マカオ半島からバスに乗り、統合型リゾート(カジノ施設)の集積する「コタイ地区」へとやってきた。
夜の22:00過ぎのコタイ地区への到着だったが、統合型リゾートは24時間営業なのであまり時間を気にする必要はない。
統合型リゾート(IR)が集積する「コタイ地区」へ
マカオの「コタイ地区」とは、タイパ地区とコロアン地区の間の元々海だったところを埋め立てて、2つの名前の造語として作られた地域である。
2007年、「ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート」が開業したのを皮切りに、カジノやショッピングモール、エンターテイメント施設を併設する統合型リゾートが続々と誕生した。
統合型リゾート(IR)・・・カジノやホテル、国際会議場、劇場、展示場、ショッピングモールなどの施設が一体となった複合観光施設。IRは「Integrated Resort」の略で、民間事業者が設置・運営する。
統合型リゾート(IR)については最近日本でも話題になっていると思う。
日本の先駆けともいうべき統合型リゾートがマカオのコタイ地区では次々とオープンしているのだ。

【画像引用:大人のマカオ、コロナ終息後に訪れたいイチオシ旅先 HALMEK UPより】
現在、日本でも2030年代の大阪での開業に向け整備が進められている。
(前略)カジノをはじめ、国際会議場や劇場、展示場、ホテル、ショッピングモール等の複合施設の集合体を指します。日本では2018年7月にIR実施法案が成立し、2020年代後半に向けて最大で3ヵ所のIR開業を目指して議論が進められています。ただ、日本が目指すIRはカジノを含む統合型リゾートということもあり、ギャンブル依存症対策など問題点も多く、解決すべき課題もたくさんあります。
(中略)日本におけるカジノを含む統合型リゾートの候補地には、大阪、横浜、長崎、和歌山の4自治体が誘致に名乗りを上げましたが、その後2ヵ所が撤退して大阪と長崎に絞られました。2023年4月に大阪府・大阪市の整備計画が国にはじめて認定され、2030年秋頃の開業に向けて整備が進められる見通しです。
あと数年で大阪に誕生する予定の統合型リゾートを余すことなくマカオで見ることができた。
建物のスケールや規模などこれまで見たことがないレベルで衝撃を覚えた。


コタイ地区初開業のIR「ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート」を訪問
ザ・ヴェネチアン・マカオ(The Venetian Macao)は、世界的に有名なカジノリゾートであり、イタリアのヴェネツィアの街並みをテーマにした豪華な施設となっている。
ラスベガス・サンズ社がアメリカのラスベガスに続き、2つ目に建設した統合型リゾートとなっている。
このカジノは、世界最大級のカジノ面積を誇り、3,000を超えるゲームテーブルとスロットマシンが並んでおり、特に、カジノの広さと豪華な内装が目を引く。
もちろんカジノのある場所は撮影禁止となるので写真はないが、超がつくほど巨大な館内には数えきれないほどのゲームマシンがあり、大変驚いた。




建物の前には、ヴェネチアのサンマルコ広場にある鐘楼(しゅろう)を忠実に再現した建築物がある。

とんでもなく豪華絢爛な建物正面より館内へと入っていく。

エントランスの内部は宮殿のような構造になっており、カジノマネーの凄さを体感した。

「ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート」内にあるベネチアの街
ショッピングセンターにも関わらず、ベネチアの街のように実際に船が走っている。
実は「ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート」内にはベネチアの街並みを再現したショッピングセンターである「ショップス・グランド・カナル」がある。
内装はほぼベネチアの街を再現しており、ショッピングセンターではなくベネチアにいる気分にさせてくれる。
私は本物のベネチアには行ったことが無く、初ベネチアは幸か不幸かこちらのマカオにある街並みとなりました。

ヴェネチアを模したモールとあって、モール内には150メートルの運河が3本あり、そこをゴンドラ舟が行き来している。

この日は夜遅く、既に船の運行は終了しているが、通常ゴンドラ(船)に有料で乗船することもできる。
ただでさえ広いショッピングセンター内をゴンドラで移動できれば負担はかなり軽くなるだろう。




エッフェル塔のあるIR「ザ パリジャン マカオ」を訪問
ザ・ヴェネチアン・マカオに隣接して建てられている統合型リゾートパリジャン・マカオ(The Parisian Macao)には双方に繋がる館内の連絡通路を通り、行き来することができる。
パリジャン・マカオはフランス・パリの象徴的な建物であるエッフェル塔を再現したことで非常に有名で、実物大の半分のサイズで建てられており、マカオのランドマークの一つとして観光名所にもなっている。
ラスベガス・サンズ社がマカオでは「ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート」に続き、2件目として「ザ パリジャン マカオ」を建設している。
ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾートからザ パリジャン マカオへの連絡通路の写真だが、連絡通路でさえも超豪華絢爛な作りとなっていて驚くばかりである。

