朝鮮王朝時代の門「崇礼門(南大門)」を訪問
ソウル広場から南下していると見えてきたのが、崇礼門(南大門)である。
崇礼門はスンネムン、南大門はナンデムンと呼ぶ。
ソウルの街の中に突如現れるので、初めて見る人は驚くことだろう。
周囲は高層ビル群に囲まれているが、歴史建築が街のど真ん中にあることで一際目立つ。

崇礼門(南大門)の裏側から見た写真である。
屋根の瓦造りが大変立派で韓国ドラマでもよく見る光景だと思う。

1398年に朝鮮王朝初代王である太祖(テジョ)によって建立された崇礼門(スンネムン)は、朝鮮の首都、漢陽(ハニャン、現在の韓国ソウル)を取り囲む城郭の正門としての役割を果たしていた。
城郭には8つの門があったそうだが、そのうちの一番南にあったのが崇礼門なのだそうだ。
残念ながら2008年に放火により全焼してしまったので現存ではなく、再建された門となっている。

崇礼門を通り抜けて反対の表側に回ってみることにする。

門の通り道の天井部分には竜の装飾が施されていた。
竜の絵は朝鮮王朝時代初期の様式にならい、荘厳で落ち着いた印象の黄や緑の顔料が使われているそうだ。
一度消失してしまった絵画を改めて復元すると言うのは非常に労力のかかる作業であると推測できる。

門の正面側に回ってきたが、屋根造りの素晴らしさに感嘆してしまった。



門の正面には「崇礼門」と旧字体の漢字で書かれた表札がある。


朝鮮王朝時代の軍令儀式を再現した儀式「崇礼門把守儀式」を見学
事前に地球の歩き方で予習をしていた通り、10:00から朝鮮王朝時代の軍令儀式を再現した儀式「崇礼門把守儀式(スンネムン パスウィシッ)」開催される予定なので、周辺を少し散歩しながら待っていた。
開催のタイミングは変更されることもあるので訪問時には改めて確認した方が良いが、月曜日を除く10:00から開催しているので崇礼門を訪れるのであれば時間を合わせて観に行くのが良いだろう。

朝鮮時代の兵士が宮殿を守っていた様子が再現されていて、タイムトラベルをしているような気分になることができる。

朝鮮王朝時代には治安維持と都城の防衛のためにPM10時からAM4時までの深夜の時間帯はソウルの4つの門を閉鎖していたという。
夜10時になると鐘を28回鳴らして都城の門を閉め、午前4時になると鐘を33回鳴らして再び開城する儀式、そして通行禁止になった時間帯に警備兵が都城を巡察する儀式があったと伝えられている。

そのような朝鮮王朝当時の護衛文化を現代の解釈と共に忠実に再現した儀式は見応えがあるので、ソウルに行った際には見てみたいと思っていた。
実際に見ることができたわけだが、飽きない内容でずっと見ていたくなるほどの儀式だった。

続きは、#9をご覧ください。ここまで読んでいただきありがとうございました。


