ミルフォードサウンドから、バスで戻ることおよそ5時間強。
ようやく拠点の街、クイーンズタウンへと戻ってきました。
宿泊をしているホテルは、クイーンズタウンの郊外にあるダブルツリーbyヒルトンクイーンズタウンというホテルです。
ミルフォードサウンドまでのバスツアー一行の中では、私のみが郊外のホテルに宿泊をしていたので、帰り道の途中でホテル近くで降ろしてもらえるはずでした。
ですが、あえて途中下車を断り、クイーンズタウンの市内まで行くことにしました。
こうすれば、クイーンズタウンの市内観光もできて、移動費も追加ではかかりません。
女王の街「クイーンズタウン」観光初日
クイーンズタウン(Queenstown)は、ミルフォードサウンドへの観光拠点の街でもあります。
南島の中でも、1年を通して世界中から観光客が訪れる観光都市というべきでしょうか。
美しい大自然が特徴のワカティプ湖のほとりに位置しており、さらには周囲の山々に囲まれたその美しさから「ビクトリア女王が住むのにふさわしい街」として、クイーンズタウンという地名が名付けられたそうです。
実際に歩いてみて、その名に恥じぬほどの美しい街並みが広がっており感動しました。
今回は、そんなクイーンズタウンの街歩きです。
夜のクイーンズタウンの街並み
ミルフォードサウンドからバスでクイーンズタウンに到着したのは夜の20:00頃です。
1日中お世話になったバスの運転手兼ガイドにお礼と握手を交わし、お別れしました。
短い間だったけど、本当に充実した1日でした。
そして、クイーンズタウンの街並みを歩きます。

この時間になると、お店も閉店している店の方が多いようです。
街の中心部は、アウトレットモールのような雰囲気ですが、人がそんなに多くありません。

モールを抜け、ワカティプ湖のほとりへと出てみます。

空気が澄んでいるせいか、湖面に煌めく街明かりが本当に綺麗です。
そして、欧州の街を歩いている感覚です。

どこか落ち着いていて、長く留まっていたくなるような雰囲気がありました。
明日は、再び街中に戻ってきて歩く予定があるので、今日はささっと観光することにします。

チュロスの出店もありました。
クイーンズタウンの冬の夜は凍える寒さなので、あったかいチュロスが食べたくなります。

湖面には、フローティングバーもありました。
まさに名前の通り、海に浮かぶレストラン・バーです。
過去に、ベトナムのホーチミンや、タイのバンコクなどでディナークルーズに乗った時のことを思い出します。

歩いてきた道を振り返ってみると、幻想的な光景が広がっていました。
クイーンズタウンの夜景は、想像以上に綺麗なのです。

さすがは、女王の住む街クイーンズタウンと名付けられた街です。

夜も遅いので、クイーンズタウンの散歩はこのあたりで終了します。
最後に街中で夕食を食べて、郊外のホテルへと戻ることにします。

クイーンズタウンでの夕食「日本料理店 TANOSHI 楽」
やはり海外の街を散歩していると、無性に食べたくなる日本の味。
せっかく海外へ来ているのだから、ご当地グルメを食べた方が良いことは分かっています。
クイーンズタウンの街並みで、美味しそうなお店を探しましたが、見つけたのも日本食でした。
日本食のお店を探したわけではなく、リーズナブルで良さそうなお店を探していたら、ここに行き着いてしまったわけです。

お店の名前は、TANOSHI 楽(たのし)というところです。
中心通りから少し奥に入ったカウ・レーン(Cow Lane)にあります。
観光都市として、カフェやレストランがひしめくクイーンズタウンには、さまざまな国の料理を提供しているお店がありますが、このお店は日本食料理店としては結構有名なお店のようです。
さまざまなブログや、地球の歩き方でも紹介されていました。

ラーメンや、お好み焼き、餃子、焼きそば、海鮮丼などさまざまなメニューを取り揃えるこのお店ですが、私がチョイスしたのは大阪風お好み焼きです。
ニュージーランドに来てまで、ふわっふわのかつおぶしが乗ったお好み焼きを食べられるとはまさか思ってもいませんでした・・・
値段は、たしか18NZD(日本円で1,600円)くらいでしょうか。
日本と比べると2倍の価格ですが、ここクイーンズタウンなら高いとも言えないでしょう。

味は、本格的な大阪風のお好み焼きで、大阪で食べたことがあるお好み焼きと同じ美味しさで、大満足でした。
本当はもっと食べたいのですが・・・物価が高いのでこのあたりにしておきましょう。
西洋風のバーのような雰囲気と、騒がしくない日本風の隠れ家居酒屋を折衷させたような雰囲気で、日本にいるような、海外にいるような不思議な空間の店内でした。
クイーンズタウンで落ち着いて日本食を味わうには、最適なお店だと思いました。
女王の街「クイーンズタウン」観光2日目
昨日は街中での夕食後、ホテルへとタクシーで戻りました。
夜遅くなると、郊外のホテルまではタクシーで戻らないといけないところが少し不便です。
そして、翌朝はホテルをチェックアウトして、レンタカーを借りて再びクイーンズタウンの中心部へとやってきました。
今日は昼間のクイーンズタウンをゆっくりと巡っていきましょう。
街のメインストリート「クイーンズタウン・モール」周辺
クイーンズタウンの街といえば、クイーンズタウン・モール(Queenstown Mall)が有名です。
昨日の夜も少し歩きましたが、また昼になると美しい街並みが広がっているのが分かります。
この道をまっすぐ進むと、ワカティプ湖へと出ることができます。

