【アイルランドで家探し】2026年最新の実体験|家賃・探し方・サイト・シェアハウス事情を紹介します

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アイルランドでの家探しは、もはや就職活動より厳しいとも言われています。

2026年現在、ダブリンを中心とするアイルランドの住宅難は極限に達しています。1通の募集に数百人が殺到し、内見(ビューイング)の権利を得ることすら至難の業です。

私は2026年2月のアイルランドに入国後、Airbnbに2週間滞在する間に、なんとか今のシェアハウスを見つけることができました。

アイルランド国旗

この記事では、現地の住宅サイト「Daft.ie」で50件以上にメールを送り、返信が数件という絶望的な状況から、どうやって理想のオーナーに出会えたのか。 私が実践した「内見を勝ち取るメール術」や「詐欺回避のAI活用法」など、泥臭い実体験をすべて公開します。

また、日本では不動産会社に勤務していた経験もあり、宅地建物取引士の資格も所持していましたが、国が違えば制度も違うように、日本とアイルランドの家探し事情は異なり、私自身も苦労しましたので、実体験を踏まえた上で解説をしていきたいと思います。

2026年ダブリンでの家探しのリアル

まず、これから渡航する方に伝えたいのは、ダブリンでの家探しは、想像の10倍大変だということです。

ダブリンの家賃相場の目安(2026年時点)

  • シングルルーム(シェアハウス): €850 〜 €1,100(15万円〜20万円)
  • ダブルルーム(カップル可): €1,200 〜 €1,600(22万円〜30万円)
  • スタジオ(1人暮らし): €1,900 〜(35万円〜)

私はアイルランド入国後の2週間をAirbnbで確保していましたが、この「2週間」という期限が迫るプレッシャーは相当なものでした。結論から言うと、ネットの情報だけで日本から決めるのはほぼ不可能です。現地で動く覚悟を持ちましょう。

また、日本ではシェアハウスではなく、賃貸というと1人で家を借りることが一般的ですが、アイルランドの首都ダブリンでは家賃のあまりの高さから、シェアハウスをすることが一般的です。

アイルランドの住宅(例)

契約までの私の実際のスケジュール

アイルランドでの家探しですが、最初の内見のアポイントを獲得するまでは非常に苦労しましたが、素晴らしいオーナーとのご縁があり、私の場合内見後は順調に話が進みました。

現在の住宅事情を考えれば、これほどの条件は稀なので、かなり疑い深く契約を進めました。

応募から契約まで(私の実体験)
  • 2月23日 
    アイルランドに入国

    日本からはるばるアイルランドに到着。夜遅い時間の到着だったので、最初からAirbnbに泊まることはせず、安心なホテルを選びました。

  • 2月23日
    〜2月25日
    ホテルに滞在

    入国後、最初の2日間はホテルに泊まりました。ダブリン市内のホテルは高いですが、「イージーホテルダブリン」というホテルが一番安かったのでagodaで予約し宿泊しました。

    easyHotel Dublin City Centre
    アゴダ®で旅行を計画、予約はお手頃価格で。
    アゴダ®で旅行を計画、予約はお手頃価格で。
    開発元:Agoda.com
    無料
    posted withアプリーチ
  • 2月25日
    〜3月13日
    Airbnbに滞在

    ダブリン中心部のAirbnbを借りて2週間半ほど予約しました。この間に、家の内見、契約を済ませようという予定でした。毎日後述のアイルランド物件サイトDaft.ieで検索をかけるものの見つからず、不安な日々を過ごしました。

    Airbnbで借りた物件の共用部
    Airbnb
    Airbnb
    開発元:Airbnb, Inc.
    無料
    posted withアプリーチ
  • 3月4日
    内見(Viewing)が決定

    合計50件以上の物件応募の末、ようやく1件内見に辿り着きました。オーナーのメールには即レスをして、翌日内見をすることが決まりました。

  • 3月5日
    内見・口頭での契約

    実際に現地へ足を運び、物件の内見をしました。外観やオーナーの人柄、内装、入居者の構成、立地などを確認し、さまざまな物件の条件と比較して、契約する方向で話を進めました。

    慣れない異国での家の契約で、英語での会話だったので、契約内容に不安もあり、内見後にはオーナーと交換したWhatappで契約内容をこちらから文章で送り、再度確認を求めました。

  • 3月7日
    本契約・敷金の預託・入居

    鍵の引き渡しと、契約書を締結しました。このタイミングで、敷金を払いました。幸いなことに、数日間はAirbnbの予約日数がまだ残っており、宿泊先のダブルブッキング状態になることを説明すると、初月の賃料はなし(フリーレント)というご厚意もありました。これは本当に感謝ですね。

