ブルネイの首都、バンダルスリブガワンの見どころはまだ他にもたくさんあります。
オールドモスク、ロイヤル・レガリアに続き、訪れたのがニューモスクとも呼ばれるジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク(Jame’ Asr Hassanil Bolkiah Mosque)です。
ニューモスクは、バンダルスリブガワンの中心部とブルネイ国際空港の間にある新興商業地区ガドンに位置しているので、車でのアクセスも良いところです。
今回の旅では、ブルネイ滞在中の2日間にわたって見学をしてきたので、その様子をご紹介したいと思います。
「ジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク」見学記
オールドモスクと同様に、ニューモスクでも一般の観光客がモスクの内部を見学できる時間というのは限られており、事前に決められた時間でしか中を見ることができません。
もちろん服装規定もあり、女性は全員必ず入口付近で無料貸出をしている服を着用しなければならず、男性でも半袖や短パンなどの場合には同様の服を着用することが求められます。
私は、デング熱対策も兼ねて、東南アジアを旅する時には、どんなに暑くても長袖長ズボンを着用しているので、そのままモスク内に入ることができました。
2日間に渡るニューモスク見学の概要
今回ニューモスクを訪れたのは、9月25日(水)と9月26日(木)の2日間です。
なぜ2日間にもわたってニューモスクを訪れたのかというと、単純に初日は閉館時間だったから。
開館時間ギリギリで入場できると思っていましたが、残念ながら入ることができなかったのです。
正面入り口前には、大きくCLOSEDの文字があります。
これはどうやらムスリムは例外で、非ムスリムに対して適用されているようです。

2日目は非ムスリムでも入場可能な時間帯を狙って、無事に入ることができました。
入口付近には、大きくOPENの文字があって良かった。

見学記では時系列は前後しますが、ニューモスクの見学エリア毎に2日間にわたって見てきた場所をまとめてみましたので、ぜひ旅の参考にしてみてください。
ニューモスクの裏側
初日にニューモスクを訪れた時はこちら側が正面だと思っていましたが、どうやらこちらがニューモスクの裏側なのだそうです。
ここは中東ではなく、東南アジアであるにも関わらずアラビアンな雰囲気が漂っています。

現在在位中のハサナル・ボルキア国王の即位25周年に合わせて、8年もの歳月をかけて1994年に完成したといいます。
オールドモスクが完成したのが1958年のことなので、そのおよそ35年後にこちらのニューモスクが誕生をしたことになります。

こちら側からは車で入ることもできるようになっていて、車窓からモスクの様子を見ることができました。
この日の天気は雨だったので暗いですが、晴れていたらもっと鮮やかだったのでしょう。

車止めもかなり立派な作りです。
一般車でもこの通路を普通に出入りできるというのはありがたいことです。

ニューモスクの正面エントランスへ
翌日に再びニューモスクを訪れたときには、本当のエントランスでもある正面側からモスク内部に入ることができました。
マレーシアのブルーモスクや、ピンクモスクを見学した後だったので、そのモダンなデザインに圧倒されていましたが、ブルネイでは伝統的な様式のモスクが特徴なのです。
天井部分には29個の純金のドームが施されており、これは第29代国王(ブルネイでは国王のことをスルタンと呼ぶ)にちなんでこの数字にされたのだそうです。

正面エントランス付近には、小さい噴水のような泉がありました。
一つひとつの設置物に、かなりの趣向が凝らされていて面白いです。

8角形の池の中央にも噴水のような泉が設置されていました。
イスラム教における八角形は、天国を表す吉数なのだそうです。
イスラムに限らず日本でも8という数字は、縁起の良い数字として認識されていますよね。

正面エントランスのちょうど入り口付近には、赤い上着の貸出がありました。
女性は全員、男性も肌が出ている服装の場合着用をする必要があります。
このあたりはイスラムの戒律が厳格に守られているのだと言えるでしょう。

天井にも八角形の模様を見つけました。
モスクのエントランスに木材か使われているというのは、少し意外でした。
イスラムのモスクで木材を使用するというのは、あまり私の認識ではありませんでした。

美しいニューモスクの外観
モスクの内部に入るまでには様々な箇所を通る必要があり、その全てにおいてみに来た人々を圧倒させるような建築がありました。
こちらは裏口のエントランスからですが、モスク内部へと繋がる階段がシンメトリーとなっており、非常に精緻に作られていることがわかります。
階段を上がる時は土足厳禁、靴を脱いで立ち入る必要があるのです。

初日の観光の際は入れず仕舞いでしたが、翌日は開館時間中に来場できました。
階段の上から、今度は下を覗いてみた写真です。
やはりこちらも八角形のオブジェクトがあったり、シンメトリーになっています。

モスクの内部へと繋がる扉です。
映画に出てきそうな、まるで開けると異空間に転生してしまうかのような扉です。

まだこちらはモスクの内部ではありません。
モスク内部へと繋がる階段と天井のステンドグラスです。
まだ実際に行ったことはないのですが、雰囲気はまるでイタリアのローマのようです。

なんと床や柱は全て大理石でできており、実際にイタリア製のものなのだそうです。
通りでイタリアのローマの神殿の雰囲気と似ていると思ったわけです。

圧倒的な美しさを誇る天井のステンドグラス。
素晴らしさ以外の何ものでもありません。

これをブルネイ国王の個人資産で作ったのだというからすごい。
どれだけの資産を持っているのだという感じですね・・・

どこで写真を撮影しても絵になる構図でした。
何もかもが本当に桁違いです。

ブルネイ国内でも有名なオールドモスクとニューモスク双方ともに、莫大な資産をかけて建設されており、それだけブルネイという国がイスラムの教えを忠実に守り、巨万の富にも恵まれた国であるということを再認識させられました。
待ちに待ったニューモスクの内部
初日は残念ながら入ることができなかったモスク内部ですが、翌日にリベンジ成功です。
モスク内部には、祈祷の時間を除いて、イスラムの信者以外でも立ち入りができるのです。
イスラム教徒以外は立ち入り禁止のモスクもある中で、非ムスリムが自由に立ち入ることができるのもこちらのモスクの魅力の一つと言えるでしょう。

ブルネイは比較的厳格なイスラム国家だと思いますが、観光客に対しては寛容で、祈祷のためのモスクを今回のように海外の観光客のために一般公開しています。
日本では見ることのできないモスクを見学できるのは、私のような非ムスリムにとっては非常にありがたいことです。

天井が吊るされたシャンデリアは圧巻のひとことです。
ブルネイ随一の大きさを誇るニューモスクは、伊達ではありませんね。

なんとこの広大なモスクには、5000人もの人々を収容できるのだそうです。
写真にも収まりきらないほどの大きさでした。

結論、ブルネイ旅行の際には、わざわざ時間をとっていく価値のあるモスクだと思いました。
オールドモスクと、今回訪れたニューモスク、どちらもそれぞれ違いがあって楽しめるはずです。


