いよいよニュージーランド旅も最後の目的地クライストチャーチに到着です。
明日は帰国日なので、観光できるのは今日の夜まで。
残り時間は、夜まで楽しんだとしても6時間ほどでしょうか。
比較的街がコンパクトで、見どころも密集しているクライストチャーチの街を歩きます。
英国よりも英国らしい街「クライストチャーチ」街あるき
ニュージーランドの南島最大都市クライストチャーチ(Christchurch)は、オークランド、ウエリントンに続き国内第3の都市でもあります。
英国文化が色濃く残り、街の中には数多くの公園があり、「英国よりも英国らしい街」「ガーデンシティ」というような愛称があるのもこの街の特徴です。
そんな美しい街でしたが、2011年2月に発生したカンタベリー地震により街全体で壊滅的な被害を受けたことも記憶に新しいですよね・・・
東日本大震災の1ヶ月前かつ、現地でも多くの日本人が巻き込まれたこともあり日本でも連日ニュースになっていたことを覚えています。
今回は、そんな復興の過程にある、クライストチャーチの街並みを散歩してきましたので、その様子をご紹介したいと思います。
カンタベリー大地震の博物館「クエイク・シティ」
コインパーキングに車をとめて、あてもなく街を歩き始めた最初に見つけたのが、こちらのカンタベリー大地震の記録を残す博物館クエイク・シティ(Quake City)です。
当時の地震による被害や、街の様子など貴重な記録が紹介されている施設です。

街歩きの初めに見ておくと、震災当時と現在の街並みでどれほど復興をしたのか比較ができるのではないかと思います。
ただし私には今回時間がなかったので、前を素通りするだけにしておきました。
料金も大人一人20NZDと、けっこう料金が高めでした。

地球の歩き方によると、当時クライストチャーチで活躍した日本の救助隊に関する展示もあるそうです。
同じ地震大国に住む日本人として、こういう施設には非常に興味があります。

クライストチャーチをまた訪れたときには、クエイク・シティを訪れてみたいと思います。
拡張工事のため休館中の「カンタベリー博物館」
続いて訪れたのが、カンタベリー博物館(Canterbury Museum)です。
と言いたいところですが、ハグレー公園にある博物館は移転工事により休館中でした。
2028年頃まで工事が続くようなので、博物館を訪れることができません。
ですが、CoCA(現代美術センター)では、Canterbury Museum at CoCAと題して、カンタベリー博物館が移転開館しているようだったので、訪れてみることにしました。

入場料は無料でした。
館内では、カンタベリー地方の自然や動物についての写真展が開かれていました。

金色に光るバイクも展示されていました。
これは、何に使われていたのでしょうか。

実寸大と思われる動物の彫刻も展示されていました。

時間もないので、流れるように見て退館します。
有名なカンタベリー博物館には及ばないと思いますが、何も見れないよりかはマシだと思います。

またリニューアルオープンしたら、ハグレー公園にある本館のカンタベリー博物館にも行ってみたいですね・・・
クライストチャーチの街を目的もなく歩く
クライストチャーチの街の中心カセドラル・スクエアまで、街の中心部は全て歩いていける距離にあるので、街の様子を見ながら歩いてみることにしました。
街の中にある建物は、基本的に新しい建物ばかりです。
カンタベリー地震で多くの建物が倒壊し、再建されたからでしょう。
こちらは、市内を蛇行して流れるエイボン川にかかる橋です。

南島最大都市とは思えないほど、落ち着いた雰囲気がこの街にはあります。
そしてさらには、街の中に緑が非常に多いのです。

こちらはコンベンションセンターの建物だそうです。
建築デザインが特徴で、クジラの形に見えます。
近づいてみると、先住民族マオリの装飾も施されているようです。

こちらのビルは、立ち入り禁止になっています。
おそらく地震により倒壊の危険があり、取り壊されることなくそのままになっているのでしょう。
街の中を歩いていると、地震で倒壊し、取り壊しを待つビルを多く見かけます。
ただしそんなビルの工事用の外壁にも、ストリートアートがあり、復興の過程にあるクライストチャーチの街の力強さを感じます。

