マレーシアの首都クアラルンプールの中心地と郊外にあるクアラルンプール空港の中間にある行政の新首都プトラジャヤという街を訪れます。
プトラジャヤは、2001年に連邦直轄領になり、新たな都市として作られました。
クアラルンプールからの首都機能の一部を移転するために作られた都市として、行政機関が多く立ち並びますが、その中でも一際目立つのが今回訪れるプトラモスク(Putra Mosque)です。
モスクの色は、ピンクの色をしており、通称ピンクモスクとも知られています。
行政の新首都プトラジャヤの街探索
プトラジャヤの街は、クアラルンプールから南に25km、クアラルンプール国際空港からも北に25kmと前述の通りほぼ市内と空港の中間に位置しています。
1995年のマレーシア第4代首相マハティール首相によって開発が進められ、2001年に完全な計画都市として誕生しました。
元々は、ゴムとアブラヤシの木が立ち並ぶプランテーションの土地だった場所ですが、現在ではそうだったとは信じ難い光景が広がっていました。
行政機関や、住居用コンドミニアム、大きな湖などがあり、全て人の手で作られた街としては本当に素晴らしい街でした。
クアラルンプール国際空港近くのホテル 〜 プトラジャヤまで
一度チェックインしたクアラルンプール国際空港連結のチューンホテルを出発し、Grabタクシーを利用してプトラジャヤの街まで向かいます。
空港からプトラジャヤまでは鉄道、バスなど他にも移動の選択肢はありますが、かなり手頃な値段かつ快適に移動できるGrabにて今回は移動をすることにしました。

日本では考えられないほど価格が安く、空港からプトラジャヤまでは、25kmの距離を30分ほどかけて、およそ1,000円で移動できてしまうのです。
これなら、Grabタクシーを利用した方が、他の交通手段よりも断然良いと感じてしまいます。
ホテルを出発し、程なくすると三井アウトレットパークが見えてきました。
日本企業の三井不動産が海外進出して完成させたアウトレットのようで、見た目は日本のアウトレットパークの何ら変わりはありません。
マレーシアにいるにも関わらず、まさに気分は日本にいるようです。

その後もGrabで車に揺られることおよそ20分ほどでプトラジャヤの街に入りました。
おそらくこの橋は、人造湖プトラジャヤ湖から流れる川を渡るための橋です。

プトラジャヤの街なかを走ります。
十数年前までは、プランテーションの森が広がっていたとは思えない光景です。

住居用のコンドミニアム、またはマンションでしょうか。
行政の首都の移転に伴い、人口増に対応するため、住居がどんどん建設されているようです。

Grabの車の中では、テンポの良い音楽が流れています。
どうやらドライバーの好みの曲のようです。
そして窓の外には、至る所にマレーシア国旗が見えるようになってきました。

マレーシアの大きな国旗を見つけました。
人通り、車通りも増えてきて、そろそろプトラジャヤの街の中心のようです。

プトラジャヤの街のシンボルで、近年有名になりつつあるプトラモスク(ピンクモスク)の姿も見えてきました。
プトラジャヤの街にやってきたのは、もちろんこれを見るためです。

プトラモスクの目の前で車を停めてもらい、ドライバーに別れを告げて車を出ます。
快適なドライブ、ありがとうございました。

プトラモスク前の環状交差点「プトラ・スクエア」
プトラモスクの目の前に到着をしたので、一目散にモスクの方へと行ってみたいところですが、一度その手前の大きな交差点の方向へ歩いてみることにしました。
環状交差点の中央部に位置する円形広場はプトラスクエア(Putra Square)と呼ばれています。
マレーシア国旗を囲むようにして、各州の州旗や連邦直轄地の旗が掲げられています。
もちろん知っている旗は、マレーシア国旗ぐらいしかありませんでしたが。

プトラスクエアの周囲に佇むのは、首相官邸や中央省庁の建物です。
日本でいうところの東京・霞ヶ関のような場所だということです。
東京と比べてしまうと、かなり自然豊かな土地には違いありませんが。

こちらの建物が、首相官邸です。
日本の石破総理は、こちらの首相官邸に来たことがあるそうです。
私自身もニュースで見聞きして、ここだったんだと思った記憶があります。