家探し開始から契約までのノウハウ

いよいよここからが本題です。

実際に私が家探しを開始してから、契約までのノウハウを順を追ってご紹介したいと思います。

家探しの媒体「Daft.ie」

アイルランドで家を探すなら、避けては通れないのがDaft.ieです。

Daft.ie
Daft.ie
開発元:Daft Media
無料
posted withアプリーチ

私はこのサイトを使い、合計50件以上の物件にコンタクトを取りました。しかし、返信があったのはわずか数件。 ほとんどが既読スルーか、返信が来る頃には「もう決まった」という状態です。

Daftの通知設定をオンにし、新しい物件が出たら1分以内にメッセージを送る。これが鉄則です。30分後では、オーナーの立場からすると、メールは数百通の山に埋もれてしまいます。

返信率を劇的に上げた「内見メール」

ただ「興味があります」と送るだけでは無視されます。私の場合は日本での不動産会社勤務という経験を活かし、大家さんが「この人なら貸したい」と思うポイントを徹底的に分析してメールを作成しました。

私が実際に送ったメール本文(例)

Daft.ieのメッセージ機能を利用して、以下の内容を送りました。

日本で不動産会社に勤務していたという経歴があったので、これを全面に押し出すことで、返信率がUPしたことは間違いありません。

仮に、そういった強みがなくとも、できる限りオーナーにとって「この入居者を入れたい」と思わせるような文章をオーナー視点に立って送ってみると良いと思います。

Hi, My name is ○○(自分の名前), and I am writing to express my interest in your room.

I’m from Japan, in our 20s, and currently in Ireland on ○○(ビザ名)

In Japan, I worked for a real estate agency, so I have a professional understanding of property maintenance and the importance of being a responsible, reliable tenant.

I am naturally very tidy and take great care of the spaces I live in. I have extensive experience in shared living and fully understand the importance of keeping common areas to a high standard and strictly following house rules.

I am both non-smokers and lead a quiet, respectful lifestyle. I am prepared to provide all necessary documents, including proof of funds and references.

I am available for a viewing anytime this week and look forward to the opportunity to meet you.

Best regards, ○○(自分の名前)

こちらがメール本文の日本語訳になります。

恥ずかしいぐらいアピールしていますが、これくらい書いても大丈夫です。というか、むしろ「どれだけ良好な入居者なのか」ということをできるだけアピールしましょう。

はじめまして、(自分の名前)と申します。掲載されているお部屋に大変興味があり、ご連絡いたしました。

私は日本出身の20代で、現在は(ビザ名)でアイルランドに滞在しています。 日本では不動産会社に勤務しておりました。そのため、物件のメンテナンスの重要性や、責任感を持って信頼される店借人であることの大切さをプロの視点から深く理解しております。

性格はもともと非常に几帳面で、自分が住む場所をとても大切に扱います。シェアハウスでの共同生活の経験も豊富ですので、共有スペースを高い水準で清潔に保つことや、ハウスルールを厳守することの重要性も十分に心得ております。

私は非喫煙者であり、静かで規律ある生活スタイルを好みます。資金証明やリファレンス(身元保証書)など、必要な書類はすべて提出可能です。

今週中であればいつでも内見に伺うことができます。ぜひ一度お会いできる機会をいただけますと幸いです。

よろしくお願い申し上げます。(自分の名前)

アピールのコツ

私の場合は、以下の内容をメールの本文に入れ込むことで、返信率がUPしました。

  • 信頼性:不動産会社の勤務経験があり不動産の賃貸には理解があること。
  • 清潔感:「日本人は部屋を綺麗に使う」というポジティブなステレオタイプを戦略的に活用。
  • 経験値:シェアハウスで共同生活した経験があること。
  • 準備万端:今週中なら内見はいつでも行けると提示。

また、非喫煙者であれば喫煙しないこと、ペットOKであればペットがいても大丈夫なこと、資金証明やリファレンスについては必要に応じて提出できることなどを明記しておくと、オーナーの立場では「この人に貸したい!」と思う可能性が高まりますので記載しましょう。

このメールの内容次第で本当に内見できるかできないかが決まりますので、本気で家探しをしているのであれば徹底してブラッシュアップすることが大切です。

内見が決まったら最速で動く

メールの返信が来たら、内見が確定し、確実に契約できるというわけではありません。

提示された内見日時の中では、できる限り早い時間を指定してください。 なぜなら、内見をした順で、最初の人がその場で「借ります」と言ってデポジットを払えば、その時点で募集は終了してしまうからです。アイルランドの家探しは、早い者勝ちの椅子取りゲームというのが実情です。

そして、内見をした際に、前向きに借りる方向で話を進めるのであれば、口頭だけではなく以下のような内容確認のチャットを内見終了後即座にWhatappで送ることも有効だと思います。