街の中には、トラム用の線路を至る所に見かけます。
伝統ある英国の街並みと、復興の過程で進化を遂げる街並みが融合し、これまで私が訪れたニュージーランドの都市とは全く違った雰囲気がありました。

案内板に従って、繁華街の方向へと歩いていきます。

バス停ならぬ、こちらトラム停です。
トラム乗り場も、なんだか見たことがない作りをしていますよね・・・

街の象徴クライストチャーチ大聖堂があった「カセドラル・スクエア」
クライストチャーチの象徴であったクライストチャーチ大聖堂がかつてあったのが、街の中心広場でもあるカセドラル・スクエア(Cathedral Square)です。
いわばこの街の心臓でもあったクライストチャーチ大聖堂は、2011年の大地震によって崩壊してしまいました。
象徴を失った市民にとっては、心に穴が空いてしまったかのような悲しみを感じた方も多かったのではないかと推測します。
現在大聖堂は本格的な復旧に向けて改修工事中ですが、一足先に改修が完了して、大聖堂と向き合うように立っているのが、カンタベリー地方開祖のジョン・ロバート・ゴッドリーの像です。

広場の一角にあるこちらの建物は、かつての郵便局の建物だそうです。
新しい建物ばかりのこの街では、異様な雰囲気を放っていました。
現在は観光案内所としても使われているそうです。

そしてこちらが、現在復旧工事中のクライストチャーチ大聖堂です。
周囲は、工事用の壁に囲まれ、再建が進められています。

2020年より本格的な再建工事が始まったといえ、地震から13年が経過した2024年でも、このような状態なわけですから、いかに地震による影響が大きかったかを痛感します。
これは大聖堂に限らず、街の様子を見ていても、つくづく感じるところでした。

今はまだ残念な姿ですが、2027年の修復に向けて、また新たな大聖堂の姿が見られることを期待して待っていようと思います。

工事用の壁には、復旧に向けたタイムラインもありました。
地震前の姿は、写真のような姿だったと思うと、ぜひ一度見ておきたかったです。
高さ63mの尖塔を持つ、美しいゴシック様式の建築だったそうですね。

カセドラルスクエアには、聖杯をモチーフにしたモニュメントもありました。

復旧が完了するまでに間は、こちらの聖杯がある意味で街のシンボルになっていますね。

カセドラルスクエアから少し離れた場所に、日本人の建築家が手がけたカードボードカセドラル(仮設大聖堂)もあります。
クライストチャーチ大聖堂が完成するまでは、カードボードカセドラルが仮の大聖堂として、市民の心の拠り所になっているのかもしれないですね。
次編で実際に行ってみたので、その様子を紹介したいと思います。
「クライストチャーチ・トラム」「在クライストチャーチ日本総領事館」
カセドラル・スクエア付近で散歩をしていると、ちょうどカラフルな色が特徴のクライストチャーチトラムが走ってきました。
市内の観光地をを循環するように走っているので、観光にも最適だそうです。

歴史ある車両を修復したトラムは、クライストチャーチの名物でもあるそうです。
確かに、乗ってみたい気分にもなりますね。

ある程度市内を歩いてみて回った後に、トラムに実際に乗ってみようと思っていましたが、なんとトラムの営業時間は夜の18:00までなのだそうです。
残念ながら、乗ろうと思ったときには、営業終了しており、乗ることができず・・・
今回はただ見るだけになってしまいました・・・

カセドラル・スクエアから東へ向けて歩いていると、偶然にも日本のクライストチャーチ総領事館を見つけました。
万が一、何か自分の身に起こった場合には、ここに駆け込めば大丈夫ですね。
もちろん、そんなことは起こってほしくないのですが。

クライストチャーチの街歩きは、まだまだ続きます。


