セントメアリー大聖堂の内部を観光し終えて、雨が降るなか徒歩で向かったのが、シドニー最古のショッピングアーケードである「ストランドアーケード(Strand Arcade)」です。
このあたりはシドニーの市内中心部に位置するところで、市内を南北に走るピットストリート(Pitt St.)の一部がアーケード街になっています。
ストリートの両側に沿うようにして続くアーケードの中でも最も人気があるところがストランドアーケードなのです。
この日のような雨の日でも、屋根があって観光がしやすい商店街を歩いてきたので、今回はその様子をご紹介したいと思います。
ストランドアーケードからも程近い日本食店でラーメンを食べたので、そのときのことも最後にまとめておこうと思います。
シドニー最古のショッピングアーケード「ストランドアーケード」
ストランドアーケードがオープンをしたのは、1891年のことです。
日本でいうと明治24年、ちょうど来日中のロシア皇太子(のちのニコライ二世)が滋賀県庁を出た直後に、護衛の津田三蔵によって切りつけられら大津事件が起こった年です。
あまりイメージがつきにくいかもしれませんが、今からおよそ百数十年前のことです。
アーケードの外側
市内を歩いていると、ストランドアーケードと書かれた看板が見えてきました。
西側のジョージストリートに面する入り口からアーケード内へと入ってみます。

とそのとき、ちょうどジョージストリート沿いを走るシドニーライトレールの姿が見えました。
まさにこの風景は、ヨーロッパのどこかの街並みとそっくりです。

逆にライトレールが走っていると、ヨーロッパの街並みの雰囲気をどこか感じます。
日本でも宇都宮でライトレールが走るようになりましたが、一気に垢抜けた街になったと思います。
ライトレールは、街を活性化させるだけではなく、彩りを与えてくれる効果もあるのかもしれません。

アーケードの中へ
ライトレールには何度もこれまで乗っているので、次にすすみます。
西側から東側へと伸びる直線状のストランドアーケードの中へと入っていきます。

建物の古さや、文字の色使いなど、どこか日本の昭和の雰囲気を感じます。
英語ではなくて、これが全て日本語だったらと思うと、昭和のデパートとなんら変わりはないかもしれません。

立ち並ぶお店も、歴史と伝統を過去から紡ぐお店ばかりのようです。
良くも悪くも、目新しさを感じないアーケード街だと思います。

特に何かを買う予定はないのですが、レトロなアーケードを散歩するだけでも楽しいのです。

天井には採光のための天窓があるので、アーケードの中は明るくなります。
床のタイルもどこか日本の昭和チックな雰囲気を感じます。

この日は1月4日ですが、まだまだクリスマスの装飾が飾ってあります。
日本ではクリスマスが過ぎれば装飾を片付けますが、海外では新年明けてからも装飾はそのままにしておくのが一般的なのです。
ツリーを片付けるのは、1月の中旬ごろが普通なので、長いクリスマスを楽しむことができますね。

ストランドアーケードですが、西はジョージストリート(George St.)、東はピットストリート(Pitt St.)まで104mもの距離にわたって商店街が続きます。
無心に歩いていても、かなりの長さだなと感じたことを覚えています。

およそこの辺りで、アーケードの東の端付近までたどり着いたでしょうか。
軒を連ねる店舗の照明が、煌びやかな空間を作り出しています。

ストランドアーケードはG階〜4階までカフェや衣料品店などのショップが立ち並びます。
G階はグラウンドフロアの略で、日本の1階に相当します。
日本的な言い方をすれば、G階から4階とは、1階から5階に相当するということになります。
これは、2階付近(日本なら3階)から吹き抜けを見た光景です。

天井にはシャンデリアとは違いますが、大きな装飾が吊り下げられています。
地震が来たらと思うと心配になりますが、シドニーでは地震は稀なので心配の必要はないでしょう。

普通に通り過ぎるだけでは勿体無いくらいの装飾なので、ぜひ足を止めてみてみると面白いかもしれません。
ビクトリア時代の建築様式が醸し出すクラシックな街並みも歩いていて結構楽しいですよ。

さて、このあたりでストランドアーケードの散歩は終わりです。
3連泊中のホテル「イズホテルシドニーQVB」までは徒歩圏内なので、一旦ホテルに戻って休憩をすることにしました。
時刻は夕方の18:00前、ホテルで休憩をしたあとは、再び街へ夕食を食べに繰り出します。
シドニーの日本食麺料理店「めんや」でラーメン一杯
オーストラリア旅も残すところ、翌日の1日のみとなりました。
もう少し我慢をすれば、日本に帰ることができますが、どうしても日本食が食べたくなりました。
こういうときに頼りになるのが、Googleマップのレストラン検索機能です。
ホテルの中で「日本食」というキーワードで探すと出てきたのが、ホテルからも、そしてストランドアーケードからも徒歩圏内にある日本食麺料理店「めんや(Menya City Japanese Noodle Bar)」です。
いざ店の中へと入ってみましたが、店員さんは日本人のような見た目をしていますが、普通に英語で接客をされます。
日本語で話していいのか分からなかったので、メニューを指さしながらラーメンを一杯注文してみました。

頼んだのは、Menya Ramen(16.9AUD)という最も安くてベーシックなメニューです。
日本円に換算をすれば一杯1,700円弱ということになりますが、ここは物価の高いオーストラリアなのであまり高いとはいえないでしょう。
味は日本のラーメンそのものでした。
外国人向けに味付けがされているのかもしれませんが、日本人の私にとってはもう少ししょっぱさがあっても良かったと感じました。
シドニーでラーメンを食べることができたわけですから、それだけでも感謝をしなければなりません。

これで観光は終了と言いたいところですが、この日は最後にもう一箇所訪れます。
一旦、ホテルへと歩いて戻ります。