あまりにも広すぎて建物の全体像を捉えきれていないが、おそらくザ パリジャン マカオ側の連絡通路だと思われる。

ザ パリジャン マカオのエントランスもかなりの壮大さである。

天井の高さ、内部の装飾、展示物のどれを取っても全てが桁違いで改めてカジノマネーの偉大さを痛感させられた。

そして外には実物大の2分の1スケールで建てられたエッフェル塔が君臨する。
深夜の時間帯だったため、ライトこそ消灯されてしまったもののその大きさに驚かされた。





どれほどの費用をかけて建築しているのか想像できないほどのレベル感で敷地一面に豪華な建物が立てられており、これこそが異世界なのだと思った。
マカオではたった1日でも数億円のお金が動いているというからこれほどの設備でも納得してしまう部分もある。



ロンドンの街を再現した「ザ ロンドナー マカオ」を訪問
さらにはロンドンの街を再現したザ ロンドナーマカオ (The Londoner Macao)という統合型リゾート施設もある。
ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート、ザ パリジャン マカオに続くサンズ社の3軒目となるヨーロッパをモチーフとしたIR(統合型リゾート)が「ザ ロンドナー マカオ」である。
大規模な統合型リゾートを次々とマカオに誕生させているサンズ社には驚きである。

19世紀後半のビクトリア朝のロンドンをイメージしたデザインを採用し、ビッグベンやウエストミンスター宮殿国会議事堂をモデルにした施設を設置している。

すでに存在していたコンラッド マカオ、シェラトン グランド マカオ、ザ・セントレジス マカオに加え、ロンドンをテーマとしたザ ロンドナー ホテルとロンドナーコートの5つのホテルからなり、客室の総数はなんと6,000室もあるそうだ。

ザ ロンドナー マカオには高級ホテルが所狭しと並んでいる形である。

様々な統合型リゾートを回ってみたかったが既に時刻は深夜の1:00過ぎとなっており、コタイ地区全ての施設を回ることは諦めた。


映画スタジオなどがあるIR「スタジオシティー・マカオ」を訪問
スタジオ・シティ・マカオ(Studio City Macao)は、映画やエンターテイメントの世界をテーマにしたユニークなデザインと体験が特徴で、映画スタジオやテーマパーク的な要素が加わり、統合型リゾートとしては他の施設とは一線を画している。
メルコリゾーツ・アンド・エンターテイメント(Melco Resorts & Entertainment)が運営しており、2015年に開業した。

深夜の訪問だったため、電気が消灯されてしまっているが、昼間に訪れると後ろのビル群が異彩を放っていることがよく分かる。


昼間に訪れるとこのようなとんでもない景色を見ることができるようだ。
総工費は32億米ドル(3,750億円)をかけており、カジノの収益性がなり見込めるからこそこのような莫大な投資を建物に対して行うことができるのだろう。

【画像引用: 「メルコリゾーツ&エンターテインメント社 公式サイト」】
「MGMマカオ」の特徴的な建物を遠目に眺める
遠くからではあるが、統合型リゾート「MGMマカオ」の姿も見ることができた。
MGMマカオ(MGM Macau)は、マカオの中心地に位置する豪華な統合型リゾートで、アメリカのカジノリゾート企業MGMリゾーツインターナショナルが運営している。

日本だと絶対に作られないような構造のカジノ施設となっており、低層界よりも上層階が横にはみ出した形の建物である。
大きな地震の少ないマカオだからこそこういった建物を建設できるのだろうが、元々もコタイ地区は埋め立てしたエリアでもあるため地盤が柔らかいのではないかという疑問を持った。

「ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート」でのカジノ体験
翌日は香港に戻らなければならないので、このまま統合型リゾート巡りをしていると朝になってしまうので、探検はこのあたりで切り上げ、最後に「ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート」のカジノを体験することにした。
コタイ地区には本記事で掲載した施設だけではなく統合型リゾートが他にも数多く点在しており、とてもではないが1日で回り切れる大きさではない。
マカオに行った際には、コタイ地区の統合型リゾートの勢いや開発ラッシュを見るためにも、是非一度は目にしておくことをお勧めした。
数年後には大阪にも誕生する予定の統合型リゾートの勢いを前もって体感することができるだろう。
そして実際にカジノをやってみた結果としては3,000円かけて数千円増えたものの、最後は0円になってしまった。
一攫千金を目指してカジノに挑戦しても、お金を増やすのはなかなか難しいのだろう。
館内は撮影をしたかったが、撮影禁止となっておりもちろん写真は撮っていない。
現在、日本ではカジノは禁止となっているが、日本人が海外旅行の際に海外でカジノするのは違法ではない。
マカオのカジノに入る際には、外国人はパスポートを提示することでカジノ施設内に入場することができるようになっているので、パスポートの持参は必須だ。
カジノ施設内では、ドリンクを無料で飲むことができたりとサービスも本当に素晴らしかった。
個人的には、無料のドリンク(オレンジジュース)が美味しく、2〜3杯お代わりしてしまうほどだったので一番忘れ難い思い出である。
カジノでは負けたものの、美味しいオレンジジュースを飲むことができて、結果的には良い思い出を作ることができた。
カジノ体験をした後、Uberタクシーを利用して、既にチェックインしているホテルへと戻ったわけだが、既に時刻は深夜2:00を過ぎていた。
ホテル到着後は、シャワーを浴びてベットに横になった途端、疲れからか一瞬で就寝することができた。
以上、マカオカジノ体験についてのまとめとなります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
続きは、#6でお会いしましょう。