プトラモスク(通称ピンクモスク)
さて、プトラジャヤを訪れた最大の目的プトラモスク(ピンクモスク)周辺を歩いてみましょう。
プトラモスクの正式名称は、マスジット・プトラ(Masjid Putra)というそうです。
マスジットという言葉が、マレー語でモスクを意味します。

計画都市プトラジャヤの街の中でも、一際目立つ鮮やかなピンク色が特徴です。
遠くからでもはっきりと見え、まさにこの空間だけが異様な雰囲気を放っています。

マレーシアの国の威信をかけて作られたプトラジャヤの街は外国企業を10%程度しか入れず、残りの90%近くは国内企業によって構築されたといいます。
マレーシアの力は、恐るべきですね。
プトラモスクの周りには、プトラジャヤ湖が見えますが、これももちろん人造湖です。
環境保全や景観、レジャー目的と、街全体の自然冷却化を図るために広大な湖を造ったのだということです。

まさに国家プロジェクトによって完成された未来都市というべきでしょうか。
その中心にあるのが、約63億円をかけて1999年に完成したプトラモスク(ピンクモスク)です。

プトラモスクの中には、無料で入ることができるので、入ってみることにしましょう。
入口付近から全てがピンク色に装飾されており、まさに写真映えする光景です。

高さは50mにおよぶ中央のドームが特徴的です。
まさに、何から何までピンク色で統一されています。

マレーシアはイスラム国家だからか、アラビア文字もありました。
マレー語と、英語も併記されています。

モスクの中に入る時には、イスラムの戒律を守るため、女性は頭まで全身を覆うガウンを着用し、男性でも軽装ならばできるだけ肌を隠して中に入る必要があります。
元々ガウンを持っていれば良いのですが、観光客の全員がそうではないため、入り口付近には無料でガウンを貸し出してくれるカウンターもありました。
モスクの色に合わせて、ピンク色のガウンを貸し出してもらえます。

私は長袖長ズボンを着用していたので、ガウンは借りずにモスクの中へと入れます。
いざモスクに近づいていくと、その大きさには圧倒されます。

あまりのフォトジェニックさからか、最近は日本でも有名で、日本人観光客も多くいました。
マレーシアと聞くと、ここに一度は行ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。

ドームの中へと入ってみます。
カーペットから壁、天井までが全てピンク色の装飾で統一され、身が引き締まる美しさです。

外側から見てみるよりも、内部からドーム内を見上げてみると想像以上の大きさです。
円形部分に引き込まれるような、そんな気分になりました。

このドームの中では、一度に15,000人が祈りを捧げることができるようです。
15,000人というと、村の総人口くらいのところもありますよね。

日本で生活をしているとモスクを見ることはほぼないので、何だか新鮮な気分です。

ガウンの着用の仕方や、お祈りの仕方にも決まりがしっかりとあります。
非イスラムでも、モスクに入るのならば守らなければなりません。
中国語でも案内されているので、中国人観光客も多いようです。

ドームの入り口付近には、日本地図を見かけました。
よく見ると、なぜか有名な観光地の他に、アウトレットの位置が記載されています。
マレーシアに日本のアウトレットが進出しているからか現地でも有名なのかもしれませんが、観光地の他にアウトレットの位置を記載した地図を置くとはなんということでしょうか・・・
目的は、自分が訪れた地域にピンを立てるためです。
これをみるだけでも、関東、関西を中心に、多くの日本人が訪れていますね。

日本地図以外にも、世界地図も用意されていました。
アジアやヨーロッパからの観光客が多いようです。

そしてその隣には、中国大陸の地図もありました。
日本地図と中国地図だけは、世界地図とは別で用意されていたので、日本人と中国人の観光客の多さを窺い知ることができました。

まだまだマレーシア旅も始まりですが、最初から素晴らしいモスクを見ることができました。
私にとっては初めてのイスラム教国家の旅なので、全てが新鮮な体験です。

マレーシアを訪れたのなら、必見スポットとしてご紹介したいと思います。
空港から、市内から、双方からの中心地にあるので、ぜひ皆さんも足を運んでみてください。