こちらは私が実際にオーナーに対して送ったチャットの内容で、以下の項目は物件の賃貸にあたって重要な項目なので確認を徹底しました。

  • 賃貸(Rent & Start Date): 賃料及び光熱費、賃貸開始日を確認しました。
  • 敷金と返金(Deposit & Refund Policy): デポジットの金額、契約期間(1年)満了前に解約をした場合敷金は返金されるか、解約する場合には何日前に通知すれば良いか
  • 契約書(Documentation): 契約書の発行は可能か

ちなみにアイルランドで生活(留学、ワーホリ)をしていくには、IRP(外国人登録)やPPS(税・福祉用の個人番号)の取得が必要になりますので、実際の必要可否に関わらずそれらの申請をするために早めに契約書が欲しいという趣旨でチャットをしています。

また、アイルランドの民間賃貸住宅の登録を行なっているRTB(Residential Tenancies Board:住宅賃貸借委員会)という機関がありますので、この登録番号を確認するというのも一つの手だと思います。仮に相手が詐欺だった場合は、かなりの牽制になりますので。

詐欺の見分け方とAI活用術

ダブリンには、切羽詰まった入居希望者を狙う詐欺が横行しています。

私は、常にAI(Gemini)に相談しながら家探しを進めました。物件情報やオーナーとのやりとりなどをAIに解析させ、「これは典型的な詐欺の手法か?」を客観的に判断してもらったのです。

もちろんAIだけに頼らず、友人や家族などにも相談して、本当に信頼して大丈夫なオーナーなのかを客観的な意見をもとに判断することが大切だと思います。

私のケース:オーナーが良心的すぎて疑った話

今の家を見つけた際、オーナーが非常に親切で、仮住まいのAirbnbから「内見の場所まで車で送り迎えするよ」と言ってくれました。 普通なら大喜びするところですが、あまりの神対応に「逆に詐欺ではないか?」と疑い、AIに相談しました。

結局、そのオーナーは大の日本人好きの本当に良い人でした。日本人の誠実さを評価してくれるオーナーに出会えたのは、属性をしっかりアピールした結果だと思っています。

その後も、買い物に車を出してくれたり、わざわざ遠く離れたアジア料理専門のスーパーマーケットに連れ出してくれたりと、非常に親切な方でした。

契約時は相手に失礼かなと思いつつも、全ての言葉を疑いながら手続きを進めるくらいで良いと思います。契約後にかなり警戒していたと話せば、良好なオーナーなら理解してくれるはずです。

ダブリンの街並み

契約時の注意点

「この家に決めた!」となっても、サインをするまでは油断禁物です。

英語に自信があっても、契約書特有の言い回しや不動産用語は難解です。内見終了後から契約までに、私は以下のことを徹底しました。

  1. 書面での契約を強く求める: 口約束は絶対にNGです。
  2. サイン前にAIで翻訳・解析: 契約書の写真を撮り、AIに読み込ませて「不利益な条項はないか」「退去時の条件は適切か」を日本語で確認しました。
  3. 内見時に設備を動画で撮る: 入居時の状態を証拠として残すためです。

それでも不安なら、オーナーの身分証明証の写真を撮らせてもらう、またはオーナーの本名を聞き出し、実名で公開されているSNSが実在するかなどをチェックするのも良いと思います。

私もオーナーの名前を聞いて、FacebookやLinkedinなどありとあらゆるSNSを調べ上げ、本当に実在する人なのかを確かめました。

勤務先や家族との写真を公開しているオーナーもいるので、より詐欺のリスクが減ると思います。私の場合は、オーナー家族がキャンプを楽しむ写真が掲載されていたので、少しは安心しました!

まとめ

  1. 数で勝負: 50件送って返信ゼロでも落ち込まない。51件目に優良物件があるかもしれない。
  2. 自己PRを徹底する: 「自分がいかに優良な借り手か」を伝える。
  3. AIを味方につける: 詐欺対策、英文作成、契約書チェックにAIをフル活用する。

アイルランドでの家探しは本当に大変なのは間違いです。

でも乗り越えれば、新生活の順調なスタートを切ることができます!

ダブリンの住宅街

家の契約後も100%オーナーを信じ切らずに、半信半疑で生活をしていくくらいでちょうど良いと思います。

一つアドバイスをすれば、Daft.ieなどに掲載されている情報は契約が終了するとすぐに取り下げられて見れなくなってしまうことも多いので、スクリーンショットなどを撮っておくと安心かもしれませんね。

家探しのご相談、承ります

もし今、アイルランドでの家探しで悩んでいる、あるいは「このメール、詐欺っぽいですか?」といった不安があれば、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

「TSUYOSHIの歩き方」運営者のTSUYOSHIがアイルランド現地より、無料でのご相談を承ります。私の経験が、あなたの新しい一歩の助けになれば幸いです。

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