をトラムで移動しようとすると時間も掛かってしまうので、目的地に応じて短距離を移動するのにはかなり適した交通手段なのではないかとも思う。

香港に行くことがあったら、ぜひ香港トラムには一度乗車することをお勧めしたいと自信を持って言えるほど乗車体験が楽しかった。

移動手段としてだけではなく、観光の一環としてトラムの乗車体験自体を旅行プランの一つに組み込んでみても良いのではないだろうか。

次回#10では、「ビクトリアピーク(Victoria Peak)」についての旅行記となります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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