クイーンズタウン・モールからは少し離れますが、クイーンズタウンの超有名店ファーグバーガー(Fergburger)です。
クイーンズタウンが話題にあがれば、このお店も必ずと言って良いほど出てくる行列のできる超人気のハンバーガーショップなのです。
私が訪れた時もあまりの行列に、入店を躊躇ってしまうほどでした。
大人気の所以はそのハンバーガーの味です。
せっかくクイーンズタウンまでやってきたので食べようかと思いましたが、価格は一番安いメニューでも16NZD〜程度(日本円で1,400円程度)でした。
またいつかこの街には来てみたいと思うので、その時の楽しみとして残しておきます。

さて、クイーンズタウンモールへと戻って、歩いていきましょう。
人気の観光地にも関わらず、人通りはけっこう少なめでした。
人が多くなくて、空気も綺麗なので、散歩やショッピングにはもってこいです。

ゴミ箱が街の至るところにあるのも、欧米の街並みとそっくりです。
旅行者にとっては、これは本当にありがたいです。
日本だと街中のゴミ箱は、異様に少ないですよね・・・

モール周辺を歩いていても、どこを切り取っても絵になる。
まさに、そんな街並みです。

クイーンズタウンの象徴「ワカティプ湖」湖畔散歩
冒頭でもご紹介しましたが、クイーンズタウンの街の象徴はワカティプ湖(Lake Wakatipu)で、ニュージーランド3番目の大きさを誇る湖です。
クイーンズタウンモールからも徒歩ですぐに行ける場所なので、湖畔を散歩してみます。

ちょうどこの日は、澄み渡る青空と、煌めく湖面が本当に美しい散歩日和でした。
毎日こんな景色を見られる、クイーンズタウン市民は本当に羨ましいです。

実はこのワカティプ湖ですが、1日に何度も潮が満ち引きするように、水位に高低差があるのだそうです。
先住民族マオリの伝説によると、ワカティプ湖の形を巨人に見立てて、その巨人の心臓の鼓動によって、湖の水位が満ち引きしているといいます。
マオリ族からしても、この現象は不思議だったのでしょう。

実際のところは、気温と気圧の変化によって水位の高低差が発生しているようです。
科学的に捉えると、意外とあっさりとしてしまいますね・・・
伝説は伝説として、これからもずっと残って欲しいものです。

ワカティプ湖の名前の由来も、「ワカ・ティプア・ワイ・マオリ」=巨人の横たわる谷間の水というところから来ているそうです。
なるほど、ワカティプという名前はこんなところから来ているのですね・・・

ワカティプ湖のほとりを歩いていると、クイーンズタウンの街並みを見渡すこともできます。
奥の山には、後編でご紹介するスカイラインゴンドラが見えます。
そして、その手前にはかつて街の北部を流れるショットオーバー川での金の発見以降、急速に発展を遂げ、その後金脈が尽きるとともに没落し、再び観光都市として復活を遂げたクイーンズタウンの街が広がっています。

今でこそ牧歌的な雰囲気の漂うリゾート都市ですが、過去にはそんな歴史もあったのだと、湖畔を散歩しながら歴史に思いを馳せます。

知らぬ間に、鳥がたくさん私の足元に集まってきていました。

当時は何の鳥かも知らずに散歩していましたが、後ほど調べてみるとマカモという鳥なのだそうです。

同じマカモのようですが、手前と奥で羽色が異なります。
手前がオスで、奥がメスのつがいのようです。
繁殖行動のため、オスは越冬中の間は鮮やかな羽色に生え替わっています。

このワカティプ湖でつがいを形成して、春になるとともに繁殖地へと移動していくのだそうです。
まさにここワカティプ湖は越冬地というわけです。
8月の終わりなので、ニュージーランドの冬も終わりに差し掛かります。
もう少しで待ちに待った9月、春がやってくるのです。

鳥の観察をしていると、ときはあっという間に過ぎてしまいました。
旅の途中でも、壮大な自然を目の当たりにすると、のんびりしていたくなるものです。

でも旅の時間も有限なので、そろそろ移動しましょう。
このあたりは、ワカティプ湖を遊覧できるクルーズ船の乗り場でしょうか。
クイーンズタウンモールの人影はまばらでしたが、このあたりは人の姿が多く見えます。

夜の雰囲気も好きですが、昼間の方がもっと綺麗で、散歩が本当に気持ち良いです。

街の奥にそびえる山々の雪景色が相まって、まさに高原リゾート都市のような雰囲気です。

湖畔には、焼き餃子のお店もあったので、立ち寄ってみることにしました。
美味しそうな匂いに釣られて、思わず食べたくなりました。
店主はおそらく中国人でしたが、英語で会話をします。
餃子は、豚肉&キャベツと牛肉&玉ねぎの2種類(8個で10NZD、12個で15NZD)です。

私がチョイスしたのは、8個の豚肉&キャベツ餃子でした。
寒いのですぐに冷めてしまいます。
味は日本ではあまり馴染みのないような薄い風味が特徴でした。

その後も食べ歩きをしながら、クイーンズタウンの街を歩きます。
この街は、また必ず訪れたいと思わせる街並みでした。
というか、絶対にまた行きたいと強く思っています。

ニュージーランドへ行くなら、南島のクイーンズタウンに宿泊することをおすすめします。
大自然に出会えること間違いなしです。


